2007年 12月 04日
午後早目に仕事が終わり、いそいそと出かけたテ・アナウの市街地のすぐ脇を流れる川へ。 晴天続きで低水位。気温も25℃と、高め。 釣り人も多くて、街のすぐ近くから川に入ると、釣り人が一人。遠巻きに上流まで歩いていくと、釣りを終えた釣り人2人が帰ってくる。 「どうだった?」 『うん、二人で何匹かずつ。全部レインボーだったよ』 「どこまで行ったの?」 『かなり行ったなあ。行った所の一番奥には大きなプールがあって、マジででかい奴がいたよ。』 「あ、そう。で、下からずっと釣りあがったんだよね?」 『うん、でもこの辺りは自分たちが釣ってから随分時間も経ってるだろうから、何とかなるんじゃない?』 「あ、そう・・・・・。じゃあね」 少しすると、今度はバリバリのオフロード車が上流側から草むらをかき分けて走ってくる。 「釣りしてたの?」 『うん、でもなかなか大変だったよ』 「そうなの?」 『うん。けっこう人が入ってるからね。魚はなかなか神経質だったよ。で、ここ釣るの?』 「うん、そのつもり。」 『そうかあ。朝から二人いて、けっこう真剣にやってたよ。かなり魚は敏感になってるよ』 「うん、知ってる・・・・・。さっき会って話したから」 『そう・・・。まあ、頑張ってね』 「どうも・・・・。」 何だか、だんだん辛くなってくるような会話を、そんな感じで交わした後に、釣り開始。 狙いは、いじめられた後のプールに入っている魚じゃなくて、見逃された(希望的観測)岸際のボサの下に隠れているような魚たち。 とは言っても、結局は見つけた魚には全部トライしてみるわけですが。 魚はけっこう見えるんですよ。 ドライをホイッ!と投げても、ニンフをエイヤー!と投げても、二ついっぺんに投げても、魚たちはなかなか反応してくれなかったのは、ある意味予想通り。 かなり、警戒心を高めているようですね。 はいはい、そうですか。わかりました。こんな時にあなた達を釣ろうと思った私が馬鹿でした。(少し自嘲気味) それでも時には魚たちも気まぐれにフライをイタズラしたくなるようです。 元気なレインボーが、ボサの下からサッと出てきて、ドライにアタックしてきたのが1尾目。 54cmの良型レインボー(写真)。 掛かった瞬間に、3発ジャンプを決めたのは、2匹仲良く並んでいたうちの左側。 流心の速い流れのすぐ脇で、競い合うように水中のエサを捕食していました。が、結局これもドライに飛びついてきました。(50cm前後。写真なし) 柳の下の浅瀬に定位していたこいつ(下)も、ドライで。 ギュンギュン走って、ザブン!とジャンプして、ようやく観念してくれました。 こいつは55cm。 とっても綺麗なレインボーに、すっかり満足です。 この条件で、4時間でドライに3尾。 悪くないでしょう、ということで釣りは終了となりました。 街に戻って、冷えたビールで体を冷やして、すっかりいい気分で1日を終えることができました。 しかし、いい加減に一雨必要です!もう、1ヶ月以上もまとまった雨が無い!! 川も魚も、すっかりお疲れモードで、釣りはどこに行ってもなかなか厳しい。 今週、来週と続々やってくるお客さん達のためにも、逆さてるてる坊主を作らねば!?
by nzsanpei
| 2007-12-04 15:37
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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