2009年 10月 07日
きれいに晴れた火曜日。 気温は低くて、風は晴れていても冷たかったものの、太陽が出ればやっぱり暖かいニュージーランドの典型のような日でした。陽射しが、日に日に強くなっていくことを感じる今日この頃です。 さてこの日は、春しか釣りにならない南の方の小川へ出かけました。 春オンリーの小さな川、この周辺にはけっこうあります。産卵遡上したマスたちがそのまま夏頃まで残留していたり、高水位の時に本流から上ってきてやはり残留している、というパターン。だいたいクリスマスの頃までにはほとんどの魚が本流や湖まで下ってしまうので、年が明けるとなかなかマスを見つけることはできないのです。 とにかくクリスマス頃までは、そんな小河川の釣りを楽しむことが、そこここでできます。 この日は久々に、釣り友Fさんとの釣行でした。 Fさんはこのブログにも何度か登場している、女性アングラー。日本の有名FFMにキャスティングを手ほどきされたとあって、釣りは上手です。やっぱり、しっかりとした基本を、しっかりとした眼力を持っている人に教わった人は違います。ループがきれいに伸びるあたりは、うらやましいくらい。初めて出会った頃は、フライを水に落としてから先の技術が今一歩だったのですが、その辺も去年あたりからグンと上手になってきた彼女です。まあ、自分は技術に関してはとやかく言えるものではありませんが。 釣りはいたってシンプル。 まず魚を見つける。そう、サイトフィッシングになります。 魚の数は決して多くは無いので、あやしい所に全部投げていたら、ものすご~く効率が悪い。 そして、この時期はニンフィング中心です。ウェイトのついたニンフをしっかり沈めて、インジケーター、または魚の動きを見て合わせる。これだけです。 そのシンプルな釣りの結果がこれ。 この魚、Fさんにとっては生まれて初めての60cmオーバー。 記念すべき魚になりました。 Fさんにとっては、同時にシーズン最初の1尾。何とも春から縁起がいい! おめでとうございます!! なかなかフライを口にしない魚でしたが、あれこれフライを取り替えて、ようやくものにした1尾でした。30回くらいはキャストしたかも知れません。 この前に1尾、思いっきりバラシていたので、うれしさもひとしおだったみたいです。 この後もちょこちょこと魚はいたのですが、低水温が災いしてか何だかフライに反応が悪くて、結局この川ではこの1尾でおしまい。まあ、これで良しとしなければね。 自分も1尾キャッチして、もう1尾は「ハイ、釣りました~」と岸辺の浅いところまで引きずり上げた所で、バシャバシャ暴れてフックを「ピン!」と外して、自分で水に戻って行きました。まあ、釣り上げたようなもんかな。 だいたい、納得の結果になった、春オンリーの小川への釣行となりました。 納得が行かなかったのは、その後に少しだけ訪れたスプリング・クリーク。 ライズする大物をドライで仕留めようという思惑でしたが、なぜかメイフライはけっこうハッチしているのに、ライズが一つもないという状況。結局一度もロッドを振ることなくその場を後にしたのでした。 解禁日に訪れた時には、同じような状況でけっこうライズもあって、フライへの反応も良く楽しませてくれただけに、この日の静けさは意味不明。本当に納得が行かなかったので、すぐに翌日、再挑戦となったのです。
by nzsanpei
| 2009-10-07 18:05
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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