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Angler's Notes from Southern Alps

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2007年 12月 02日

12月2日 最後の解禁!バックカントリー釣行

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今日で、ニュージーランド中の川は全て解禁です。
最後の解禁は、マッケンジー地方のバックカントリーの諸河川。

快晴、緩やかな南風が吹く、この地方の川を釣るには最高の条件に恵まれた解禁日でした。

この川は人気が高い有名河川。
特に今日オープンの上流部は、大型ブラウンで有名です。
先シーズン、自分の最大重量の魚(推定10ポンド=約5kg)を記録したのもこの川です。
とにかく綺麗なバックカントリーの景色の中で釣りが出来る、幸せな時を過ごせる川です。

午前10時頃に川に到着してみると、どのアクセス・ポイントにも、車が・・・。
やっと隙間を見つけたと思って車から下りると、下流に釣りあがってくる人の影。
さすがに釣りあがってくる人の上流に入り込むなんて失礼なことは、できません。
色々探して見つけたのは、既に先行者が釣り終わった後の区間。
やっぱり解禁日が日曜日で、しかも絶好の条件に恵まれたとあっては、これは仕方の無い所かも知れません。

釣り始めると、魚はなかなか見つからない。
やっと見つけた魚も、やはり先行者がいたせいか警戒心を高めている様子。
ドライには出ない。
ニンフも、鼻っ面を流さないとダメ。それでもなかなか簡単には喰わない。

まずは同行のヒデくんに、この川の上流域では珍しいレインボーがヒット。
残念ながら自分はこのシーンを見逃しましたが、ヒデくん曰く「めちゃくちゃ強い」魚だったそうで、フッキングから一気に走って、華麗なジャンプを何発も決めたそうな。
ラインが水中に刺さっている、全く別の方向でジャンプしているくらいのスピードとパワーを披露して、ようやくネットに収めたその魚は、ピカピカの55cm。(これは、自分も見た)
魚の鼻っ面をきっちり流して仕留めたこの魚に、すっかりヒデくん満足した様子。

12月2日 最後の解禁!バックカントリー釣行_e0098148_19274477.jpg


やがて自分の出番が到来。
遠くからもはっきりわかる、ゆらゆら揺れている黒い影。
勝負は一発で決まりました。

がっちりニンフを咥えこみ、重たい流れに乗ってぐんぐん川を下っていく。
50mくらい川を下った所で、ようやくネットに収めたそいつは、この川のトレードマークとも言えるコンディション抜群の、張り詰めた体の良型ブラウンでした。
59.5cm。泣き尺、じゃなくて、泣き2尺!


その後も神経質な魚に悩まされながら、それぞれレインボーを追加して、解禁日の釣りは終了です。
釣り上げた数は少なくても、十分満足の1日になりました。

この川の楽しみは、これからの真夏のドライフライの釣りシーズン。
大物ブラウンを、大きなドライフライで狙い撃ちする、刺激的な釣りが待っています。
う~ん、楽しみ。
今シーズンはどんな魚にめぐり合えるでしょう?!

by nzsanpei | 2007-12-02 19:35 | 釣り日誌 | Comments(0)


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