2016年 01月 16日

Sさん釣行記その3

e0098148_7561276.jpg

さて、少々間が空きましたが、Sさん釣行4日目です。
毎年の釣行でSさんが最も楽しみにしているのが、モンスター・ブラウンの棲む難関「Oreti River」への釣行。
今回は天候に恵まれたこともあり、たっぷりこの難しい川での釣りをお楽しみ頂くことができたのです。

とにかく人気のある川なので、先行者を避けるには早起きが必要。
ということで、宿を出たのは6:30。
この日は色々と相談した結果、上流域のとあるアクセス・ポイントから、その一つ上のアクセス・ポイントまでをじっくりと釣ることにしたのです。このセクションですが、ものすごく距離があるので最後の3分の1くらいはあまり釣り人がたどり着くことができない、いわば「空白区間」。私も個人的にそこまで釣り上がったことはありませんでした。

e0098148_812761.jpgプレッシャーの高い時期でもあり、きっと魚の反応が良くなるのはかなり釣り上がってからだろう、と思っていたら、意外にも1尾目はまだ車が見えるくらいの場所で釣れてしまいました。
瀬に定位した黒い影に、テレストリアル系のドライフライをしっかり鼻先に流すと、少し反転しながら下流にフライを追って、「ガバッ!」。
グングン走り出したと思ったら、いきなり垂直に2mほどの大飛躍!
朝から心臓バクバクの、アドレナリン出まくりの、1日のスタートと相成りました。

それにしてもこの日、そして翌日と、ニンフへの反応がとにかく悪かったのが驚きでした。
ニンフは完全無視。でも正しく選択されたドライには出てくる。そんな感じです。
だから、この日も翌日も、釣れた魚は全部ドライで。

しばらく歩いてたどり着いた深瀬のポイント。
狙いを定めてフライを流すのですが、強い向かい風もあってなかなかレーンをとらえることができません。
ちなみにここの魚たちは、よほど機嫌がよくない限りは、レーンの幅は20cmくらいです。
数投目。
きっちりレーンをとらえたフライが魚の鼻先まで来ると、ゆっくりと頭を持ち上げてフライを・・・・咥えそこなった!
そこであわてて合わせを入れないあたりが、上級者。
普通だったらそのままフライを下流に流し切って、フライチェンジしてもう1投。なのですが、この魚は違いました。
フライを咥えそこなった!と思ったら、くるっと反転して下流にそのフライを追いかけ、ついにフライにかじりついたのです!!
今釣行でも、最も印象に残ったバイトシーンとなりました。
この日、魚たちのご機嫌はなかなか良かったようです。

e0098148_8144679.jpgやはり残り3分の1くらいのエリアに近づくと、ポイントごとに魚が見られるように。多い場所では、1か所で4~5匹を相手にできるほどでした。
だからと言ってたくさん釣れるわけではないのは、難関のこの川ではあたりまえ。
10匹見つけて、フライにポジティブな反応を示すのはそのうち1匹程度。
フライを見て、逃げていく奴だってたくさんいます。

しかしその後も順調に釣り上がり、たしか全部で4尾を釣り上げたはず。
4尾の平均サイズは、60cmくらい。
1尾1尾が簡単には釣れず、戦略がぴったりと噛み合った時にだけ釣れる価値のある魚たちだけに、4尾も釣れればずいぶんたくさん釣ったことになるのが、この川。挑戦したことがある方なら、わかるはず。
ということで、大満足の1日となったのです。

・・・・で、そこからがたいへん。
何と言っても、長大な「空白区間」を釣りきったわけです。
帰り道、車が遠いこと、遠いこと。
いつまでたっても到着しません。
4時半頃に釣りを終え、黙々と歩いて車にたどり着いたのは7時過ぎ。
少なく見積もっても、片道10km。
これがこの川の釣りでもあるんですけどね。やっぱりたいへんです。暑かったので、余計にたいへん。
この日、宿に戻ってからの冷えたビールは、なかなか美味しかったです。笑

つづく
[PR]

# by nzsanpei | 2016-01-16 08:27 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 01月 11日

Sさん釣行記その2

Sさん釣行の3日目、4日目です。

〔3日目〕
この日、天候は少しだけ崩れました。
低温で、「バラバラッ・・・」と降る雨の波状攻撃。
しかしここ数年続いた年末年始の悪天候で、Sさんにとってこういう天気は慣れたもの。
私も。好きではありませんが。笑

e0098148_1842573.jpg この日、まず向かったのはマタウラ川下流域の小さな支流。
天候をかわすこと。
低温で、水温も下がっていれば、メイフライのハッチが出る可能性があること。
あまり歩かないこと。(前日まずまずハードだったので、体力温存です。)
これらが理由の選定。

一跨ぎ!とまではいきませんが、本当に小さな川です。
日本の小さな里川のヤマメ釣り?というような感じ。
釣りも、まさにそんな感じです。
ビートル・タイプのドライフライで、テンポよく流れを叩いていく、といった感じ。
すると時には「パシャッ!」と。
時には「モゾッ・・」とフライが持って行かれるのです。
釣れる魚はどれもそう大きくはないのですが、これはこれで、趣向が違っていて面白いもの。
大きいのもいました。
しかし、それにはフッキングしたとたんにボサに突っ込まれて、ラインブレイク。

そんな感じで午前中は、小~中型の小気味よい引きを楽しんだわけです。

そして午後は、マタウラ川中流域へ移動。
さて、午後のハッチはあるか?
と期待したのですが、川は静かなままでした。
それでも瀬の流れ込み脇の緩流でライズしている良型が数匹。
色々なフライを試し、最後はフローティング・ニンフ#16をそっと吸い込んでくれました。

e0098148_18562798.jpgさて、また場所移動。
次はあのOreti River中上流域です。
時間もないので、ワンポイントで狙える大きなプールへ。
ここにいた時間が、この日回った3か所の中では一番短かったのですが、一番印象深いポイントになりました。

河原に到着した時には、なかなかの強い風。
これに対処できなければ、この川での釣りはできません。
Sさんは、大丈夫。

プールを下流側から丁寧に釣り上がり、やがてたどり着いたプール最上部の流れ込みでした。
対岸側の深みには、大きな沈み石が並んでいます。
手前の流れ込みでバラシが一度。
その後対岸側の沈み石近辺を、重たいニンフでじっくり流すと、ストライク!
重たい流れに乗ってぐんぐん走る魚の動きを上手にコントロールして、無事にキャッチ。
60cmを少しだけ下回る、体高のある良型ブラウンでした。
この日の最大魚。
でも、この日一番印象に残った魚は、これではなかったのです。

そのプール最上部から対岸側に向かって伸びるバックウォーターを除いてみると、ゆらゆら動く大きな影が一つ。
ビートル系のドライから、夏の定番のニュージーランド・パターンにSさんが改良を加えたフライへ変更すると、一発でフライを咥えてくれたのです。
そこからが凄かった!
フライを咥え、フッキングが決まった瞬間から猛ダッシュ!
本当に、ものすごいスピードでぶっ飛んでいったかと思うと、いきなり水平ジャンプ!!
2mくらいは真横に飛んだと思います。まるで、海の何かを釣っているかのようなファイト。
一気に50mくらいそんな感じで走ったら、今度は急カーブして対岸のボサの中へ直行!!そしてラインブレイク・・・・!
この間、ほんの10数秒程度。
しかし、十分に衝撃に値するファイトでした。
完全に相手が上。こんな奴もいます。
「新幹線ブラウン」と勝手に私が名づけたこの魚は、今釣行でも最も印象深いシーンの一つを生み出してくれました。
いや、ほんとうに衝撃的でした。


という感じで、3日目は終了です。
数はあちこちでけっこう釣れたけど、やっぱりOretiは面白い。という結論となったのです。

3日目のレポートが長くなってしまったので、4日目は次回に。
天気は回復します。
[PR]

# by nzsanpei | 2016-01-11 19:11 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 01月 10日

明けましておめでとうございます&Sさん釣行記その1

皆様、遅ればせながら、明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い致します。

それにしても11月末からここまで、超多忙ですっかりブログの更新も滞ってしまいました。
これからやっと少し時間ができればいいなあ。。。という思いも持てるような状況に、やっとなってきた今日この頃。
気が付いたらもうすっかり夏の盛りで、ドライフライ最盛期に差し掛かりつつあります。

e0098148_7213367.jpg

さて、年末年始はこの時期恒例のSさんをご案内して、あちらこちらの川をさまよっておりました。
これで7シーズン連続の釣行となるSさんはこちらの釣りのこともすでによくご存知で、こちら向けのフライの研究も地元の釣り人顔負けなレベルで行い、釣りそのものも上級者。
ガイドの私も安心してどこへでもご案内できる釣り人です。

〔1日目〕
国際線⇒国際線⇒国内線と乗り継いで、クイーンズタウンに正午に到着。
そのままテ・アナウに移動して、午後4時前から早速川に立つのは、いつものことです。

今シーズンはクリスマス前から晴天続きで、川は渇水気味で高水温。この日も測ってみたら、水温22℃!
果たして魚たちはやる気があるのか?

テ・アナウ近郊の小さな川が、例年到着日の肩慣らしのロケーション。
ここはプレッシャーが高いものの、川のサイズも手ごろで魚の数も十分。肩慣らしにはもってこいです。

高水温で心配した魚たちの活性は、振り返ってみればまずまずだったと思います。
まずはドライで50cm台半ばのニジマスを1匹。
浅い瀬に定位していた魚も見つけて、狙い撃ち。ニュージーランド南島南部らしい、ドライのサイトフィッシングで幕開けです。

しばらく釣り上がって、次は瀬の中の魚を見つけて、ニンフでキャッチ。サイトニンフィング。インジケーターの動きよりも、魚の動きをより重視して合わせを決める、高度な釣りです。
釣ってみたら、良型のブラウンでした。

そしてそのすぐ後に、今度は瀬をブラインド・ニンフィングで流していると、インジケーターが消こみ、ストライク。
今度はまたまた良型の、よく暴れるレインボー。

こんな感じで、順調に初日は3尾の良型を手にして約4時間の釣りが終了しました。
釣行初日の肩慣らしとしては、とても良い結果になったのです。
翌日からの天気予報もばっちりで、とにかく上々の滑り出しとなりました。


〔2日目〕
e0098148_7385894.jpg2日目は、深い谷の合間の森の中を流れる美しい川へ。
この川は以前に良い釣りをしたのですが、その後は天候に恵まれなかったり、他の誘惑の方が強かったりしてなかなか再訪できていませんでした。でもこの日は天候も上々で、久々に訪れることができたのです。

絶景の中を流れるこの川は、魚の数も多くて素晴らしい川。訪れる釣り人も多いのですが、しっかり場所を選べばプレッシャーもある程度は回避できます。期待十分、気合十分で臨んだ2日目でした。
しかし、結果から言えば少々の期待外れ。
何より、見える魚の数がこの川としてはとても少なく、なかなかチャンスは巡ってきません。

しかしそこは腕でカバー。
見つけた魚を効率よくとらえていき、午前中は良型3尾を手にして終了。

午後は上流へ移動。
川に入ってすぐのプールのバンク際では、ライズを繰り返す鱒が2~3尾。
しかし相当に神経質で、なかなかフライを口にしようとはしませんでした。
そしてやっとのこと、魚がフライを吸い込んだ!と思ったら、痛恨のすっぽ抜け。
これでこの魚たちは終了。

その後は美しい渓の中を釣り上がり、プールの底深く沈むブラウンをニンフでキャッチして、この日の釣りは終わりました。

天気は最高。
景色も最高。
これでもう少し魚が多ければ、言うことなしの2日目でした。

さて、この日の夕方から天候は下り坂です。


つづく
[PR]

# by nzsanpei | 2016-01-10 08:43 | 釣り日誌 | Comments(0)
2015年 11月 22日

お化け

e0098148_1965555.jpg

先日、養殖場から逃げ出した美味しいサケを釣りに行った時のことです。
上の写真で大きさが伝わるかなあ~?
別に私、大きく見せようと腕を前に一杯に突き出しているわけではありません。そんな余裕はありません。

こっち↓ の写真の方が伝わるかなあ?
e0098148_1993147.jpg

タイマーで撮っているのと、魚が大き過ぎてしっかりと持てないのとで、あまり良い写真がなくてすいません。
でも、どうですか?
少しはわかって頂けますか?

長さは、たぶん90cmくらい。
重さは、少なく見積もっても10キロ。
いるんですよねえ。養殖場からの栄養満点のエサのおこぼれを食べて巨大化したサケやニジマス、ブラウンが。
めったに釣れないですけど。
ちなみにここの過去最大記録は、ニジマスの世界記録でこの写真の魚の倍ほどの重量があったそうです。

ちなみにどうやって釣ったかというと、ワームです。
はい。ジグヘッド+ワーム。

そしてこの魚はどうなったかというと・・・、リリースしました!
と、地元の釣り人に話したら、「ええ!」と驚かれました。笑
[PR]

# by nzsanpei | 2015-11-22 19:16 | 釣り日誌 | Comments(0)
2015年 11月 16日

11月11日 アオラキ・マウントクック

e0098148_65241.jpg


サザンアルプスのど真ん中。
オセアニア最高峰のアオラキ・マウントクックの近くにも、魚が釣れる川はあります。
旅行の仕事の合間に少しだけ様子見にでかけたのは、午後3時頃。

普段はドライフライだけで十分魚の反応が得られる川なのですが、この日は低活性。
ドライには見向きもしません。
なので、瀬に入っている活性の高そうな奴をニンフで。
で、釣れたのがこの1匹。
サイズは、60cmくらい。

ブラウンは、その模様に個体差が大きいものではありますが、それにしてもこの魚は全くの無斑。
背中の色はブラウンだけど、あとはシブ~いシルバーのみ。
ブラウンになじみのない方だったら、「これはなんだ?」となるかもしれませんね。
私もここまで模様のないブラウンに出会ったことは、これまでないかも。
これはこれで、なんだかかっこいいかな。と思ったり。
[PR]

# by nzsanpei | 2015-11-16 06:16 | 釣り日誌 | Comments(0)
2015年 11月 09日

11月7日 空振り

e0098148_702073.jpg

土曜日は、北海道の各地を釣り歩いているNさんをご案内してマタウラ川上流域へ。
Nさんが普段あまりやらないサイト・フィッシングを午前中に。
そして午後からのライズの釣りが狙い。

天候:曇り、時々雨
気温:8℃⇒13℃
水温:9℃⇒11℃

まず午前中。
見える魚で、捕食をしているやる気のある奴だけに的を絞って、サイト・ニンフィング。
魚の神経質さに初めからなかなか手こずりますが、これは誰でも同じこと。
しっかり作戦を立てて、集中してキャスティングを決めていくことが大切。
キャスティングがうまくいっても、フライを見切られることも多いのが、この地方の釣りです。
とまあそんな感じで、たくさんの魚たちを相手にするものの、なかなかフライへの反応を得られずに時は過ぎて行きました。

午前中の終了間近。
プールから深瀬に続くポイントに到着。(上の写真のポイント)
岸よりの泥底のフラットな水面の浅瀬に、ゆらゆらと揺れながら捕食を繰り返す魚を発見。
フライは、ごく軽いウェイトを仕込んだ#16のニンフ。
インジケーター(マーカー)は外して、魚のほぼまっすぐ下流に立ち、魚の2mくらい上流にフライを投入。
・・・・・。
フライは見えないけれど、だいたい魚の近くまで流れ落ちてきたあたりで、魚が「ゆらっ・・。」と左に動いて口を開いたのが見えた所で、ストライク!
完璧です。

が、その直後に魚は対岸めがけて疾走。
最初の一走りはうまく交わしたものの、その後のダッシュで対岸のボサの中に突っ込まれて、ゲームオーバー。
元気な魚たちなので、こういうことは日常茶飯事。
仕方がありません。

次は、そのすぐ上流。
深瀬の脇の岸近くで、右に左に揺れ動く奴が相手です。
今度は流れのしっかりした場所なので、#16のタングステン・ビーズのついたニンフに、インジケーターを装着。
2回目くらいのキャストだったかな?
うまくドリフトが決まって期待十分に見ていると、魚の捕食動作とともに、インジケーターにかすかな反応が。
本当にかすかな反応でした。少し流れ方が変化したかな?という程度。
で、「合わせて!」という私の掛け声に、「え?合わせるんですか?」というNさんが、半信半疑でロッドを立てるとがっちりフッキングに成功!!

今度は魚の疾走をうまく交わし、ジャンプ一発もうまく対処して、無事にランディング。
57cmのパンパンのブラウンを手にすることができました。
魚をよく観察していないと、もしかするとフッキングに至らなかったかもしれない魚だったかもしれません。
これが、サイト・ニンフィング。
繊細で、高度です。


e0098148_721473.jpg午後は場所を変えて、ライズ狙い。
パラパラと振る雨を除けば、風もそれほどない曇天の肌寒い天候は、メイフライのハッチにはおあつらえ向きのはずでした。
それが川に立ってみると、ほぼ飛んでいるメイフライは確認できず、魚も活性は今一つ。
「これから始まるのかな?」と期待して、しばしはやる気のある魚を探して上流へ歩を進めます。
やがてメイフライの姿が、1匹、2匹・・・。
そして少しずつその数が増えてきたかに見えましたが、なかなか波に乗らず、といった感じ。
魚もハッチ狙いのライズ・ポジションには入ってきません。
結局この日は、ハッチ&ライズは空振り。
この時期、この条件下ではだいたい期待できるライズの釣りだったのですが、それをNさんに味わって頂くことは、残念ながらできませんでした。
自然相手ですから、こういうことは当たり前のようにあります。

まあ、それで残念がってばかりでは仕方がないので、狙いをバックウォーターに変更。
川の本流から外れたほぼ止水のエリアにエサを探して入ってくる、クルージングする魚を狙います。
小さな、小さなインジケーターの30cmくらい下に、これまた小さな、小さなニンフを装着。
時期や条件によって、これがミッジのピューパになったり、小さなミズスマシを意識したパターンになったり、はたまたドライフライになったりします。
今回は、ニンフ。

魚の回遊コースを読んでフライを投入し、辛抱強く待ちます。
やがて1匹の魚が近づいてきたところで、少しフライを動かして誘いを入れてやると、スッと追いかけてパクリ。
ストライク!
フライは口から抜けて、そのまま尻ビレのあたりに引っかかったようですが、何とか無事にランディング。
今度は少し痩せていましたが、59cmの良型でした。

これで、終了。
ということで、魚のご機嫌だったり、はたまた自然のイタズラだったりの理由で、なかなかに難しい1日でした。
でもこの難しさがあるからこそ、ここの釣りは面白くなるんですよね。

これから季節はどんどん夏へ。
もう少しすると陸生昆虫を意識したドライの釣りも本格的に始まります。
そうなると、もう少し魚たちのご機嫌も良くなるかな?
川や魚たちの状態そのものはとても良くて、釣りも好調な春シーズンです。
このままいけば、夏も楽しみ。
これからも楽しい釣りが期待できそうです。
[PR]

# by nzsanpei | 2015-11-09 07:43 | 釣り日誌 | Comments(0)
2015年 11月 03日

11月2日 マタウラ川上流域

e0098148_6592911.jpg


何の写真か?って?
脱ぎ散らかしたベストにウェーダー、靴下・・・・。
はい。私、川の水に肩まで浸かってみました。
川の中で滑ったのではないですよ。
川に降りるときに、足元の穴に気が付かなかっただけです。
で、肩からザブン!と。
結構強い流れだったので、ウェーダーに水が入り込んできた瞬間は、少しだけビビりました。
皆さん、気を付けましょう。笑

風の強い日でした。
この春は、とにかく風が吹きます。
この月曜日も、強風の注意報。

天候:晴れ
気温:18℃
水温:13℃

初めはマタウラ川ではなくて、前から目をつけていた新たな場所に行こうと思っていたのですが、そこまでの山道が道路閉鎖。
なのでそこから引き返し、正午過ぎから川に入ったのでした。

川は少し濁りが入っています。
雪代かな?
それにしては水温は高めだぞ?
やや増水気味ではあるけれど?
という、少々不可思議な状態。
見える魚の数も、普段ほどではありません。

e0098148_77540.jpg強風の日は、メイフライのハッチが抑止されてしまい、ライズにはつながりません。
でもその時間帯になると、水中のニンフの動きは活発化するのでしょう。
魚の動きも活発になってきます。
やる気のある魚は浅瀬へ。
なのでこちらも、浅い瀬のポイントが狙いです。水深は、30cmもあれば十分。

軽くウェイトを入れたニンフを、見える魚に向かって打ち込んでいく、サイト・ニンフィング。
インジケーターもつけますが、ほとんどの場合は魚の動きを見て合わせを入れます。
強風の中ではなかなか一発でキャストは決まりませんが、風が引き起こすさざ波がラインの気配を消してくれるので、釣りは比較的やりやすいですね。

時にはライズしている魚もいます。
2匹くらいに出会ったかな?
すかさずドライフライにチェンジして目の前を流すと、どちらも一発でフライを咥えてくれました。


e0098148_7145446.jpg瀬の魚の動きがひと段落したら、バックウォーターへ的を絞ります。
ライズしている魚はいないので、#18の小さなニンフを底近くに漂わせる作戦。
魚に向かって投げるのはNGです。
ほぼ止水なので魚は神経質。ラインの着水と同時に逃げちゃいます。
なので、魚が遠くに行ったのを見計らって、魚の回遊コースにフライを投入。
そのまま魚が近くに来るのを待つのです。
で、近くに来ても魚がフライに気が付かなかったら、少し誘いをいれてやる・・・、という感じ。
すべてが丸見え。
なかなかスリリングで面白いです。

こんな感じで午後5時半くらいまで釣りをして、7尾キャッチ。
どれも50cm以上の型揃いでした。
風がなければ、ライズの釣りもまだまだ行けそうですね。

マタウラ川、現在絶好調です。


え~と、ガイドのご予約、お待ちしております。
12月前半はまだ空きがあります。
1月以降もまだまだ空きがありますが、2月は宿の確保がとても難しくなっています。
フライはもちろん、ルアーの方も歓迎します。
お問い合わせはお気軽に、nz-do@yumelandnz.com まで。
[PR]

# by nzsanpei | 2015-11-03 07:26 | 釣り日誌 | Comments(0)
2015年 10月 15日

10月14日 サウスランドの本流

e0098148_7472650.jpg

最近、西よりの風が強くなる天候続き。
こういう時は温暖だけど、天気が荒れる傾向にあります。
エル・ニーニョの影響で、暖かいけど荒れる夏になる、との長期予報は、今のところ当たっているようです。

さて、水曜日はしばらく訪れていなかった、サウスランドの本流へ。
この川、ここ数年ディディモがひどかったことと、今一つ好きなタイプの川ではないので、足が遠のきがちだったのですが、久しぶりに様子を見に行ってきました。
魚はブラウンだけ。

天候:晴れ、西風強し
気温:14℃⇒16℃
水温:10℃⇒14℃

全体的な川の雰囲気は悪くありません。
水量もちょうど良いし、広々としたプールや瀬は、いかにもブラウン好み。
川底の虫の量も多くて、タイミングが合えば良い釣りになりそうです。
心配だったディディモの様子は・・・、相変わらずかな。

川底が茶色で、とても魚を見つけづらい川なのですが、それでもポツポツと魚の影は見られます。
しかし魚たちはなぜだかとても神経質。
午前中はニンフ主体で見える魚を狙っていきますが、なかなかフライを食べに来てはくれません。
プレッシャーの高いエリアでもないので、いったいどうしてかな?という感じ。
それでも2度のフックアップがありましたが、残念ながらどちらも逃げられてしまいました。
サイズは、50cm台中盤といったところです。

e0098148_7595364.jpg午後1時くらになると、メイフライの姿がちらほら見え始めました。
サイズは#14か#16くらい。
ライズを期待してフライをドライにチェンジするのですが、ライズには出会えません。
見つけた魚はどれも水中のエサに一生懸命。なので必然的にフライも沈めるタイプのものになります。
が、これまた神経質で、フライをつつくだけでフッキングに至らず。
フライを見て逃げ出す奴までいるではありませんか。

やがて出会った1尾は、広いプールの水深30cmくらいの岸際を、ゆっくりと水中のエサをついばみながらクルージングしていました。
魚の上流側から、ほんの軽~くウェイトを入れたニンフをほぼまっすぐ下流へキャスト。
魚の2mくらい上流にニンフが落ちて、そのまま魚の正面へフライ先行で流し落とし・・・・、魚が「ゆらっ・・」と横に動いて口が「ぱくっ!」と動いたのを確認して、ストライク!
やっとのことでしっかりとしたフッキングに成功しました。
これで、ボウズ脱出。笑

その後、3時くらいからハッチの量が増加。
魚を水面に誘い出すには十分なハッチに思えました。
なので今度こそライズが始まるか?と身構えたのですが、いつまでたっても始まる気配がありません。
ライズにつながらないハッチというのはあるものですが、まさにそれだったのだと思います。

結局ハッチはその後5時近くまで続いたのですが、その間ライズしている魚に出会ったのは2度のみ。
1尾はフライを食べ損なって、逃走。(というか、警戒心に満ちたバイトでしたね。)
もう1尾は、きっちりフライ先行で目の前に流したのに、フライが見えた途端に逃走。
難しい魚たちでした。

まあ、こういう時もありますね。
でも、これでは見限れないかなあ、という感じです。
もっとしっかりとしたハッチが出て、魚にスイッチが入ればきっと面白い釣りができるはず。
魚が少ない川ではないので、支流筋も含めてもう少しチェックしてみたいと思います。
それにしても、強風の中で1日中ロッドを振りまわすのは疲れる・・・。
[PR]

# by nzsanpei | 2015-10-15 08:18 | 釣り日誌 | Comments(0)
2015年 10月 11日

10月10日 Oreti River

e0098148_16382448.jpg


今年初のOreti Riverへ。
超難関として。そしてその釣りの質の高さで世界的な名声を誇るこの川の上流部は、私にとっても、きっと私の数々のお客さんにとっても特別な川かもしれません。
この川の畔にロッドを手にして立つ度に、これまでご案内したお客さん方の感動と興奮の場面が蘇るのです。
釣りの世界では、まぎれもなく世界遺産級。
たくさん釣れるということではありません。
むしろその逆。
1匹を手にした時の喜びの大きさで、世界中の釣り人たちを虜にさせるのです。
その川へ、今シーズン初めて行ってきました。

この日は晴れているものの、強風の予想。
こういう時はチャンス。
普段は大人気のこの川の上流区間ですが、悪天候の時は釣り人の足も遠のきがち。
良い場所にすんなり入ることができる可能性が高くなるのです。
釣り場に到着したのは10:30。
案の定、上流部のビートシステムが導入されている2区間のうち、下の区間が空いていました。
しめしめ。

天候:晴れ&強風(帽子がたまに飛ばされるくらいの強さ)
気温:10℃
水温:8℃。冷たい!

上流からの強い風で、風上に向けて停めた車の扉を開けると、「グン!」と扉が押し戻されるくらい。
風に対処する技術や思考がないと、まず釣りは無理。
増水が引いた直後なので、タイミングはばっちり。
低水温だけが気がかりでしたが、もともと水温が低い川なので多分大丈夫。

さっそく魚を探しながら歩き始めると・・・、いる、いる!
それらしいポイントには、ほぼ確実に魚の影。
しかも、そのうち半分くらいはやる気あり。期待感が高まります。

e0098148_1652159.jpgこの日は半分以上の魚が、自分の対岸側。
早い流芯をまたいでフライを投入することが頻繁でした。
こんな時は、上流からの強い風はむしろ好都合かな。
だって魚のやや上流対岸に立って、流れに直角にキャストすると、フライラインはまっすぐで、リーダーから先が風にあおられて下流側に行くんです。
ということは、自然にフライ先行で、かつある程度リーチというか、メンディングができた状態でフライラインが着水するわけです。ただし!上流側へのメンディングが、これまた風にあおられるのでとても難しい。
でもそれがうまくできれば、5~6mのナチュラル・ドリフトが可能になります。

それはともかく、魚の反応は素晴らしかったです!
あ、ちなみに目立ったハッチがなく、ライズもないので釣りは自然と水中にフライを送り込むニンフィング。
でも、サイト・ニンフィングです。
見えない魚にはフライを投げない!

初めの魚は川に降りてすぐのポイントで。
2匹見えていたうち、盛んに動いていた「小さな」方が、#12のニンフをさっと口にしてくれました。
この「小さな」魚は、51cm。
この川の上流部で、このサイズが釣れることは珍しい、というくらいの「小ささ」なのです。
この川、釣れる魚の平均サイズが60cmを超えているのです!

次の魚は、最初の魚のすぐ上流のポイントで。
フライは#10のゴールドのビーズヘッド。
うす濁りで、かつ深くて速い流れの中では目立つフライが必要ということでした。
この魚は64cm。

で、次の魚はその30mくらい上流の瀬で。
フライは#14。
こちらは59cm。

フライ選択がめちゃくちゃ?
いえいえ。
ちゃんと理由があって、こんな風にバラバラになるのですよ。ふふふふふ。

それにしても、ここの魚たちは相変わらずものすごい魚たちです。
パンパンのコンディションは、まさに「スーパーブラウン」と呼ばれるにふさわしいもの。
ヒレが発達していて大きいので、遊泳力が他の川のブラウンよりも高いのも特徴です。
2枚目の写真の通りです。
ね?うちわのような尾びれ。
だから針にかかってからのファイトもそれはそれは激しくて、3尾も立て続けに釣ると腕が攣りそうになります。
まあ、3尾立て続けに釣れる、なんてことはほぼあり得ないことなんですけどね。

e0098148_1715743.jpgしかし、この日はこの3尾で終わらなかった!
#10~#18の様々なニンフを駆使して、だいたい見つけた魚全体の5匹に1匹くらいに口を使わせることができたのです。
そしてそのどれもが、この左の写真の魚のようなスーパー・コンディションときてます。(わかりますか?)
5匹目くらいで本当に一度腕が攣って、数分間マッサージをしたほどです。

結局この日、フッキングに成功した魚は、なんと10匹。
そしてそのうち8匹のランディングに成功したのです!

これ、これまでこの川に挑戦したことがある方であれば、どんなに凄いことなのかはよくお分かり頂けるはず。
2匹釣れれば100点満点というくらいが普通です。
相当上手な方が挑んでも、ボウズは珍しいことではないのです。
それが、8匹!
私にとっても、数だけで言えばこの川での記録更新となったのです。
いやー、すごかった。
もう、これ以上の記録更新はきっとないだろうと思います。
タイミング良く川に入れたとは言え、こういうことはまずありません。
だからこれから来る皆様も、そのような期待はしないように。笑

しかし、この川の状態の良さがしみじみとわかる1日になったことは事実。
魚の数もなかなかだし、コンディションも素晴らしい。
今シーズンはなかなか楽しませてくれそうな予感がします。

このブログの投稿だけ見るとそうは感じないかもしれませんが、この川は超大型が期待できる、世界中のだれもが認める難関。
挑戦したい方、再挑戦したい方、ぜひお越し下さい。
感動に出会えます!
[PR]

# by nzsanpei | 2015-10-11 17:35 | 釣り日誌 | Comments(0)
2015年 10月 03日

2015-16シーズン開幕! マタウラ川上流域

e0098148_1031113.jpg


皆様、新シーズン、明けましておめでとうございます!笑
今シーズンもいよいよ始まりました。
これから5月末まで、皆様またよろしくお付き合いくださいませ。

ということで、シーズン初日の10月1日は、ホームグラウンドのマタウラ川上流域へ行ってきました!
やはりシーズンは、ここで始まり、ここで終わらなければ。

出発前の各データから判断する限り、今シーズンのスタートはこれ以上ないくらい良い川の状態が予想できました。増水でもなく、ちょうど良い水量。低すぎない気温や水温。
自ずと期待は高まりました。

朝。
車を走らせつつ横目で確認する限りは、各アクセス・ポイントには釣り人の車が。
やはりシーズン初日ともなると、みんなそれなりに気合が入っているのです。
車がまだ入っていないアクセスを見つけて停車はしたものの、けっこうな強い雨。
長続きする雨でないことはわかっていたので、しばらく車内で暇つぶしをして、雨が小降りになってから車の外に出たのが午前11時。遅いスタートです。

天候:雨のち曇りのち晴れ
気温:12℃⇒14℃
水温:9℃前後

さてまずは川の状態を確認すると、予想通りの良い状態。
水量も水色もちょうど良い感じです。
魚は・・・?というと、いるいる。
プールや深瀬の底にへばりつく姿があちらこちらに見られます。が、活性は高くない模様。
捕食行動をとっている魚はあまり見当たりません。

とにかく底までフライを送り届けなければいけないので、#12の重たいニンフと、その下に軽めの#18。
反応は?というと、まったく無視されます。
そこで狙いは、比較的活性が高い魚がいると思われる、浅い瀬。
深場ほどの数ではないものの、魚の影は見られます。
ドロッパーのニンフを軽くして挑戦。
さすがに一発では喰ってはきませんが、5回、6回と鼻先を流すうちに、ようやくフッキングに成功!

シーズン初めの魚たちは、コンディションも良くてよく暴れます。
リールから糸をどんどん出して走り回り、時には華麗にジャンプしたり、中にはテイル・ウォークするような超元気者も!

なにはともあれ、こうして釣りを始めて30分ほどで、今シーズン最初の1尾を手にすることができました。
54cmの、良型。
まずはこれで一安心。
その後、同じポイントでさらに1尾を追加して、そそくさとポイント移動と相成りました。

e0098148_10523260.jpgさて、午後は早いうちに、最初のポイントからずっと下流に移動。
そのまま最初のポイントで釣っていても良かったのですが、シーズン初めの10月、11月は、とにかくたくさんのポイントを見て回ることが大切。そうして頭の中の情報をアップデートするのです。
あと狙いはもう一つ。
午後からのメイフライのハッチ&ライズです。
お昼ごはんを食べると、午後1時半。だいたいハッチはこれくらいの時間から。

河原に立ち、ゆっくりじっくり川の様子を観察していると、2時前くらいからメイフライの姿がちらほらと見え始めました。
やがて少しずつその数が増えていって、「さあ、ライズ!」と身構えてみるものの、期待した深瀬のポイントではなかなかライズが出てきません。しばらく様子をみてみましたが、結局ライズには一度も出会えず。

仕方なく一度もロッドを振ることなく見切りをつけて、今度はその少し上流のバックウォーターをチェック。
クルージングする数尾の魚を見つけて観察していると、時々水面の何かを食べていたのです。
フライは#18のマタウラ・イマージャー。
魚のクルージングする方向を読んでフライを投入し、近づいてくるのを待っていると・・・鼻先を出すか出さないかくらいのとても控えめなライズとともに、フライを吸い込みました!
その後一気にバッキングまでラインを出されて冷や汗をかきましたが、無事にその魚をランディング。
う~ん、気持ちいい。
そしてさらにもう1匹を追加し、さらに上流の瀬の様子もチェックして、またまた場所移動。

e0098148_1145998.jpgお次は、ついさっきまで先行者の車があったポイントへ。
普通はすでに叩かれたポイントは避けるものですが、釣ることばかりが目的ではないのでいいんです。
それにもう釣れているから、気持ちにも余裕あり。笑
あと、もし先行者がハッチの前に移動してしまっていたとしたら、すでに叩かれた後だったとしても状況は全く別物になっている、という可能性も。

そうしてライズを期待してやってきた、だだっ広い浅瀬のポイントへ差し掛かると・・・。
岸際の浅瀬で動き回る1尾を発見。水深は、たぶん30cmくらい。
少し観察しているうちに、ライズを1度、2度と繰り返すではありませんか!
狙いというか、下心(笑)が的中。
慎重に魚の斜め下流側に回り込み、魚の1m上流にフライを着水させると・・・「!」。
一発でした。
フライは見えないまでも、水中から魚の頭がにょっきり出てきて、ストライク!
50cmオーバーのきれいな魚体の持ち主でした。

で、これでたいたい満足していたはずなのですが、ここからがすごかった。
その広い浅瀬の魚はやる気十分。
ライズをしている魚がたくさんいて、そうでなくても動き回って捕食行動をしているものがほとんどです。
結局それからハッチが完全に終わる4時頃まで、ドライだけで10尾ほどがフライを食べ、そのうちの6~7匹を手にすることができたのです。
シーズン初日。11時~17時くらいまでの釣りで10尾ほどの釣果は、素晴らしいと思います。しかもその大半がドライで。

こうして、シーズン初日は終了。
これから雪解けの影響が強くなり、釣りが少々厳しくなることも予想されますが、まずは大満足のスタートを切ることができた、というわけです。

ということで、シーズン始まりました。
状態は良好です。
シーズン前半にお越しの皆様、どうぞご期待を!
[PR]

# by nzsanpei | 2015-10-03 11:25 | 釣り日誌 | Comments(0)