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Angler's Notes from Southern Alps

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2011年 03月 06日

はずれの川

はずれの川_e0098148_1248529.jpgガイドという職業上、日夜ポイントの開拓に励んでおります。
このクイーンズタウン周辺でも、未だに訪れたことがない川や湖、あるいは釣りをしたことがない川や湖が、まだまだあるものなのです。

新地開拓というからには、たいして情報もない状態で赴くことがほとんどで、当然ながらそれがうまくいくことも、あるいは全然ダメなこともあるのですが、今回はその後者。場所は、良く行く湖のポイントの近くです。

その川は、水の半分は氷河からの雪解け水。後の半分は湧き水で、細いながらもしっかりしたスプリング・クリークが1本合流しています。
川は牧場内を蛇行しながら流れていて、そこで釣りをしている人を、これまで見かけたことはありません。恐らく、川の存在に気が付いている人が、ほとんどいないのでは?とも思います。
道路わきに車を停めて、牧場の中に踏み込んで50mも行くと、スプリング・クリークとの合流点。規模は大きいものではないながらも、しっかりと深みのあるプールがそこからは連続して、そこそこの瀬もあります。支流のスプリング・クリークも含め、実に良い流れ。最初は「こりゃ、ぜったい面白い川だぞ!」と、心の中でガッツポーズしたほどでした。魚さえいれば、ドライフライの釣りが最高に楽しそうな流れなのです。

はずれの川_e0098148_12565256.jpgしかし・・・・。
歩けど、歩けど、魚は現れません。
大きくない流れなので、魚がいれば絶対に見えるはず。
でも、いません。
結局、この川が合流する大きな川との合流点まで魚を探して歩きましたが、ただの1匹も魚を見かけずにおわってしまいました。

エサがない?と思って、川底の石をめくってみたりもしましたが、ちゃんと水生昆虫は生息しています。それに普通だったらエサが豊富なスプリング・クリークが流れ込んでいるわけでもあります。
・・・・不思議です。
時期を変えて、もう一度のぞきに行こうと思いますが、それにしても不思議です。

ということで、見事に「はずれ」でしたとさ。

まあ、こんなことも含めて、この場に書かない釣行というのは沢山あります。
最近は、地震の影響で色々と混乱していて、その対応に追われています。なので、お客さんにも来ていただいていて、ブログのネタもないことはないのですが、更新が滞りがち。
ま、ひと段落したらまたぼちぼち書き連ねて行こうと思います。

ちなみに3月、4月は、1年中でも型や数が揃うとき。
日本の釣り人の皆様、クイーンズタウン周辺は地震の影響は皆無ですので、どうぞ釣りしにお越し下さいませ。

by nzsanpei | 2011-03-06 13:05 | 釣りあれこれ | Comments(0)


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