Angler's Notes from Southern Alps

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2016年 08月 27日

2016/17シーズン・ライセンス

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長らくご無沙汰しております。(そろそろこのブログも、Facebookへの移行を検討中。)
皆様いかがお過ごしでしょうか?
そうこうしているうちに8月も終わりに近づき、ニュージーランドも春の訪れを感じる今日この頃です。

そして!
新シーズンのフィッシング・ライセンスが発売になりました!!
私の元にも早速かっこいいカード型のライセンスと、レギュレーションをとりまとめた冊子が送られてきましたので、どうぞご覧あれ。

気になるライセンス料は、以下の通りです。

〔非居住者ライセンス〕 大人/子供
1日~$20/$5
シーズン~$163/$25

〔居住者ライセンス〕
1日~$20/$5
3日~$45/なし
9日~$88/なし
シーズン~$125/$25
ファミリー~$163(大人二人、子供二人)
ローカル・エリア~$100

※子供は12~17歳。11歳以下は無料。

ということで、日本からの釣り人にとっては、1日ライセンスは値段据え置き。
シーズン・ライセンスは$2だけ値上げ、ということですね。

これらのライセンスでは、タウポ地区を除くニュージーランド中で釣りができます。
北島だろうと南島だろうと、どこでもこのライセンス一つで釣りをして良い、ということです。

1万円前後でニュージーランド中、どこでも何度でも釣りができると考えると、安いです。
そう思いませんか?
そしてこのライセンス料から得るお金だけで、釣りやハンティングを管理統括する「Fish&Game」は活動します。
釣りの観点からだと、
・ライセンスの発行、管理
・釣り場の見回り(釣り人のチェック、の方が正しいかも)
・アクセスの確保(地主との交渉や必要な表示、設備の取り付け)
・資源調査
・ルール制定
・釣り資源保護のための活動(水質調査、有害生物の調査)
・釣り普及のための活動(子供のためのイベントなど)
といったあたりが主な活動の内容。
時にはダム建設などを巡って、政府や大企業を相手に戦うこともあります。
本当に有り難い機関だと感じます。
日本にもあればいいのに・・・。

ということで、シーズン開幕に向けて、着々と時は進んでおります!!








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# by nzsanpei | 2016-08-27 08:25 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 06月 08日

6月5日 冬のクルーサ川

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真冬になりました。
寒いです。
が、そんな中、それでも釣りをしたいなかなか通なお客様をご案内しました。
朝の気温は-4℃。
河原の木々がびっしりと霜に覆われていた、快晴の1日。

この時期、釣り場は大河川、大きな湖、中~大河川の河口域に限定されます。
こういった広々とした場所の釣りは、慣れていないとつかみどころがなくて難しいものです。
しかしそんな中でも、比較的小さな川のサイトフィッシングを楽しめる場所にご案内しました。
ここは、ニュージーランド第2の大河「クルーサ川」の分流にあたるところなので、正確に言えば「小さな川」ではありません。大きな川の一部。

e0098148_1214457.jpg魚は、それほど多くないながらもちらほらと見つかります。
産卵を意識したブラウンはたいていカップルになって泳いでいます。エサには興味なし!
そのブラウンのまわりには、オレンジ色の珠玉を狙うレインボー。
狙いはこちら。

朝一番。
しっかり狙って、しっかりフッキングに成功しますが、魚の猛ダッシュに対応しきれずラインブレイク!
経験のない方は、魚のスピードと強さに初めは誰でも圧倒されます。

しかしその後が続かない。
やけに神経質な魚たちと、午後に入ってから見える魚の数も減ってきて、その場はあきらめたのでした。

その後は本流にもトライしてみますが、結局その後は魚の反応を得ることはできませんでした。
残念。
当たり外れが大きいのが冬の釣りの特徴ではありますが、今回は朝イチのチャンスをものにできなかったことが、その後の釣りにも影響したようです。

さて、冬シーズンの釣りですが、まだしばらく楽しめます。
人が少なくて、釣り場を独り占めできるのが良い所。
コンディションが良ければ、湖でも川でもサイトで狙えます。
時にはびっくりするような大物も!!
あなたもトライしてみませんか???
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# by nzsanpei | 2016-06-08 12:09 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 05月 09日

4月30日 メインシーズン終了の日

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少し先の話ですが、4月30日をもって2015~16シーズンのメイン・シーズンが終了しました。
5月は大河川湖、川の下流域、そして湖に注ぐ河川に釣りが限定されます。

この秋ですが、異常に暖かい秋になりました。
5月に入った今でも、最高気温が19℃なんていっているのですから、異常です。
ちなみにここクイーンズタウン周辺は、北海道北部と同じくらいの緯度。季節は、日本で言えば11月。
普通だったら朝夕は0℃前後まで気温が下がり、日中も15℃まで気温が上がることはそれほど多くありません。
それが今年は、3月下旬か4月上旬のような暖かさ。
それもあってか、例年4月に絶好調となるライズの釣りが、今一つ盛り上がらずに終わってしまったようです。
ひんやりと寒い季節になって活発化するメイフライの活動に、スイッチが入らなかったわけです。

シーズン最終日の4月30日。
マタウラ川上流部に出かけました。
当日は風もなく、気温もさほど上がらず、どんより曇り空。
メイフライのハッチにはまたとない条件でもあり、期待十分に出かけたわけです。

e0098148_1050176.jpg普段なら午後2時くらいから始まるメイフライのハッチと、それに伴った集中的なライズですが、この日はハッチもライズもまばら。
これが、どうやらこの秋の傾向のようでした。

それでもライズはちらほら。
上手に流すことができれば、そこそこ魚たちは遊んでくれました。
もちろん、期待ほどの数はつれませんでしたが。

左の写真の魚は、秋の魚らしい濃い色が出た良型。
一番上の写真の場所で釣れた魚です。
ゆっくり、鏡のような水面を作って流れる場所なので、なかなかの難所。
そこで移動しつつ散発のライズをしていた奴でした。
ダウンクロスのフライ先行で、魚のライズのタイミングを計って・・・。
とにかく慎重なアプローチで挑んで、運よくイマージャーを口にしてくれました。

この秋のマタウラ川上流域。
そんな感じで静かに終わりを迎えました。


さて、これから。
マタウラ川下流などは、4月に不発だったライズが爆発する可能性がありそうです。
そして各地の湖に注ぐ川では産卵遡上が本格化しています。これを狙った釣りは実に刺激的。
大型の数釣りに期待です。
他にもまだまだ楽しみはたくさん。
本格的に寒くなる前に、もう少し楽しませてもらいましょう!
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# by nzsanpei | 2016-05-09 11:00 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 04月 01日

西やんさん釣行記 5,6日目

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〔5日目 テ・アナウの小川〕
天候は前日夕方から下り坂。
夜から朝にかけて雨がパラパラと降るような天候になりました。
雨が降ったり、日が射したりなので、朝イチでご覧のような見事な虹。
端から端まで完璧。しかも二重。

さて、この日はテ・アナウ近くの小川に出かけました。
人里に近いながらも、ニジマスとブラウンが混じりつつ、いつもそれなりに魚がいて楽しませてくれる川です。
アクセスも良く、気軽に楽しむことができる川、と言っても良いかもしれません。

e0098148_7335833.jpg午前は、上流部のアクセスから。
小雨の中でしたが、それなりの釣果を期待して意気揚々と釣りを始めたのです。
しかし!
探せど探せど、魚が全く見当たりません。
ここぞ!というポイントにも、何の影もないのです。
「何かあったのでは?」と思わせるほどの有様。「この川でこんなに魚がいないとは・・・。」と、私も西やんさんも首をかしげるばかりでした。
あえなく、撤退。
午前中は徒労に終わったのです。

そして午後は大きく下流に移動。
こちらでは、なぜかそれなりに魚の影があったのです。やる気もまあまあある。
う~ん、いったいなんだろう???

最初の1尾。
深瀬のヒラキの対岸バンク際で、時折ライズをしているブラウンでした。
フライは、セミ。
アプローチ、キャスティングの仕方、ラインの置き方をしっかり決めていざ、キャスティング。
一発でバンク際の難しいレーンをとらえたフライが、ナチュラル・ドリフトでギリギリ流れるくらいの所で、「ガブリッ!」と魚がフライを咥えました。
お見事です。
その後のファイトも難なくこなし、やっとこの日の1尾目。
二人で胸をなで下ろしました。

次の1尾は、いつも数匹の魚が期待できる、浅い瀬。
今度はブラインドでニンフィング。
流れを読み、しっかりと魚がいそうな筋にフライを送り込んでいくと、インジケーターが消し込みました。
今度は、元気なレインボー。

その後も数回のチャンスがあったのですが、残念ながら口を使わせるところまでには至らず、この日は終了。
最初から下流部に入っていれば、と悔やまれる結果にはなりましたが、これも釣りです。
自然はなかなかこちらの期待通りにはなりません。


〔6日目 タカへとマタウラ上流部〕
さて、いよいよ最終日です。
夜半から、けっこうな雨が降り続きました。

e0098148_7485384.jpg釣りも好きだけど、鳥も大好きな西やんさん。
今回の目的の一つにバード・ウォッチングもあったのですが、その一つがこれ。
「タカへ」という鳥です。
ニュージーランドで生き残る飛べない鳥の一種で、現在の生息数はほんの250羽ほど。
テ・アナウというところは、このタカへの故郷のような場所なのです。
野生では見ることはできません。
ということで、雨が降る中、テ・アナウの「バード・サンクチュアリ」に立ち寄りました。
餌やりの時間に行くと、なんとタカへの飼育舎の中に入れてくれるのです。

ここでタカへやその他の鳥たちを堪能した後、いよいよ釣りのために移動です。
夕方には飛行機の乗るので、許された時間はほんの3時間ほど。
2日目に魚たちのご機嫌が良かった、マタウラ川上流部に行くことにしました。
その周辺は、雨もほとんど降っていないようです。

連休真っただ中のこの日、川は混雑していました。
アクセス・ポイントごとに、釣り人の車が。
やっと見つけた場所で釣りを始めるも、すでに叩かれた後と見えて、魚があまり狙える場所に出ていません。
そして、神経質。
そうこうしているうちに、下流側から別の釣り人までやってくる始末。

ということで、さらに上流に移動。
釣りができる一番上流のポイントまで移動したのですが、これは間違いではありませんでした。
ゆったり流れる広いプール?瀬?には数匹の大きな魚たちがクルージングしています。
時々水面の何かを食べているのですが、恐らく難敵の「ウィロー・グラブ」。
色々試しますが、なかなかバイトには至りませんでした。
フラットな水面。渇水気味の緩い流れ。賢い魚。そしてウィロー・グラブが捕食物。
これほど難しい組み合わせはありません。
刻々と時間は過ぎていきます。

もうほぼ時間切れ、と言う頃になって、チャンスは巡ってきました。
小さなドライフライの下に、これまた小さなウィローグラブのパターンを結んで、ライズを繰り返す魚めがけて数投目のこと。
魚からやや離れた位置にフライが着水すると、それに向かって勢いよく魚が接近。
はっきり口を開くのが見えると同時に、目印代わりのドライフライが消えました。
「待ってました!」と合わせを入れると、なんと痛恨の合わせ切れ・・・・。
終了間際、土壇場のチャンスだっただけに、これは相当に悔しかったと思います。
難しい相手だっただけに、余計に悔しさはつのります。

これで今回の西やんさんの釣行は終了。
全体的には、難しい状況が多い中で、釣れる魚の数はそれほど多くはなかったものの、それなりに内容の濃い6日間になったと思います。良い魚にも出会えました。
何より、難しい状況でキャストをしっかりと決め、バイトまで持ち込む、という場面が毎日のように見られたことが、私としては意義深かったと感じた次第。
西やんさん、お疲れ様でした。
ウェーディング・シューズは、次回までしっかりとお預かりしておきます。


さて、4月になりました。
気温が下がり、すっかりここ数日で秋の雰囲気になりました。
マタウラ川では、いよいよハッチ&ライズの釣りが始まりましたよ。
もう一つのベストシーズンがやってきました!
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# by nzsanpei | 2016-04-01 08:09 | 釣り日誌 | Comments(2)
2016年 03月 29日

西やんさん釣行記 3,4日目

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〔3日目 Oreti River〕

スカッ!と快晴。
前日から寒気が入り、さらに放射冷却で、朝は霜が降りるほどの低温になりました。
水温は8℃まで低下。
低活性は、容易に予想されました。しかしそれでも一度は行っておかなければいけないOreti River。よほどの上級者でない限り、風のない穏やかな日でなければ行けません。なので、あえて挑戦。
西やんさんには、過去に良い釣りをされて頂いています。
気温が上がり、陸生昆虫の動きが活発化する午後が勝負。

まずは1時間歩いてこの日のセクションに到着。
魚たちは・・・、というと、ニンフをついばんでいる奴もまずまずいて、思ったほどの低活性というわけではなさそうでした。
しかし、序盤のニンフィングでは、キャスティングがなかなか決まりません。
難関で知られるこの川。
とにかく一発でキャスティングを決め、魚のフィーディング・レーンにフライを送り込まなければ、なかなか釣れてはくれないのです。キャスティングを決めても、口を使う確率はそれほど高くはありません。
フライを見て、止めた魚は、ほぼそれでおしまい。
この日もそれの連続でした。
それでも何とかフライを食べに来た魚もいたのですが、フッキングには至らず。
午前中はノーフィッシュです。
でも、当初から午後が勝負と思っていますからね。これはこれでOK。

e0098148_81107.jpgさて気温も順調に上昇して、午後2時半くらいから川の雰囲気が変わりました。
陸生昆虫狙いのポジションに魚が出てき始めて、ドライフライに反応が出始めたのです。
フライを見に来て直前で止めたり、あるいはついに口を使って「やった!」と思ったらフッキングしなかったり。
そして程なく・・・

それほど深くもない瀬のポイントでした。
対岸寄りの川底に大きな魚の影。
フライは、セミ。
間合いを詰め、立ち位置を決め、ラインを出して、まずは慎重に距離を合わせる。
そしてキャスティング!

フライが魚の2mくらい上流のフィーディング・レーンにピタリと落ちると、少しだけ魚の方がスライドしてポジション調整。
そしてすっ・・と浮上し、流れ落ちてきたフライを吸い込みました!!
完璧。

フッキング後のファイトも素晴らしいです。
魚そのものの重たさもあってなかなか浮いてきません。
掛けた瀬のヒラキあたりで取れるかな?と思ったら、なんのなんの。
押し問答の末に、今度はその下の荒瀬を下って下流にどんどん下って行きます。
そして次の瀬のヒラキくらいまで下ったところで、やっとランディングに成功。
60cmジャストの、ピカピカの鼻曲がり。

思えばこの魚が、西やんさんにとっては初めてドライで手にした、Oretiのブラウンなのでした。
西やんさんはもちろん、私も大喜びでがっちり握手です。
1匹でこれほどの満足感を与えてくれる川は、そうはないかもしれませんね。

その後はやはりフッキングまで至らなかった奴もいましたが、結局この日はこの1尾で終了。
しかし、十分に楽しく、充実した1日になったと思います。


〔4日目 山岳渓流〕

西やんさんが今釣行で行ってみたかったのが、日本の渓流を思い出させるような山奥の渓流でした。
ということで、テ・アナウから1時間半くらい、峠を越え、どこか地球離れした広大な風景の中を車を走らせてその渓流へ行ったのでした。
この日も朝は低温です。

e0098148_8253736.jpgさて、まずはやる気のある魚を探して釣り下り。
やる気のない魚は、驚かさないようにそーっと迂回して、午後のやる気が出る時間帯までお取り置きです。笑
この時期、こういう作戦立てがけっこう重要になります。

それにしても、魚が見当たりませんでしたね。
この川でこんなに魚の姿がないとは????と私も首をひねるほど、なかなか魚の姿がありません。
なので前半は、ほとんどロッドを振ることもないまま時間は過ぎました。

しかし、「お取り置き」の効果が表れます。
後半も最後の方になって、プールを少し遡ったところにある瀬で、ライズする魚を発見。
テレストリアル系のフライを結び、2投目。
フライがレーンをとらえると、早い流れの中で魚が翻りながら、しっかりフライを咥えました。
そこから、すごいファイト。
猛ダッシュ!
ジャンプ!
ボサに突っ込もうとしたり、もう色々。
そしてやっとのことでネットインしたのは、超美形の大物レインボー♀なのでした。
張りのある素晴らしいボディ。
鮮やかで輝きのある模様と発色。
実に美しいレインボーなのでした。
この日も、この1尾でかなり満足。

その直後にも、やはりドライであっさりと1尾追加し、この川を後にすることになったのです。


この日はこれで終わりませんでした。
2日目にたくさんフッキングに成功しつつ、全部に逃げられた大河のポイントに再挑戦。
7~8匹をフッキングして、そのうち2匹を手にすることができ、リベンジ完了。

ということで、前半シブかったのですが、後半で取り戻した、というような1日になりました。

さて、天候は下り坂。
あと釣りは2日。
どうなる?
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# by nzsanpei | 2016-03-29 08:46 | 釣り日誌 | Comments(2)
2016年 03月 23日

西やんさん釣行記 1,2日目

秋の訪れを切実に感じる今日この頃です。
でもなんだか変に暖かい日があったり、いきなり寒くなったりと、まだまだ少し中途半端。
もう少しでメイフライの季節なんですけどね。

e0098148_7235742.jpgさて先週1週間は、常連の西やんさんをご案内してあちらこちらの川にでかけておりました。
西やんさんにとっては、これでニュージーランド10回目となる記念すべき釣行です。

初日。
天候は雨。風も強い予報でした。
周辺の川では雨の影響が出始めていました。
できるだけ雨を避けることができて、かつ増水などの可能性もない場所を求めてアレキサンドラ方面へ。

川に到着すると、雨の影響がないどころか、渇水。
小雨がパラパラ。

魚を探し始めると、程なくして小さな瀬の流れ込み付近に数匹の影が見つかりました。
やる気のありそうな魚に狙いを定めてまずはドライを投入すると、何ともあっさりとフライに飛びついたのです。
久々の大型魚とのやり取りも手慣れたもので、対岸寄りの沈木の中に魚が突っ込んでいっても冷静に対処できるあたりは、さすがヘビー・リピーターの西やんさんです。
しっかり魚の動きを制して、無事にキャッチ。
良型のブラウンで、幕が開きました。

さて、意外にもあっさりと1尾目が釣れたので、その後も調子よく続くかな?と思ったら、後が全く続きません。
魚の影もまばら。
ということで、場所移動。
大きく上流に移動します。

上流の方が水量が多い川なのですが、この日は魚も下流側よりは多かったようです。
ライズする良型にもまずまず出会えて期待十分。
しかし、多忙でしばらくロッドを振る機会がとても少なかった西やんさん。
キャスティングの精度と勘がこの日は鈍く、度重なるミスが邪魔をしました。
魚を目の前にした時の力みも重なり、大事なところでミスキャストの連発。
口を使わせた魚もいましたがフッキングには至らず、結局この日は開始早々の1尾で終了となったのでした。


〔2日目 マタウラ川上流域〕
e0098148_7391982.jpg2日目は、クイーンズタウンからテ・アナウに向けて移動しながらの釣りです。
天候は回復傾向で、川も増水からほぼ平水に落ち着いてきました。

まずは、マタウラ川上流域。
とても良かったと思います。

瀬には、さかんにニンフを捕食して動き回る魚がたくさん。
やる気満々です。
そしてなぜかニンフを投げる時にはキャスティングが見違えるように良くなる西やんさん。
結果は自ずとついてくるのでした。

しっかりと魚のフィーディング・レーンをニンフがとらえると、魚たちはやはりしっかりと反応してくれました。
50cm強のコンディション抜群のブラウンを、良いテンポでキャッチしていったのです。
午前中の3時間だけで6匹をキャッチ。
バラシも入れると、口を使わせた魚は10尾に迫ったほどです。
実に快調な釣りになりました。

ところで西やんさんですが、色々と面白い素材でフライを作っています。
この日活躍したニンフの素材は、西やんさんの飼い猫の毛。
「猫ちゃんニンフ」と私が名づけたそのフライは、その後も活躍しつづけました。

さて、午後。
ライズを期待して少し下流部に移動しますが、ライズは不発。
ニンフで1尾を追加したところで、移動です。

次に向かったのは、テ・アナウから流れ出す大河「ワイアウ川」です。
ちょっとアクセスが難しい瀬のポイントでは、元気なニジマス達が(たまにブラウンもいます。)大き目のドライフライに次から次へとアタックしてきます。
しかし、フッキングはできても取り込みは至難の業。
大河の早くて強い瀬ですから、流れの中に走り込まれたら、そう簡単に寄せられるわけではありません。
次から次へとフッキングして、ネットにかするくらいの所まで寄ってきた魚もいましたが、次から次へと強い流れに入り込まれて、ラインブレイクとフックアウトの繰り返し。
刺激的ではありますが、なかなか悔しい数時間を送ることになったのです。
最後はけっこうな大型をかけたと思ったら、そのまま激流に疾走されて、みるみるうちにバッキングが50mくらい引き出され、それでも200mくらい追いかけて頑張ったのですが、残念ながらラインブレイク。
と思ったら、フックが折れていました。涙
ということで、ここではノーフィッシュ。
こうなったらリベンジ必須ですね。後日再チャレンジです。

つづく
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# by nzsanpei | 2016-03-23 08:01 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 03月 04日

2月29日&3月1日 寒波到来

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2月29日、3月1日の2日間は、リピーターのUさんをご案内してテ・アナウ方面をさまよっておりました。
表題の通りですが、寒波到来。。。。
この2月は観測史上最も温暖な月になったそうで、たしかにニュージーランド南部も安定した天候が続き気温も高かったのです。セミフライの釣りが絶好調、という月でした。
しかしUさんをご案内した2日間だけは話が別。
地元民もあっ!とびっくりの低温になったのでした。

〔2月29日、ある、小川〕
朝の気温は3℃。
2日前までの雨で各河川は増水し、それが収まりつつある状態でした。
ある川はまだまだ茶色。
ある川は笹濁り、という程度。
それまでが渇水だったので、普通であればこれは悪いことではないのですが、そこに急激な気温と水温の低下が伴うと、魚たちのやる気はどど~~~ん!と下がってしまうのです。
それを絵にかいたような日になりました。

e0098148_10184536.jpg「これまで行ったことがない川を。」というリクエストのもとに車を走らせたのは、ある小さな渓谷。
元気なニジマスが多い川なので、この水温低下でも何とかなるのでは?という、希望的観測。
しか~し!
レインボー達の姿はどこへやら。
どうやら深場の奥底にへばりついて、じっと寒さに耐えている様子。

それでも開始早々、この日瀬に入っていた唯一の魚の影を見逃さずにニンフをキャストすると、数回目のドリフトでストライク!
予期していなかった、良型のブラウンを手にすることができたのです。
事前の不安をかき消す、なんと幸先の良いスタート。
「おぉ。。これは、今日は思ったほど悪くないのでは???」と、この時は思ったのでした。

しかし、その後は前述のとおり。
ごくたまに魚の影が見られるものの、ほとんどはプールの深場に潜んで姿を見せません。
フライを投げても、何の反応もなし。
いや、一度だけ、フライを追いかけていた魚がいたかな。
でも、とにかく何の手応えもなし。
これで1日が終了してしまいました。
まあ、事前の予想通り。

この時点で、お天気は快晴。
そして相変わらずの低温。
翌朝は、放射冷却によってさらに低温になることが、容易に予想できたのです。


〔3月1日 Oreti River〕
さて翌日。
朝、車にエンジンをかけた時は、なんと車の窓ガラスに氷が!!!
3月初めで窓が凍り付くなんて、記憶にありません。
車外温度計は、0℃。
そりゃ、凍るよね。

その日まで、Oreti River 上流部の1日の水温変化は、12~18℃という感じ。
そしてこの日は、朝の時点で8℃。
厳しいことは容易に予想されましたが、快晴無風という、気温と水温以外を見れば絶好の条件に期待を寄せて、釣りを開始することになったのです。
実はUさんですが、これまで3度この川に挑戦して、全てノックアウト。
だから今回は、何とか1尾を手にして頂きたかったのです。
勝負は、水温と気温が上がる午後。
だから釣り場に到着したら、まずはゆっくり準備です。

ところでこの日、我々が釣り場に到着する前に、すでに1台のレンタカーが停まっていました。
中から出てきたのは、日本の青年。
聞けば、まだ学生さんというではありませんか。
いやー、頼もしい限り。
学生さんの身で、ニュージーランドまで単独で釣行に来るとなれば、アルバイトで得たお金を全てつぎ込むくらいの必要があったはず。素晴らしい気合の入りようですよ。
こういうやる気のある若者と出会えたことは、おじさんとしてはとても嬉しい出来事なのでした。

さて、釣り。
午前中は絵に描いたような低活性。
魚はいても、じっと動かず、フライを流しても反応はしてくれません。

しかし、午後2時くらいから川の雰囲気が徐々に良くなり、魚も捕食を意識したポジションに出てき始めたのです。
同時に、下流側からのやや強めの風も吹き始めました。

チャンスは4~5回あったと思います。
しかし、なかなかキャスティングが一度で決まりません。
やはりここの魚は一発でキャスティングを決めないと、なかなかフッキングまで持ち込むことができないのです。
一度はバイトまで持ち込んだ魚もいましたが、フックアップにまでは至らず。
刻々と時は流れて、やがて我々の区間(ビート)のほぼ終点までやってきました。

比較的早い流れの浅い瀬。
対岸寄りの早い流れの中に、魚を見つけました。
1投目。
大きくフライはレーンを外します。
中途半端にレーンを外して魚にフライを見られるくらいなら、大きく外れた方が良いので、これはOK。
2投目。
フライがレーンを捉えました。
あ、フライはセミです。
魚が早い動きですっと左に動いて、頭を持ち上げて、「ボコン!」とフライを食べたのです。
念願の、ストライク!!
そこからは「外れないでくれよ~!」と二人して心の中で大声でお祈りですよ。笑
魚を追いかけて、下流のプールまで連れていかれて、派手なジャンプも乗り切って、ようやくUさんの記念すべき1尾を手にすることができたのです。
この川にしては少々小振りの58cmではありましたが、体高のある見事なプロポーションのブラウン。
釣れたのはこの1尾だけでしたが、Uさんにとっては本当に思い出に残る1尾になったことでしょう。
おめでとうございます!!


ということで、厳しい2日間の釣りでした。
しかし特に2日目は、サイト・フィッシングの面白味と難しさを存分に味わって頂けたことと思います。
この日の教訓は、「数少ないチャンスをものにするには、何はなくても正確なキャスティング」ですね。
Uさん、またお待ちしております。


さて、夏ももうすぐおしまいですが、まだまだ面白い釣りは続きます。
そして4月になれば、マタウラ川が最高潮に!
ご予約お待ちしております。
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# by nzsanpei | 2016-03-04 10:50 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 02月 28日

2月22日 Sさんシーズン2度目の釣行

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2月19日から1週間、常連のSさんをご案内しておりました。
そう。
このブログをチェックして頂いている方には記憶に新しい、この年末年始にもお越しのSさんです。
前回の、特にOreti Riverのドライフライのサイトフィッシングがあまりに刺激的すぎて、半ば勢いでシーズン2度目の釣行を決めてしまったのでした。
今釣行の狙いは「Oreti Riverのセミの釣り」です。

さて、Sさんのシーズン2度目の釣行の数日前までは、とにかく乾燥した日々が続き、各河川は渇水状態。
ようやくまとまった雨が降り、それが降り止んだのはSさんが日本を出発したその日でした。
なのでSさんが到着した日はまだまだ各河川は濁りをかかえ、回復途上。しかし、それがほぼ回復するであろう数日後は、天気予報もバッチリ。という状況の下スタートした釣行でした。

しかしここでレポートするのは、2月22日のOreti River最上流区間の1日のみ。
その前後で、ニジマスを10匹以上も釣った日があったり、67cmのブラウンが釣れた日があったり、とにかく良い釣りの毎日を送ることができたのですが、そんなことはこの1日の前ではほとんどどうでもよいことになったのです。

さて、その日。
天候は狙い通りの晴れ。
風は緩い南風。
増水から回復して、川の水量は理想的。
それまでの数日間は、増水と強風でプレッシャーは最低限に抑えられていたはず。
という、絶好のコンディションです。
早起きして、狙い通りに最上流の区間に真っ先に入ることができたのも、幸運でした。

朝は5℃を切る低温でしたが、セミの釣りは午後からが勝負。
なのでゆっくり時間をかけてポイントまで歩き、そこからさらにゆっくり釣り上がって行きます。
低温の朝のうちはやはり活性は低く、なかなか陸生昆虫狙いの捕食ポジションに魚は出てきていなかったのですが、気温が上がるにつれて川の雰囲気は良くなっていきました。

e0098148_192390.jpgひとたびスイッチが入れば、それからは天国が待っていました。
プールや瀬のヒラキ。
バンク際。
流芯脇の浅瀬。

見つけた魚に慎重にアプローチして、セミフライを投入すると、捕食レーンを上手にとらえることができればほぼ確実に魚からの反応が。
中にはこの川の魚らしからぬ無警戒さでセミフライに飛びついてくる魚までいたのです。
そのほぼ全てが、60cmオーバー。

ある魚は、あっと驚くこんな感じ。
プールの倒木の下でさかんにライズを繰り返す、そいつを発見。
キャスティングするも、上級者のSさんらしからぬミスで大きくショート。
魚の50cmくらい真後ろにフライが落下したのです。
すると!!
くるっ!と魚が反転して、猛然とフライに突進してくるではありませんか!!
そのままフライを「がふっ・・・!」という感じで呑みこんだのです。
知っている方なら驚かれるはず。
あの、Oretiの魚がですよ!
普通ならフライを投げただけでも逃げ出してしまうくらいに神経質なあの魚たちが、です。
私も、これには唖然としました。
それほどやる気に満ちた状態だった、というわけです。

e0098148_1974563.jpgとにかく、しっかりと魚を見つけ、しっかりとキャスティングし、ラインをコントロールする。
それだけです。

釣れる魚は、どれもがほれぼれするコンディション。
体高があり、幅もあるパンパンのボディのブラウンたちで、そのファイトも素晴らしいです。
最大は、66cmが2尾。重さにして、多分7~8ポンド(約3~3.5kg)。
最少は58cmで、これを見たときは小さく感じてしまったくらい。

釣れた魚は、全部で9匹。
口を使わせた魚は多分15匹くらい。
全部セミ。
全部サイト。
これは、この川としては「ものすごい」釣果です。
私もこんなことは経験したことがありません。
もうなんというか、感動の連続。
本当に、夢の世界にいるかのような1日といっても、言い過ぎではなかったと思います。


夢の時は過ぎ、長い長い帰り道。
2時間以上歩くことなんて、ぜんぜん辛くは感じなかったと思います。
歩いても歩いても、この日の釣りの色々な場面が頭の中では上映中ですからね。笑

はっきりと言えることは、この日のこの釣りは、最高の中の最高。
これ以上はありません。
トラウト狙いのフライ・フィッシングとしては、これより良い釣りなんて世界中にはないかもしれない、というくらいの「凄すぎる」釣りです。
ガイドとして、こんな釣りにご案内できたことは光栄です。
文章ではうまく伝えられませんから簡単なレポートになってしまいますが、どうかご容赦を。
「すごい!」ということだけ伝わればいいな、と思います。
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# by nzsanpei | 2016-02-28 19:24 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 02月 12日

2月11日 Oreti River

e0098148_175213100.jpg

上流からの強風でしたが、難関Oreti Riverへ。

ほら、こんな感じでセミをガブリ!
64cmです!!

e0098148_1754999.jpgもう一つおまけに、こちらもセミをガブリ!
こっちは60cmジャスト。

セミしか使わない1日。
半日で4匹も釣れれば、上等、上等。
あとの魚はお客さんにとっておきます。

夏の釣り、最高です!!
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# by nzsanpei | 2016-02-12 17:57 | 釣り日誌 | Comments(0)
2016年 02月 10日

夏です。セミです。

こちらは夏です。
なかなか暑い夏で、雨が少なく乾燥しています。
川はどこも渇水。

夏は、セミです。
一にも二にもセミです。
ニュージーランド南島のセミは、日本のセミよりもずっと小さい草ゼミが主体。
でも、それも1種類ではなくて、色々います。

e0098148_18132911.jpgちょっとピンぼけで申し訳ありませんが、こちらは草むらなんかによくいる緑のセミ。
体長は2.5cmくらいで、南島南部ではこれでもやや大きめのセミです。
裏返した腹側も、鮮やかな黄緑。



e0098148_18163741.jpgそしてこちらは草むらだけではなくて岩場なんかにもよくいるクリーム色のセミ。
体長は1.5cmくらいと小さく、すばしこく飛び回ります。
背中は黒いです。

これ以外にも、全部真っ黒のセミ。
茶色のセミなんかも、これと同サイズでいます。

他にもセミは場所により数種類いますが、この辺りの釣りでは以上のようなところが基本パターン。

鱒たちは、この大ぶりで食べ応えのあるエサには抵抗できず、思わず川底からだって浮き上がってきて「ガバッ!」と食べちゃうのです!
大きな鱒が、ぶわ~~っと浮き上がってきて、ゆ~っくり「ガバッ!」です。
全部丸見えです。
心臓バクバクです。
フライ・アングラーなら、誰もが夢見るような光景かも。



e0098148_1822524.jpg
で、こんな鱒が釣れちゃいます。
どうだっ!


ということで、暑い夏の、熱い釣りが、ただいま絶好調です。
3月いっぱいくらいまでは、こんな釣りが楽しめますよ。
ぜひ。
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# by nzsanpei | 2016-02-10 18:24 | 釣り日誌 | Comments(0)