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Angler's Notes from Southern Alps

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2011年 01月 26日

1月25日 マタウラ川上流域

1月25日 マタウラ川上流域_e0098148_8223429.jpg

ちょっとした仕事で、南の端の大きな町「インバカーギル」に行った帰り道、川に寄り道して帰ってきました。
こちらの地方は、いつも(自分が行く時には、かなりの高確率)じと~~~っと低い雲が垂れ込み、くら~い雰囲気の天候ばかり。火曜日も、そんな日でした。
はじめはマタウラ川の下流域に行ったんですが、雨が降っていたので退散。。。。
ついでに友人のデイビット(マタウラ下流の有名ガイド)に挨拶でも、とデイビットの家にも行ってみましたが、お留守。
早々とマタウラ川下流域を後にしました。
ちなみにマタウラ川下流域は、なかなか良い雰囲気でしたよ。
でも雨が降るとライズがあまり出ないので、今回はおあずけ。

で、そのままいつものマタウラ川上流域へ。
なんだか、今シーズンは空いていますね、このエリア。
この時期だというのに、全然道路わきに停められている釣り人の車を見かけません。地元民の我々にとっては良いことです。あまり釣れないのに混んでいる川だって、いくつもあるというのに・・・。

川に降り立ってみると、無風の条件にも関わらず、まずライズがあまり見られない。
で、驚いたことに、この時期だというのにずいぶんな低水温。先日来た時には、普通に温かかったんですけどね。どうやら源流部の山に雲が低くかかって気温も上がらず、それが水温にも影響しているようです。
でも、魚はちゃんと釣れました。

上の写真の魚は、このエリアでは珍しい大型サイズの62cm。
対岸のバンク際で、目立たない地味~なライズをしていた奴です。
で、本当にバンク際を流れたエサしか食べませんでした。
5~6回バンクから30~50cmくらいの所を流しても、反応なし。で、最後にフライを対岸のバンクにぶつけて、バンクからせいぜい15cmにも満たない所をドリフトさせたら、あっさり喰ってきました。
ま、こういうことってよくありますよね。

その後も、まずまずテンポよく数匹釣れて、釣りとしては十分に満足。
「帰りがけの駄賃」としては、十分でしょう。

しかしですね、、、一つ課題が。ずっと前から悩まされているのですが、この日もやはり解決できませんでした。
それは、「Willow Grub」(ウィロー・グラブ)。
Willowは柳。Grubはイモムシ。
ということで、柳につく、小さな明るい緑色のイモムシです。
これが水面に落下している時は、マス達が柳の下で嬉々としてライズを繰り返すのですが、この状況に効果的なフライ・パターンが全然見つからない。
他の人たちが使っている色々なパターンも試してみてはいるのですが、成果は出ません。
どなたか、使えそうなパターンをご存知だったら教えて下さい。
イモムシは、
・明るい緑色で頭部は黒
・フックサイズにして、#16~#18。太さは1mm程度。
・水面を、浮いて流れてきます。が!(ここがポイント)フックでいうとタテではなく、横に浮いて流れてくることが多いです。ボディの半分くらいが水に沈んでいることが多いでしょうか。
・体を真っ直ぐに伸ばして浮いている、ということはまずありません。

つまり、浮くイモムシ(しかも横に浮く)が必要なのです。

マタウラ上流域のマス達は特にセレクティブなので、NZの他地域で有効なパターンも、ここでは効かないようです。他のガイド達も、けっこう苦労しているみたい・・・。
さて、どうしたもんでしょう。
皆様のお知恵拝借。

by nzsanpei | 2011-01-26 08:57 | 釣り日誌 | Comments(10)
Commented by KABU at 2011-01-26 23:34 x
イモムシ系ですかぁ~・・・・(汗)

北海道のブナ虫では、単純にフォーム系のインチワームを使用していますが、こっちは水面から吊り下がるシルエットの方が反応が良いのに。。。

お役に立てられるかどうかは甚だ不安ですが、一つはパラシュートスタイルにして、ウイングポストもハックルもめいっぱい短くし、フロータントで浮かせる。
もう一つは、グリーンボディーにファイバーを短く切ったハックルでエルクヘアーカディスのようなボディーハックリングをして、フロータントで浮かせる。

どうでしょう?
#16~#18サイズでしたらフライの自重も軽いので、けっこう浮きますよ!
ボディーもマイクロシェニールとかですと、カラーバリエーションが豊富ですしね!!

Commented by nzsanpei at 2011-01-27 06:39
>KABUさん
アイディア色々、ありがとうございます。試してみようと思います。
ハックルを少量使ったパターンはこちらでも使われることはあるようなのですが、自分は試したことがありません。ハックルが邪魔にならなければ良いのですが・・・。
しかし、ブナ虫のパターンなんてあるんですね!知りませんでした。
Commented by かぶと虫 at 2011-01-27 21:38 x
沈めるなら試験管ダワシが一番ですが、ドライだったら、やっぱりパラシュートの半沈みパターンでしょう!ウィングポストの位置を変えて浮き方にバリエーションをつければいいかもしれません。
Commented by KABU at 2011-01-28 09:54 x
あ、追記ですが、パラシュートスタイルではなくても、ヘッド部分とテール部分の2箇所に高浮力のエアロドライウイングやフローティングヤーンをごく短く少量だけポストのように立てても良いかも・・・・

もしくは、フライのシルエットの邪魔にならないような量を、シャンクのど真ん中に立てて、ハックルを巻かないパラシュートのようなスタイルが簡単かもしれませんね!

コチラのようにブラインドで叩き続ける釣り方ではないですから、フライの浮力は2~3回のプレゼンテーションさえ保ってくれれば良いと思われるので、この際ですからフライの浮力ウンヌンは度外視してみたらどうでしょうか?
Commented by nzsanpei at 2011-01-28 10:27
>かぶと虫さん
そうですね。パラシュートなら、水面での姿勢が安定させられて、浮力を得られるからいいですよね。あとは、ハックルが見切られないか、だけです。やってみます。ありがとうございます。
Commented by nzsanpei at 2011-01-28 10:39
>KABUさん
CDCをつけた、イマージャーのようなものは既に試したんです。
あと仰るとおり、極端に言ってしまえば1回だけ浮いていてくれれば良いほどなので、まったく浮力を得るためのマテリアルがついていない、インジケーターさえもないパターンも試しては見たのですが、だめでした。
浮き方やシルエットが違うんでしょう。
他の釣り人たちも悩まされているベイトなので、これは研究のしがいがあります。
Commented by SAGE TCX at 2011-02-03 12:45 x
STU’S SUPERIOR FLYのフォームパターンはどうでしょう。
私にとっては、緑よりは黄色に見えますけどね。
ウイローグラブでは、色もかなり大切だと思います。
Commented by nzsanpei at 2011-02-04 02:55
>SAGE TCXさん
う~ん・・・、そのフライは、既に試したんですよね。ダメでした。
STU本人にも聞いてみましたが、彼も基本的にはウィロー・グラブに夢中になっている魚はスルーすることが多いということでした。
色々試してみます。ありがとうございます。
Commented by 西やん at 2011-02-15 18:50 x
私もグラブへのライズを、2~3回、かなりしつこく狙いましたが、
「グラブフライ」にはどれも無反応でした。
そのうち一回はStuのガイドでしたが、コメントどおり
スルーされましたね(苦笑)
メスベンのガイドと狙った一匹だけ、喰わせて取りました。
このとき、ガイドは2~3種のグラブフライを投げさせたあと、
普通のクイルボディDad’s favouriteを眼の前で僅かに
引っ張る、という手で喰わせました。
いわゆる反射喰いだろうから、あまり参考にならないかな?
Commented by nzsanpei at 2011-02-16 04:43
>西やんさん
確かに、時にはメイフライ系のフライや、ビートルなんかで釣れちゃうことがあるんですよね。でもそれでは納得ができなくて。笑
いろいろと試行錯誤してみて、少しでも効果が期待できるパターンを見つけられたら、この場で紹介・・・・・しない方がいいのかな?とも思ったり・・・。笑
まあ、その時考えます。


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