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Angler's Notes from Southern Alps

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2017年 04月 08日

4月7日 マタウラ川上流域

4月7日 マタウラ川上流域_e0098148_06370680.jpg
先日のブログの投稿の時とは打って変わって、すっかり秋らしい日々となりました。
金曜日はどんより曇って、寒くて、メイフライ日和。
なのでけっこうまとまったハッチが出ることを期待して、川へ向かいました。

天候:曇り
気温:11℃
水温:11℃

正午頃に川に到着。
河原に降り立った頃は、普段ならこれくらいの時間でもチラホラとみられるメイフライの姿があるわけでもなく、川はシ~~~ン。。。と静まり返った感じ。
もう少し水温の上昇がはっきりとあれば良かったかなあ、とは思いましたが、それでも夏のような日差しの日よりはましだろうと、活発な魚を探しながらの釣りスタートとなりました。

しばらくまとまった雨が降っていないので、かなりの低水位。
だから魚たちも、とても神経質。
普通のやり方をしていては、なかなか釣果はあがりません。
ということで、今日のティペットは0.6号(約6X)。
5Xを使っていては、フラットな水面の魚たちにはまず相手にされません。
リーダーからフライまでの長さは、約18ft。
ちなみに私は、4X12ftリーダーの先に、5Xを3ft。6Xを3Ftくらい付け足して、テーパーを作ります。

4月7日 マタウラ川上流域_e0098148_06365537.jpgさて、しばらくは静かな状況が続きましたが、2時くらいになってようやくメイフライがチラホラと飛び始めました。
釣り人側は「待ってました!」なのですが、魚もこの時期はこれをお待ちかね。
まだハッチが本格化していない段階でも、早速捕食ポジションに入って水面を意識し始めるのです。

しかしこの日は、いつまでたってもハッチが本格化することはありませんでした。
なのでライズも安定したリズム感のあるものにはほとんど出会えず、散発ライズをピンポイントで狙いながらの釣りになりました。

ゆっくりと流れるフラットな水面の場所でのライズは、やはり難しく、フライに出ても魚は警戒しながら出てくるので、フッキングが難しいだけでなく、フッキングに成功しても掛かりが浅くてフライが外れてしまうことがしばしば。
プールの頭の流れ込みの早い流れの中で浮かび上がり捕食をしている魚たちや、瀬の脇の浅瀬でエサを待っている魚たちは、比較的単純明快。
浅瀬や水面直下ではなくて、比較的深い所から水面を狙っている魚たちは、けっこうフライを見切ってくるくらいの神経質さ。

大きい個体は難しいところにいて、水面にかぶった柳の奥や、早い流心をまたいだ対岸のバンク際に。
この日一番大きかった60cmも、流心の向こうの柳の枝ギリギリの所にいた、やっかいな奴でした。

そんな感じで、大小取り混ぜて10尾くらいを手にしました。
フライを食べに来た魚は、その倍くらい。
散発ライズの中では、まずまずの結果だったかなあ、と思います。
フライは、#18か#16のマタウライマージャーなど。

ところで6Xのティペットで60cmの魚が釣れるの?と思われる方もいるのかもしれません。
20cm~30cmのヤマメやイワナを釣るのと同じような太さの糸、と言えますからね。(7Xくらいが主流かな。)
強度は問題ありません。何とか耐えられます。
しかし細糸で大型を相手にする時には、コツが必要。
まず、合わせ切れには特に注意。ソフトで、だけど十分な強さのアワセが肝心です。
そして針に魚がかかってからは、緩めのドラッグで、かつテンションをかけ過ぎないようにロッドを煽らないこと。
あとは魚の動きに合わせてロッドを操作~魚を誘導していくわけです。
この一連の動きには、大きな魚とたくさんやり合う経験が必要ですね。
糸が5Xになっても、4Xになってもやり取りのコツは同じことなので、これからニュージーランドに釣りに来る方は、予め管釣りなんかで細めの糸で練習してから来ると良いかもしれません。

ということで、秋の釣りはまだまだ続きます。

あと!
次の夏シーズンのご予約、お問い合わせはどうぞお早めにお願いしますね。











by nzsanpei | 2017-04-08 07:42 | 釣り日誌 | Comments(0)


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