2009年 11月 23日
この日の同行者は、ご夫婦揃って釣り友のマサさん&ユキさんご夫妻のユキさんの方だけ。ユキさんは出産&子育てに追われていたので、実に1年半ぶりの釣行となりました。 あ、ちなみにマサさんの方はというと、もちろん家で愛娘の面倒を見ていました。えらい! 目的地はワナカ方面。 いくつかの湖に注ぐ小川を「拾い釣り」です。 この時期はレインボーの産卵シーズンにあたり、普段魚が全くいない小さな小川にもけっこうな数のレインボーたちや、それに便乗したブラウンたちが入っているのです。産卵期とは言っても、そこは食べ物には遠慮がないレインボー。ちゃんとフライにはアタックしてきます。もちろん、ドライフライにも。 最初の川は、湖に注ぐ小さな小さな川。ひとっとびで渡れるくらいの小さな流れです。 釣りは全部ドライで。 魚はポツポツ、小さな流れの中でも比較的深さがあるような所に入っていました。 それほど産卵行動に夢中ではないような奴を狙ってフライを落とすと、けっこういい感じに反応があります。 さすが久々の釣りのユキさんは、緊張も並々ならぬものがあったようでした。魚がフライを咥えても早合わせになってしまったり、フッキングしてもその後のファイトに力が入りすぎてラインブレイクしたり、とスリル満点ながらもちょっと残念な結果の繰り返し。ここでは残念ながらノーフィッシュ(3バラシ)に終わったのです。 自分はというと、小川を湖まで下りた河口周辺の浅瀬で、クルージングしてくるブラウンをドライでちゃんと仕留めましたよ。この1尾で満足。 その後に向かったのは、ずっと山奥の中規模河川の最上流部。真夏以降に来ると、素晴らしい渓相の割には全然魚がいないちょっと期待外れの川なのですが、この時期は別です。魚はあちこちにけっこうな数が見え隠れ。 落差の大きい複雑な流れに四苦八苦しているユキさんを横目に、まずは自分が1尾ゲット! 流芯の向こう側に落とした#10のスティミュレーターなんていうど派手なフライでしたが、流れの底から「グワッ!」と浮上してきて「ガバッ!」とやってくれました。 フライへの反応の良さからてっきりレインボーだと思っていたのに、いい感じのファイトの末に岸に横たわったのは、大きなブラウン。山奥の魚がエサに貪欲なのは、どこでも同じなんですね。 計ってみたら66cmありました。これまた満足。 ユキさんはというと、2尾のフッキングに成功。 「切れないで~~~!」と神様にお祈りしながらファイトしても、やっぱり切れちゃうんだな、これが。 力んでしまって、一度はリールを「ギュ~ッ!」と握り締めてしまったりもしていましたから、まあ当然といえば当然の結果なのですが、本人は相当悔しい思いをしていたに違いありません。 その証拠に、当初「5時か6時までに帰る」というご主人との約束(契約?)は完全に却下されて、帰宅は午後8時になったのでした・・・・・。その後何が二人の間であったかは、不明です。(笑) 約1名は5バラシという結果に悔しさで一杯だったようですが、でっかいドライフライにでっかい魚がドカン! なかなか痛快で楽しい釣りではありました。 できれば同様の他の川にもあと数回、行けたらいいなと思う今日この頃です。
by nzsanpei
| 2009-11-23 08:24
| 釣り日誌
|
Comments(0)
|
アバウト
ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
カテゴリ
ウェブサイト
ゆめらんどNZ.com
ニュージーランドでぜひ釣りをしてみたい、と思ったあなた!個人旅行をしてみたいあなたも!色々なわがままが叶う、完全オーダーメード制、現地のプロのツアー会社です。お問い合わせはどうぞお気軽に! 以前の記事
2021年 04月 2021年 02月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 07月 2020年 05月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 more... 最新のコメント
最新のトラックバック
検索
フォロー中のブログ
外部リンク
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||