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Angler's Notes from Southern Alps

sanpeiinnz.exblog.jp
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2007年 12月 25日

12月20日 テ・アナウでリベンジ

前日のノーフィッシュの無念をはらすべく、テ・アナウへ。

最初の川への道は、牧場のゲートを開けて、砂利道を下って、さらにゲートを開けて、雨が降ったら進入不可能になりそうな草むらを抜けたところにあります。
車を停めた、目の前が川。

釣り始めてから30分。
車から200mくらい離れたプールでは、Oさんが「やったことない」という、ニンフのインジケーターの釣りに挑戦。
魚はみえないながらも、丁寧に、小刻みにプールを探っていきました。
プールの上限に近づきつつある頃、インジケーターが水中に「ピッ!」と引き込まれたのを合図に合わせをくれてやると、「待ってました!」の魚の感触。

12月20日 テ・アナウでリベンジ_e0098148_10171056.jpg初の大型レインボーの強烈な引きにとまどいつつも、慎重に慎重にやり取りするOさん。
一進一退の末に、ようやくネットに収まったのは、50cmほどのオスの綺麗なレインボー。

ニュージーランドでの記念すべき第1尾。
これでようやく一安心です。


川を変えて、第2回戦。
こちらの川は、砂利道をしばらく進んでからは、四駆でしか入っていけない小道をごとごと進むと到着です。
やはり、車の目の前が川。
ここでは、すごい釣りが待っていました。

10分くらい川を遡って、最初の魚が見えたところで釣り開始。
今度はドライフライのサイトフィッシングです!

魚はけっこういます。
しかも、ドライへの反応がすこぶる良いときているんです。
ここでは、ある意味スゴイ釣りになりました。
こんな感じ。

1尾目。
魚の目の前に「ストッ・・」ときれいに落ちたフライを、真下から完全に頭を出して持って行きました!

2尾目。
2つ縦に並んだ沈み石の中間で、さかんに捕食を続けるレインボー。
上の石の下辺りにフライを落とさなければいけません。だって、上の石の上には、別の魚が・・・。
フライは魚のやや左に落下。
それにすかさず反応して、きれいにヘッド&テイルで咥えていきました。

3尾目。
その、上の石の上のレインボー。
きれいにフィーディングレーンに乗ったフライを、ちょっとだけ頭をもたげて、余裕しゃくしゃくに吸い込みました。

4尾目。
2,3尾目の5mくらい上の、早めの流れのふちに定位する黒い影。
フライを一瞬追ったと思ったら、「プイッ!」といなくなってしまいました。

5尾目。
岸際の浅瀬にジットしているブラウン。
何をやっても反応なし。

6尾目。
そのブラウンの、流心をはさんで反対側にはレインボー。
流心をまたいでキャストしたフライにドラッグがかかる寸前に、やっぱり水中から頭を出して、豪快に加えたものの、すっぽ抜け。

7尾目。
その2mくらい上の流心の脇に潜むレインボー。
横っ飛びでフライを持っていったと思ったら、下流に激走!

これらの全てが、ほんの100mくらいの区間に起こったことです。
しかも、全てが50cmを上回る魚たち。
いやいや、見ているこちらがあきれてしまうくらい、すごい状況でした。

しかし・・・・・・・・・・・・・・。
この中でキャッチできた魚は・・・・・、ゼロ。
ティペットを力任せにぶち切った魚、対岸に覆いかぶさる柳のブッシュに突っ込んで、ティペットをからませて逃げ切った魚・・・、フックを伸ばした魚。
全てが不可抗力。ついてなかった、というしかありません。

もちろん悔しさがつのりますが、興奮の連続の100m区間だっとことも事実。
とにかくこれはこれで、思い出深い楽しいひと時になったのです。
こういう時は、帰りの車内での会話は尽きることがありませんね。

Oさんとの釣りは、残す所あと1日です。

by nzsanpei | 2007-12-25 10:46 | 釣り日誌 | Comments(2)
Commented by Mitamura at 2007-12-26 16:30 x
すっかりここのブログのファンになってしまいました。
楽しかったなぁ〜の思い出と、その後どうなっているんだろう?の興味を持って読ませていただいています。

このテ・アナウのポイントすごいですね!読んでいるだけで興奮してきました。そして、ああ・・・キャッチするまでの難しさよ。。。の部分もよく分かる気がします。

僕の相棒のO氏も年末年始仕事でテ・アナウ行くそうです。
仕事だけど今回はパックロッド忍ばせて行くと言っていました。(笑)イブニングにあの流れ出しにいるかもしれませんよ?

ああ、また行きたい。。。また行くぞ!!
Commented by nzsanpei at 2007-12-27 07:53
>Mitamuraさん
むふふ・・・。すごいでしょ、このポイント。
でも、今回行かなかった上流部に、テクテク1時間以上歩いて行くと、実はもっとすごいんです。いやじゃなければ、今度一緒に行きましょうね。

Oさん、とうとうパックロッドを持って来るみたいですね(笑)
釣れたら、興奮して電話が来るかもしれませんよ!


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