2007年 12月 28日
Oさんの釣り旅行の最後の1日は、絶景のバックカントリーの川へ。 ニュージーランドらしい、最高のロケーションでロッドを振ることだって、大事な釣りの要素です。 ここでも引き続き、Oさんの魚のパワーとの戦いは続きました。 やはり慣れていないと、50cm前後の鱒達とのファイトと言うのは、なかなか難しいようです。 魚を針にかけるまでは大きい魚も小さい魚も同じだとしても、かけてからが問題。 5Xのティペットでいかに持ちこたえられるかは、やはり釣り人次第なのです。 一つ言える、日本の釣り人が見逃しがちな大切なポイントは、「魚を追いかける」こと。 自分と魚の距離が開けば開くほど、バラシの確立はあがるもの。 常に魚の下流に、下流に回りこむくらいの気持ちで魚を追いかければ、バラシの確立は グッと低くなるのです。 大物をフッキングしたときは、ぜひお試しあれ。 ポイントは、深みのある瀬というか、英語で言うと「riffle」。 水面がザワザワザワっと流れ下る、半プール状の瀬です。 一番下流側からスタート。 フライはレインボーが大好きな、大型のドライ。 いやいや、Oさんこの日もつきが味方してくれません。 1尾目。 掛かった瞬間、下流にギュン!と走られて、ラインブレイク。 2尾目。 あわせ切れ。 3尾目。 がっちりフッキング。 うまーく魚の走りをいなして、ほぼ決着が付いたかに思えたランディング直前、 魚の最後のひとっ走りへの対応が一瞬遅れてラインブレイク!残念。 4尾目。 すっぽ抜け! 5尾目。 ニンフのインジケーターの釣りに変更直後、下流にスイングしたフライにヒット。 そのまま一気に下流に走られて、ラインブレイク。 そして6尾目。 ティペットを4Xに変更。 一度フッ・・とインジケーターを追って水面近くに現れた魚が、くるっと反転してニンフへターゲット変更! 消しこんだインジケーターに、タイミングよく合わせをくれて、ファイト開始。 下流に走る魚の強烈な引きに必死にこらえて、ジリジリ自身も魚を追いかけ、追い詰める。 2度、3度の岸際からの逃走を何とか食い止めて、浅瀬に誘導して、最後にやっとランディングに成功した魚が、この50cm強のレインボー。 悔しい内容がずっと続いてきただけに、喜びはひとしおだったようです。 最高の笑顔の写真を撮って、魚を水に返してあげました。 「いい感触のまま、終わりましょう」のOさんの一言で、Oさん初の海外釣行は終了しました。 手にした魚は少なかったけれど、ドラマがたくさんありました。 手にする1尾の価値を極限まで高めた3日間の釣りに、Oさん感激しきりでした、 帰りの車中も思い出話にも花が咲きました。 Oさん、お疲れ様でした。 また、お会いしましょう。
by nzsanpei
| 2007-12-28 10:44
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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