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Angler's Notes from Southern Alps

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2010年 12月 17日

12月16日 4番ロッドと夏の釣り

相変わらず、安定した夏の気候が続いている、南島の内陸部です。
セミが鳴き始めて、徐々にその勢いを拡大しつつあります。しめしめ。

木曜日は薄曇りながら、風も穏やかで気温も高め。
前の日しこたまお酒を飲んでも二日酔いにならなかったので、午後からいつものマタウラ川上流域へ足を運びました。そろそろ夏らしい、ドライフライの釣りができるんじゃないか、と期待しつつ・・・。
そして持っていったロッドは、日本でイワナ釣りに使った8’0”の4番。
メインロッドが壊れてから、昔の5番を引っ張り出して使っていたのですが、今一つロッドとラインのしっくりする組み合わせが見つからなかったので、それなら4番にしちゃえ、と思った次第。
川の規模も大きくないし、低水位でソフトなプレゼンテーションが要求されることもあり、「ま、悪くはないから、やってみようか」と。

良い天気にも関わらず、川は意外なほどに空いていました。どこのアクセスにも釣り人の車が見当たらず、ポイントは選び放題。ま、クリスマス前ということもあり、嵐の前の静けさ、といったところなのでしょうか???
気温は最高で26℃。
水温もなかなか高めでした。メイフライのドライやニンフの釣りにはならないのだけは間違いないですね。

12月16日 4番ロッドと夏の釣り_e0098148_9303956.jpg夏場御用達のバンクの続くポイントに到着して、早速魚を探すと・・・・。
「もぞっ・・」と地味~なライズを発見!対岸の、バンクぎりぎりのところでした。
とりあえず夏風味の釣りを求めてきたので、夏風味のドライフライをセット。しばらくぶりの4番なので、2~3度キャスティングの練習をしてから、それでは、とライズの主に挑戦を挑みました。で・・・・・・。
一発!でした。
元気な50cmオーバーのブラウン。

その後は、やはり同じような調子で3連発。真夏の午後2時という、一番暑い時間帯の出来事と考えると上出来です。一番大きかったのは、写真の59cmでした。


さて、4番ロッドはというと、これがなかなか良かったです。
確かに、60cm近い魚を相手にしていると、心もとない感覚は否めません。ふわふわ、ふにゃふにゃした感触もあるし、パワフルな魚にはバットから持っていかれそうです。もちろんですが、ロッドはきれいに弧を描くというか、半円以上に見事に曲がります。「曲がりがいいね。」なんて、某メーカーS専属プロのS氏(わかりますか?)のようなコメントは、とてもじゃないけど理解できないな、なんて思いつつのやり取りでした。
でも、最近の技術はすごいですね。
そんなに曲がっても折れないし(あたりまえか)、ちゃんと魚のパワーを吸収してくれるので、5番よりもかえって魚を岸に寄せるのは早いくらい。ちゃんと用は足してくれるわけです。
あと、何よりロッドとラインのバランスが良いので、ラインコントロールがし易いのが◎。
重たいニンフを投げたり、60オーバーを相手にするのでなければ、十分に楽しめそうだということがわかりました。どうやら今シーズンのマタウラ川での釣りは、これが主役になりそうです。


さてさていよいよ年末年始が近づいてきまして、その時期は毎日お客さんをご案内して周辺の川や湖に出没することになります。体力がもつか心配。ま、頑張りたいと思います。
1月以降も、このまま行けばきっと楽しいドライのサイトフィッシングのシーズンに。
大きなドライフライに大きな魚が出る光景、たっぷり拝ませていただく予定です。皆様どうぞご一緒に。

by nzsanpei | 2010-12-17 09:55 | 釣り日誌 | Comments(0)


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