Angler's Notes from Southern Alps

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2006年 12月 29日

イブニング・ライズ!のはずだったんだけど・・・

e0098148_1924532.jpg忙しい・・・。

ニュージーランドは夏。しかも世界中お休みのこの時期は、観光業はクリスマスもお正月も無く、とっても忙しいです。釣りのお客さんよりも観光などの仕事が特に多くて、なかなかじっくりと川には行けません。
それでも夕方のほんの1~2時間を見つけて、苦し紛れにどこかへイブニングを狙いに行っています。が、何度行ってもぜ~んぜんライズがないぞ!おまけにさっきまで穏やかだったのに、いきなり風まで出てくる!ということで、ほんの1時間ほどの息抜きに行くつもりが、見事にフラストレーションをためて帰ってくることに、ことごとくなってしまっています。ふぅ・・・・。

最初の写真は、クイーンズタウンのワカティプ湖。行った途端に雨が降り出し、風が吹き始め、さっきまであんなに穏やかだった湖面はざわつき始め・・・・。ライズも何も、これじゃ・・・ね。

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お次は仕事の合間に行った、テ・アナウの大河。川幅200mくらい?いつもは暗くなり始める9時半頃から、大量のメイフライのハッチとともに、大きなマスがバシャバシャと乱舞する・・・・はずが、ハッチはあるのになぜかぜ~んぜんライズが無い。いつまでたっても何にも起こらない。あ~あ、暗くなっちゃった・・・・・。ろくにロッドも振ってない。

いつになったらまともな釣りに行けるのやら・・・。
こうして多忙な季節は毎年過ぎ去っていくのです。
おかげでブログの更新も滞り気味です。はい。
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by nzsanpei | 2006-12-29 19:41 | 釣り日誌 | Comments(0)
2006年 12月 24日

メリークリスマス!

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メリークリスマス!

ニュージーランドは一応キリスト教国です。あまり信心深くはないけれど。だからクリスマスは1年でもっとも大切な時。みんなそれぞれのやり方で、真夏のクリスマスを祝います。
上の写真は我が家の近所の一般の方のおうち。毎年この時期になると、こうして1ヶ月間ほどありったけの飾り付けをして、目を楽しませてくれます。見物客もけっこう訪れます。程度の違いはあれ、こんな風に家を電飾で飾ることは、決して珍しいわけではありません。1月の初めくらいまでは見られるので、これからこちらに来られる方はぜひ見に来て下さい。

だいたい12月に入ったら、人々の気持ちはもうクリスマス・モード。仕事も上の空です。その頃から職場ではクリスマス・パーティーが催され、クリスマス・プレゼントの販売合戦がテレビやチラシでガンガン行われるのです。でもクリスマス当日の25日は、日本で言えばお正月です。家族でしっとりと過ごすのが習慣。たいていの街ではお店もほとんどお休みで、静けさが漂うことになります。

e0098148_19154466.jpg我が家では今年もクリスマス・パーティーにお呼ばれして、お友達夫婦の家にお邪魔してきました。パーティーの主役は、やっぱり七面鳥(ターキー)です。おなかに詰め物をして、オーブンでじっくりと焼き上げたターキーは、クリスマス気分とお酒も手伝って最高の味でした。また来年もよろしくね、けんちゃんご夫妻。


ということで明日はその25日。しかし、世界的なリゾートタウンのここ、クイーンズタウンは静かになるわけもなく、一年で最も忙しく混み合ったときを迎えます。何せ世界中がお休みの時期。旅行業に片足を突っ込んでいる自分も然りで、しばらくはバタバタしそうです。どうも満足に釣りにもいけない日々が多くなりそうです。このブログの更新も2~3週間は滞りがちになるかも知れません。どうぞご勘弁を。
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by nzsanpei | 2006-12-24 19:29 | NZの生活一般 | Comments(0)
2006年 12月 18日

60cmの価値

e0098148_1626382.jpg個人的に、今シーズンはこれまでずいぶんと大物に恵まれています。もう、72cmを筆頭に60cmオーバーだけで8尾。何てすばらしいシーズンでしょう!

今年はシーズン前から、大型が多くなる予想はありました。(このブログ開始当初の記事のどこかに書いたはず)。それでも60cmオーバーとなると、いかにニュージーランドでもそうそう釣れるものではない、というのが実際です。今年の自分の快進撃ははっきり言って、運。まぐれ。

60cmの魚の価値を計るのは難しいですが、日本で言えば「尺やまめ」くらいの価値はあります。休みを全部釣りに費やしたとして、2カ月に1尾か2尾運がよければ釣れるかな?という位の価値はあるんですよ。(うまい説明がなくて、ごめんなさい)
だから今シーズンは、自分的にはまるで”夢のよう”なシーズンをこれまでのところ送っているわけで、大きいのがフライをくわえる度に心臓がバクバクして、釣れる度に大喜びでみんなに自慢しているわけです。たくさん釣れてありがたみがなくなる、なんてこともありません。今のところ。

だから、「ニュージーランドって、そんなに簡単に大きいのが釣れちゃうの?」とか「ニュージーランドなんだから、釣れて当たり前でしょ」なんて、決して思わないでほしいのです。「ニュージーランドに行けばたくさん魚がいて、いくらでも釣れる」とも思わない方がいいです(けっこうそういうイメージの人が多いんです)。
やっぱり自然の魚が相手という点では、日本もニュージーランドも同じ。川や魚や天気のことを、よーく知っていなければいけないのです。(だから、自分の仕事も成り立つのですが・・・)

それはそうと、シーズン前半を終えてみたところで、いよいよシーズン中・後半が楽しみになってきました。これからセミの季節。大型のドライフライに、大きなマスがガンガンアタックしてくる刺激的な季節がやってきます。大物記録もどこまで伸びるか・・・。

今シーズンのニュージーランド南島、夏は暑くなりそうです。
日本の冬を抜け出して、ちょっと遊びに来ませんか?
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by nzsanpei | 2006-12-18 16:49 | 釣りあれこれ | Comments(0)
2006年 12月 17日

12月17日 手近な釣り場で、思わずビックリ!

e0098148_19265432.jpg昨日から降っていた雨が午前9時くらいにぴたっと止んで、気がつけば青空が一面に広がっていました。クイーンズタウンはサザンアルプスのど真ん中。山のお天気は本当に変わりやすいのです。
 
朝までの雨のせいで日曜日でも釣りに出遅れた人たちが多いはず、との目論見で向かった先は、クイーンズタウンから車で40分ほどの所にある、手近で人気のある川です。スプリング・クリークのように見えますが、違います。
この川、とにかくプレッシャーが高くて、魚は大変賢くなっているところ。いつでも魚のコンディションは抜群でアクセスも簡単、大物もけっこういるんですが、何せ難しいのと釣り人が多いのとで、お客さんを案内することはめったにありません。(でも、かなりフライ・フィッシングをやりこんでいる上手なお客さん達は、皆さんめちゃくちゃ燃えます。ある意味、最高に面白い川)

さて、昼前から釣り始めて3時間くらい釣りあがったでしょうか。草が覆いかぶさった高いバンクの脇に、ゆらゆら魚の影が。それまで数度同じような場面に出会い、投げるフライをことごとく無視され続けてきていたので、半ばあきらめムード。でも今度こそはと、ちょっと一工夫加えてキャスト。「おぉ。。喰った!」そうなのです。グワッと鼻っ面を水面に持ち上げて、そいつはフライをくわえたのです。ロッドは5番。ティペットは5X。強烈な引きに耐え、豪快なジャンプ一発もやり過ごし、胸近くまで水に入ってやっとのことで取り込んだ瞬間、初めて魚の大きさに気づきました。

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高いバンクによじ登り、草むらに魚を寝かせてメジャーで計測。72cm!
自己新記録達成の1尾でした。



近くの川でちょっと数時間肩ならしの予定が、思いもかけぬ超大物に出会うことになるとは。
うれしいやら、ビックリするやら、なんだかいまだに興奮気味。これだから釣りはやめられません。
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by nzsanpei | 2006-12-17 20:06 | 釣り日誌 | Comments(0)
2006年 12月 14日

12月14日 ディディモ VS マスたち Mararoa川

何度かこのブログでも取り上げているディディモという藻。驚異的な繁殖力で南島の各河川を覆いつくしつつある、大問題になっているペストが最初に発見されたのは、クイーンズタウンから車で2時間弱の所にあるWaiau川とその支流のMararoa川でした。
最近その後の様子が気になっていたMararoa川へ、思い切って行ってみました。この川、ディディモに汚染されるまでは、何度も良い思い出をくれたお気に入りの川だったんです。

e0098148_19123777.jpg車を停めて15分くらい歩いて川にたどり着くと、唖然。当初、ディディモの様子が良くわかるような所を探して1枚写真をとらなきゃ、なんて思っていた自分が甘かった。どこを見回してもディディモだらけ。川底は茶色に染まり、岸にはぶよぶよした気色の悪い藻が漂っている始末。かろうじて流心の流れの強い所だけが本来の色に見えているだけだったのです。
3年前までは、こんな茶色の川底なんて一つもなかったなんて、みなさん信じられますか?




魚たちはそれでも元気にしていました。ディディモが魚に与える影響は小さくないはず。川底が藻に覆い尽くされれば水中の酸素量が減り、水生昆虫の生息環境が脅かされ、産卵床が確保できなくなる、などなど色々な問題が生まれ、決して魚にとって良い環境とはいえなくなっているはず。
e0098148_19205940.jpgそれでも魚たちはディディモのない所を選ぶように、流れの中に陣取っていてくれたのです。この川独特の幅のあるコンディション抜群のレインボーたちが、小気味よく挨拶をしてくれました。写真は、今日最大の60cmジャスト。どうです?この魚体。(ごめんなさい。カメラのひもが写ってしまった・・・)こんな魚たちがどんどん減少の一途をたどっていくような事態だけは絶対に避けなければいけません。現在政府関係機関が解決策を必死に探している所ですが、それが見つかるまでは我々釣り人は出来ることからしっかりとやっていかなければいけない義務があるのです。



日本にこの藻が入る可能性だって、十分にあります。だって、もとは北米からニュージーランドにやってきたんです。多分、釣り人のウェーダーなんかに目には見えない胞子が付着するような形で。だからこれからニュージーランドで釣りをしようと計画中の皆さんも、道具の洗浄・乾燥をこの国を訪れる前、去る前に必ず行って下さい。

e0098148_19311537.jpg水量も豊富で、魚も多くて、雰囲気もなかなかワイルドで、いい川なんですよ、ホントに。


川も魚も、がんばれ、がんばれ。負けるなよ!
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by nzsanpei | 2006-12-14 19:40 | 釣り日誌 | Comments(0)
2006年 12月 12日

12月11日 静寂のバック・カントリーにて

朝5時。なぜか目が覚めて落ち着かない。「今日はどこへ行こうか・・・」しばらく考えていた、いつもと違う朝でした。

晴れ、無風。絶好の釣り日和。
6時半には家を出て、車を走らせるもののまだどこへ行こうか考えている状態。
さんざん迷った末に向かった先は、クイーンズタウンから1時間強のところにある小さな川でした。この川、11月にも訪れて、時ならぬ産卵にぶつかって釣りをあきらめた川。さすがに12月は大丈夫でしょう・・・・・。・・・!あれ?・・・・・まだやってる・・・。ふぅ。
12月は夏。「いやいや、この時期こんなはずは・・。きっと風変わりなやつが少しいるくらいだろう」なんて思ってぐんぐん川を上がっていったら、これが大間違い。あっちにも、こっちにも産卵行動が見られるのです。釣れるマスも、産卵後の疲れ切ってクタクタ、ヨレヨレの奴ばかり。
これではいけない、と思い切って場所変えです。

e0098148_1865696.jpgさらに車を1時間半走らせて行った先は、クイーンズタウンから直接行けば2時間少々のところにある、マウントクック方面(マッケンジー地方と言います)の川の上流域。完璧な、バック・カントリーです。
ここはいつでも谷の上流側から下流側に向かって強風が吹き荒れるために、なかなか手を出せない厳しいところなのです。なのに今日は、無風。聞こえるのはかすかな川の音と鳥たちのさえずりだけ。自分の目や耳を疑ってしまうかのような静寂に、ただ言葉を失うばかり。

この地方特有の、薄く霞がかかったかのようなコバルト・ブルーの流れ(写真では綺麗に色が出せませんでしたが、本当に青いんです)。明るい茶色の一見荒涼とした大地。そして川の水に負けないくらい、青い空。絶好の条件に、静寂の中にも思わず胸が高鳴り、興奮の度合いは増していったのです。こんな所でフライ・フィッシングに没頭できる自分は、本当に幸せだと思います。

比較的フラットな流れと晴天も手伝い、ただでさえ狡猾で知られているこの川の大型ブラウンたちがさらに神経質になっている難しい釣り。でも、それが楽しい。時に手を止め、風景を楽しみ、また川に視線を戻し・・・・そうして2時間ほど、何もない幸せな時間が過ぎていきました。

ドラマは訪れました。多くは書きません。文章書くのは苦手ですから。まあ、見てやってください。
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がっしりと背中が盛り上がった体高のある体つき。はちきれんかのごとくパンパンに張り詰めた幅がある魚体。
体長67cm、重量も5kgに迫ろうかという、これ以上はありえないのでは、というくらいの今シーズン最高のブラウンです。(ちなみに、重量5kg=約10ポンドは、ニュージーランドでは多くの釣り人が夢と憧れる、高い高いカベ。量ったわけではないので、あえて「10ポンドあった」とはこの場では書けません。でも多分・・・。)

夢のような、大好きなバック・カントリーでの最高の1日。自分にとっては何にも換えがたい、素敵な素敵なニュージーランドの自然からの、今年のクリスマス・プレゼントでした。

P.S. ティペットは5X。あぶなかった・・・・。
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by nzsanpei | 2006-12-12 19:11 | 釣り日誌 | Comments(0)
2006年 12月 11日

ルートバーン・トラックのトレッキング③

e0098148_18515975.jpgトレッキングの楽しみは、歩くことだけではありません。山小屋では仲間はもちろん、世界中から来ているトレッカー達と時には楽しく語らったり、騒いだり・・・。

今回もなかなか面白い面々がそろっていました。オーストラリアのテレビ番組に出演しているカップル、アメリカの色んな雑誌に記事を書いているライターの女性、はたまたロシアにあるアメリカの息のかかった秘密(?)組織で働いた経歴を持つ、アメリカ人とリトアニア人のカップル・・・。色々な話が全て興味深い。

最初の写真は、2泊目の夕食時のアトラクション。残念ながら何かは秘密。言えません。。。ご興味のある方はぜひ参加してみて下さい。失敗するとデザートが・・・・・・!

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最終日の3日目の行程は、ゆっくりルートバーン沿いを(「ルートバーン」は川の名前です)ゆっくりと下っていく、比較的容易なコース。山小屋から眼下に見下ろす、美しいルートバーン谷を歩いていきます。


当日は小雨がぱらつき、谷はぼんやりと霞がかかったようで、さらに幻想的。道中にはニュージーランドの$100札にも載っている、保護鳥のYellow Head(イエロー・ヘッド)も出てきて、さらに3日間のトレッキングの締めくくりを華やかにしてくれました。

だいたい午後2時までに、コースの終点に到着。トレッキングは終わりです。お疲れ様でした。
雪・雨・みぞれ・あられ・そして晴れと全ての天気を味わいましたが綺麗な景色がたくさん見られて、みなさん大満足の2泊3日になりました。よかった、よかった。

でも、これで全てが終わるわけではありません。ガイド付きウォークの場合はこの後夜にクイーンズタウンのホテルで参加者全員が出席する完歩祝賀ディナーがあり、仲良くなった参加者同士が別れを惜しむと共に、全員に完歩証が渡されるのです。間違いなく、一生の思い出。

e0098148_1955399.jpg左は、このトレッキング・コースの名前の由来になった、ルートバーン。とにかく綺麗な渓流です。

山、谷、湖、川・・と、変化に富んだこのコースが世界で1,2を争うくらい人気なのは、行ってみないとわかりません。普段歩かない人だって気に入ること間違いなし。
どうですか?来年早々か、次の夏シーズン辺りに歩いてみませんか?たまには釣竿もたずに歩くのも悪くないかもしれません。(そうそう、ルートバーン上流部には、魚はいません)     おしまい
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by nzsanpei | 2006-12-11 19:24 | NZの生活一般 | Comments(0)
2006年 12月 10日

ルートバーントラックのトレッキング②

e0098148_61336.jpgルートバーン・トラックを歩いた11月末は、ニュージーランドの初夏。でも、厳しい世界自然遺産の自然条件の中では、夏だって雪は降ります。標高は1000mもないのに・・・。今回は1日目の夕方から山小屋周辺は雪がしんしんと降り、2日目の出発時には辺りはすっかり雪化粧でした。

どうです?緑と白の2色染め。2日目の朝、1泊目のLake Mckenzie小屋近くの風景です。寒いけれど、美しい。




しっかり防寒・防水を整えて、2日目のトレッキングはまず急な登りからスタートです。お天気は小雪がちらつきながらも次第に回復していって、すぐに防寒のための上着も1枚、2枚と軽くなりました。周囲の豪快な山々も、氷河が作り出した幻想的な深い谷の数々もやがて姿を現し始めます。


e0098148_6104641.jpgどんどん登ってやがて森林限界の上へ出ると、そこはどこまで行ってもまるで「天空の回廊」といったような雰囲気。アップダウンの少ない山肌(本当は長大な谷の側面)を歩く間、壮大な光景がどこまでも、どこまでも続くのです。

やがて峠を越えると、トラックはルートバーン谷をゆっくりと下り始めます。2日目の山小屋はもうすぐ。この第2日の行程は気候によって天国にも地獄にもなる、言わば紙一重のルートですが、今回は1日中小雪がちらつく低温ながらも基本的には晴れ、風も穏やかで絶好の条件で歩くことが出来ました。雪化粧した山々がさらに景色を美しくしてくれました。

トレッキングは歩くことに真剣になってしまったらダメ。時には足を止めて景色を楽しんだり、鳥や花に目を奪われたり、冷たい沢水でのどを潤したりしながら、自然を肌で感じながら進んでいくのが大切です。

e0098148_6191353.jpg道中にはこの時期、「マウントクック・リリー」の姿もそこかしこに見られます。
「リリー」といってもこの花はゆりの仲間ではありません。実は世界最大の「きんぽうげ」。葉を見ればそれがわかります。花の直径は5~7cmくらいでしょうか。毎年初夏になったら、サザンアルプスの各所に咲き乱れます。(と、いうほど数は多くありません。。。)

2日目のロッジは、豪快な滝が落ちる岩盤の中腹に建てられた、これまた豪快な建物。
頑丈な靴から足を解放して、シャワーで汗を流して、色々な国籍・言語の人たちとお互いつたない英語で語らうのもまた、楽しいひとときです。



あらあら。2回で終わらせるつもりが、あと1回必要みたい。いつになったらこのブログ本題のニュージーランドのフライ・フィッシングにもどれることやら。     つづく

P.S.スパムが多いので、トラックバックはしばらく停止します。
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by nzsanpei | 2006-12-10 06:42 | NZの生活一般 | Comments(0)
2006年 12月 08日

ルートバーン・トラックのトレッキング①

先日(もちろん、仕事で)同行した9日間のハイキングツアー。
何といっても行程の目玉は『ルートバーン・トラック(Routeburn Track)』でした。
このトレッキング・コースは人の手がほとんど入っていない、世界遺産に指定されている大自然の中を歩く、全行程約40km、2泊3日のコースで、世界的に有名な山歩きのコースとして知られています。日本で「世界一」なんて紹介される『ミルフォード・トラック』と並んで、世界中の山好きたちを魅了してやまないコースとなっています。南島サザンアルプス一帯は、こうしたトレッキングにおいても釣りと並んで世界の最高峰にあるのです。トレッキングしながら釣り、なんてことも場所によっては出来てしまうのです。
今回はそのトレッキングの様子を少し映像でご紹介。

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このコースの魅力は、何といっても変化に富んだ自然を楽しめる、というところ。左は、1日目の行程の中間地点くらいにある「イアーランドの滝(80m)」
このような滝は遠目にもたくさんあらわれます。山全体が岩盤で水を吸わないので、雨が降るとさらに滝の数も水量も増し、時にはゆうに落差数百メートルのものまで現れることもあります。

ちなみにこの周辺は多雨地帯。年間降水量が5,000mm近くに達します。この日は朝から小雨混じりも、視界良好でなかなかの好条件でした。







このコースは、森林限界線(標高約1,000m)前後を歩くことが多いのです。比較的標高の低いところに見られるブナ(といっても、日本のブナとはかなり趣が違います)の森⇒森林限界に近い低木の森⇒森林限界上の豪快に切り立った山の風景⇒滝の数々・・・・と、景色は刻々と変化していきます。
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ちなみにこの周辺の森は、極端な雨量の多さのために「雨林」に位置づけられます。世界でも最も冷涼な環境にある「雨林」で、世界的にも非常に珍しい植生になっています。

左は、このコース中に見られる森林限界に近い典型的な森の様子。深く苔むした森がどこまでも続きます。







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眼下に見下ろすHollyford(ホリフォード)渓谷。この渓谷沿いにも有名なトレッキング・コースがあって、こちらのコースではトレッキング&フィッシングができます。超大物のチャンスもある川です。

もちろん歩くための道と山小屋以外は、道路も何もありません。
実はここの世界遺産は、総面積約260万ヘクタール。ニュージーランドの国土の約1割にも及び、そこがほとんど手つかずのまま残されているのです。
すごい!ニュージーランド!!     つづく
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by nzsanpei | 2006-12-08 13:25 | NZの生活一般 | Comments(0)
2006年 12月 07日

11月5日 Caples River

クイーンズタウンが面するワカティプ湖の北側に流れ込むGreenstone Riverとその支流のCaples Riverはちょっと特別な川。というのも、ここで釣りをするにはバック・カントリー・ライセンスが通常のライセンスに加えて必要なのです。しかも、フライ・フィッシング・オンリー。ニュージーランドのフライ・フィッシャー憧れの川の一つです。

e0098148_10293737.jpg長期出張ツアー帰りの5日、たまった仕事を片付けるはずが、快晴・微風の絶好のコンディションの誘惑に負けてしまいました。さんざんトレッキング・ツアーで歩いてきたばかりなのに、またたっぷり歩く釣りです。道路の行き止まり、トレッキング・コース(ここの川沿いを歩くトレッキング・コースも有名)の入り口に車を停め、リュックにウェーダーやランチを詰めたらいよいよ出発。まずは上流目指してたっぷり歩きます。

途中トレッキング・コースから見えるプールに戯れる鱒たちを横目に、たっぷり2時間弱歩いたところでCaples River中流部に到着。が、「あれれ?魚があんまりいないぞ・・・?」。ジン・クリアー(おそろしく透明度の高い水を、そう表現する)な流れの中にいくら魚を探してもなかなか見つからない。どうも魚たちのいるエリアを通り過ごしてしまったらしいのです。数日間の大増水の後だったので、もしかしたら魚のつき場が変化してしまっていたのかもしれません。やがてたどり着いたのは川の行き止まり(のような場所)。大地の裂け目のような深い岩盤の隙間を、どこまでも深く、真っ青に透き通った水が静かに流れる荘厳な幻想の世界。しばし見とれた後、引き返すことにしました。


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1時間弱来た道を戻り再度釣り開始も、途中すれ違ったガイド付きの先行者が釣った後。魚はいても、なかなか反応はしてくれない。苦戦している間に刻々と時間は過ぎて「こんなはずじゃ、なかったのに・・・」という思いが頭をよぎっていくのです。

やがて帰りの時間も迫り日が山の陰に沈む頃、大きな魚の影を発見。2~3投後、フライの通過にあわせて魚がゆらっと動いたのを見て合わせを決めると、確かな手応えとともにこの日初めての魚の感触がロッドに伝わってきました。しかし、この魚がすごかった。ガツンと針にかかった後は、まるで石でも抱えているかのようにびくとも動かず、やがて一気に川の対岸まで走り切ったと思ったら、トルクのある水流と、きつめのドラグを無視するようにじりじりと上流に上がっていく。何とか魚にプレッシャーを与えたくても、完全に向こうが一枚上手で逆にどんどんこちらは不利になっていく。針にかかってから2~3分後だったか、対岸上流の岩を回り込むように魚が突っ込んでいったところ、魚との距離約30m強になったところで、ラインがふっとテンションを失って、ゲーム・オーバー。完全に人間の負けでした。
悔しいけれど、気持ちのいい完璧な負け方。すごい魚に出会えたことに感謝です。

この日歩いた距離は約20km。
歩かないと絶対に味わえない釣りが出来る場所が、ニュージーランドにはたくさんあります。
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by nzsanpei | 2006-12-07 11:18 | 釣り日誌 | Comments(0)