2008年 11月 24日
春先の今、スポーニング・ラン(産卵遡上)の名残だったり、その他諸々の理由で、けっこう意外なところに魚たちがいることが多いものです。特に湖に注ぐ小川なんかは期待大。 ということで、これまで訪れたことがない小川を探しに、クイーンズタウンから1時間半くらい車を飛ばして、新地開拓の釣行となりました。ガイドブックにすら載っていない知らない場所への釣り、大好きです。他人が見過ごすような場所だったら、なおさら好きです。 天候、曇り。じめじめ、むしむしの気温25℃前後。暑い! 最初に訪れたのは、クイーンズタウンのお隣の湖に注ぎ込む落差の大きな小さな川(最初の写真)。 雰囲気も良く、きっと魚もいるはずですが、山の高い所の雪解けが急速に進んでいる為か、けっこう増水していて、水も薄濁り。河口から150mくらい入ったところで、残念ながら遡行不可能になってしまい、あえなく引き返しました。別の機会に再挑戦です。 いい感じですよ。少し水が減れば、プールも程好くあって、日本の渓流釣りの感覚で楽しめそうです。 次は、そこからさらに車を走らせて、大きな川の支流にあたる、真夏以降はまず魚がいないだろうと推測できる、小川へ。 といってもこの時期は、水量が豊富で、魚の着き場も多そうです。川はこんな感じ。 森を流れる比較的開けた流れを上っていくと、やがてものすごく深く、切り立った峡谷の中へ、川は吸い込まれるように消えていきます。周囲の景色はもとより、水も綺麗で、ロケーションは抜群。しかも、釣りに訪れる人はまずいなそうです。これが何より大事。 で、結果は?というと、これが抜群に面白かったです。 気温も高いし、虫も出てる。そろそろいいだろう、ということでティペットの先に結んだのは、大き目のドライフライ数種類。 入渓地点から200mくらい上ったところにある浅いプールの中に、ゆったりくつろぐレインボー君を見つけました。まだ婚姻色が残っていて、遠目にもはっきりオスだとわかります。 魚の50cmくらい右側に、1投目。・・・・・・・・無視。 魚の真正面に、2投目。・・・・パシャン!といきなり、その狙いの魚の1mくらい手前でフライがひったくられて、元気に釣られてしまったのは、30cmくらいのブラウン。 そっとリリースして、レインボー君を探すと、たった今起こった訳の分からない騒動に驚いたのか、3mくらい下流に移動したようです。 気を取り直して、3投目。・・・・・・・・・無視。 フライを変えて、4投目。・・・・!!スッと浮上して、豪快にガポン!とフライを呑みこんでくれました! 55cmほどの、写真のレインボー君です。 いやあ、気分爽快。これが本日の狙いだったんです。 その後もコンスタントに大きいのも小さいのも、レインボーもブラウンも釣れて、実に楽しい痛快な釣りができました。で、川が遡行不可能な峡谷に消えていく所で、釣りはおしまい。たったの2時間。でもすごーく充実した時間を過ごしたわけです。 しばらく仕事に追われて、釣りに行けなかった鬱憤を見事に晴らすことができました。 さてさて、気温も上がってきて、大きなドライで魚も釣れだしたことだし、どうやら夏モードの魚が増えてきている様子。 これからいよいよ、ドライフライの釣りが本格化しそうです。 円高の今、ニュージーランドへの釣行はチャンスです。ぜひどうぞ。
by nzsanpei
| 2008-11-24 09:18
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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