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Angler's Notes from Southern Alps

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2008年 05月 09日

5月8日 マタウラ川下流域(Lower Mataura River)

5月に入り、山々には時折雪が降るような季節になりました。
日中の最高気温も10℃に達する日はめずらしいのかもしれません。いよいよ冬です。

そんな中でも比較的暖かかった木曜日は、久しぶりにマタウラ下流域への釣行です。
先シーズンから5月一杯まで解禁期間が延長されたこの区間こそ、マッチング・ザ・ハッチのブラウン・トラウトの釣り場として、世界中に知られる場所なのです。
メイフライの膨大な量のハッチに合わせて、40cmを超えるブラウンたちが狂喜乱舞のライズを繰り広げる。そんな釣り場です。
5月はそこまでの状態を期待するのは難しいとしても、「それなりの」釣りを期待してのお出かけでした。

5月8日 マタウラ川下流域(Lower Mataura River)_e0098148_1125385.jpg川は、期待に反して静かなものでした。

午後1時を過ぎた頃からメイフライがポツリ、ポツリとハッチをはじめ、それに合わせて散発なライズが起こりましたが、それも長続きせず。時にはドライフライをティペットの先に結んで、つい今しがたライズが2~3度あった場所に佇んで、次のライズを待つこともありましたが、ついにキャストにまでは至らず。
5月という時期を考えれば妥当な所でしょうが、それでも人の話では、時折ベストシーズン顔負けの状況になるというのですから、もしかしたらこの日は単純に当たりが悪かった、ということなのかもしれません。

結局釣りは、最後までニンフィング中心でしたが、それでも抜群に楽しい釣りをさせてくれるのが、この川のいいところなのです。

5月8日 マタウラ川下流域(Lower Mataura River)_e0098148_11123439.jpgこの時期使うニンフは、メイフライ系の#16~#18が主体です。
そして釣れる魚は、40~55cmのコンディション抜群の奴らばかり。この日の最大は52cm。最小は、約15cm!(おみごと、ヒデ君!)
とにかく魚の多い川なので、時には一つの瀬で、10連続ヒットくらいは珍しくありません。そうなったら大変。何せここの魚はコンディション抜群の奴ばかり。だんだん腕が痺れてきて、魚とのやり取りが雑になってしまうこともしばしばなのです。

左の写真の魚は、自分が釣ったこの日の最大魚。
#16のゴールド・ビーズのついたニンフを比較的ゆっくり流れる深瀬の中で持っていってくれました。


シーズンも残す所あと3週間。
寒ささえ耐えることが出来れば、まだまだ楽しい釣りがあちこちで出来そうです。

by nzsanpei | 2008-05-09 11:25 | 釣り日誌 | Comments(0)


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