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Angler's Notes from Southern Alps

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2019年 07月 07日

日本遠征

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遠征と行っても、今回の日本滞在中の”まともな”釣行は1回だけ。
大山の日本海側エリアに行って来ました。

毎回日本に滞在する度に感じるのは、人口多いのに緑が多い国だなあ、ということ。そしてその緑の中にゴミも多いなあ、ということ。
ということは自然が大切にされている、ということでは必ずしもないのかもしれないけれど、自然の力強さみたいなものはひしひしと感じるのです。
自然が力強く身近なだけに、それが当たり前になってしまっていてその大切さを感じられていない、ということなのかもしれません。
日本と比較するとニュージーランドは決して緑豊かとは言えない面があるので(森林面積は日本の3分の1程度)、より日本の緑豊かな山々は新鮮に感じます。同時に野山にゴミは非常に少ないので、その点もより鮮明に感じてしまいます。

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そんな大山の山奥で出会ったのは、こんなにかわいいイワナたち。
決して反応の良い日ではありませんでしたが、それでも時折その美しくて無垢な姿を見せてくれました。
私、イワナ釣り好きです。笑

ニュージーランドではまず味わえない、落差の大きい源流域でのイワナ釣りはとても新鮮。
よく「こんなに小さい魚を釣っていても面白くないのでは?」なんて聞かれますが、全くそんなことはありません。普段の釣りとは全くの別物ですから、とても刺激的で楽しいものなんですよ。

ということで、今回の日本での釣行はこれだけ。
本当は北海道でも1~2日はロッドを振る予定ではあったのですが、諸事情によりキャンセルとなりました。また次回。


さて、ニュージーランドは冬の釣りシーズン。
湖や川でも釣りはできますが、まずはお化け級のマスや美味なサーモンを求めて、マッケンジーの発電用水路にでも行ってこようかな。

















# by nzsanpei | 2019-07-07 08:53 | 釣り日誌 | Comments(0)
2019年 05月 13日

電子ビザの導入

ニュージーランドへの旅行、釣行、短期滞在に関わって、いくつかの制度が変化してきています。

昨年は、出国カードが廃止されました。

そして今年は、電子ビザ(ETA)と観光税(IVL)が導入されます。
今のところ分かっている詳細は以下の通り。

・ETA,IVLは10月1日以降に渡航する短期滞在者について、事前に取得が必要
・申し込みは7月1日から開始
・ETA申請の費用は、移民局のモバイル・アプリから申し込むと$9。移民局ウェブサイトから申し込むと$12。
・IVLは$35。
・どちらも、一度申し込むと2年間有効。
・申請~取得に要する時間は、最大で72時間。(つまり、3日以上前には申し込みを済ませておかなくてはいけない)

※詳しくは、移民局(Immigration New Zealand)のサイトでご確認下さい。

ということで、来夏の釣行、旅行をご計画の方は事前のビザの準備をお忘れなく。









# by nzsanpei | 2019-05-13 06:46 | その他 | Comments(0)
2019年 05月 08日

5月7日 マタウラ川下流域

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(少々難しいけれど、上の写真の真ん中に魚が写っています。)

風のない火曜日。Mataura River 下流域へ足を運びました。
狙いはもちろん、メイフライのハッチ&ライズ。

この秋は妙に暖かいせいか、メイフライのハッチは絶不調。上流域でもしっかりしたライズの釣りにはありつけませんでしたし、下流域でもこれまでの状況はあまり芳しくない様子。異常気象の波はニュージーランドにも及んでいて、魚の動きにも少なからず影響しています。
それでも条件さえ合えばそれなりのハッチに巡り会えるだろう、との期待のもと、この秋出会っていないしっかりしたライズの釣りを楽しむべく車を走らせたのでした。

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11:30。川に到着。

天候:曇り、無風。(最高の条件!)
気温:10℃⇒16℃
水温:12℃

絶好の条件で、まだハッチタイムは先だけど、それでもちらほら飛んでいるメイフライがいて、ライズしている魚も少しはいるだろう。と期待してしまうような、とても良い川の雰囲気でした。
しかしライズもメイフライも皆無。
ゆっくり上流へと足を運びましたが、全く魚の気配がないままセクション上限の大プールのヒラキまでやってきました。
ここで初めて、ライズを発見。
しかし安定したライズには程遠く、あっちでポツリ。そっちでポツリ。しかもどれも単発。
しばらく待ってみましたが状況は改善しないので、やれそうなライズを相手にとりあえずフライをキャストして、とりあえず3尾はキャッチ。
しかし!狙っていたのはこんなものではないのです!!

ということで、ポツポツライズは続いていましたが、移動。

移動先はさらに静か。虫もほとんど飛んでいません。
ということで、また移動!

さらなる移動先は、さらに輪をかけて静か。涙
もうどうしようもないのでとりあえずそれらしいところにフライをキャストして、1匹フッキングするもののバラシ。

「こりゃ今日はダメだ!」

ということで、帰って来ました。
やはりこの秋は何かがおかしい。

戻って来てから、友人でマタウラ下流の名ガイドのデイビッドに連絡して情報交換。どうやらあちらも大差はなかったよう。
「今年は良くないね。」と、意見は一致したのでした。

さて、シーズンの終了まであと3週間。
果たして良いハッチには出会えるのか???









# by nzsanpei | 2019-05-08 10:58 | 釣り日誌 | Comments(0)
2019年 05月 06日

5月2日 シーズン最後のガイド

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秋晴れの5月2日。
恐らく今シーズン最後のガイドの仕事になるであろう、ルアーのお客様をご案内しました。

5月に入ると大部分の川が禁漁期に入るので、釣り場の選択肢はぐっと少なくなります。
それに加えて、数日前までのまとまった雨の影響であちらこちらの川は増水状態。ほぼ選択肢が大河川か湖に限られる中での釣行ということで、事前の読みでは少々厳しい釣りになりそう。そんな1日です。

朝イチ、まずは大きな川の分流にあたる流れに入ります。すでに先行者が上流にあり。やはりこんな日は1カ所に釣り人が集まって来ます。
ということで、下流へ。

ルアーはミノー・タイプ中心のローテーションで、怪しげなところを探って行きます。
さて釣り始めてから1時間弱。
めぼしい反応もないまま、これ以上は下流側へは下れないな、というところまで来ました。
分流が本流と合流する付近で、流れが複雑にぶつかる良いプール。
2~3投したところで、待望の初ヒット!
が、残念ながらジャンプ一発で外されてしまいます。しかし、ここからがすごかった。
ほぼ入れ掛かり状態の怒涛の5連発に突入したのです!!

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始めに手にしたのは、60cm級の大型ブラウン。
これで一気に肩の荷が下りたようでした。
写真を撮って、魚を流れに戻して、息を整えたらまたキャスト!
するとまたストライク!!
今度はやや小ぶりのレインボー。
これも写真を撮って、水に返し、息を整えてまたキャスト!
またストライク!
今度はブラウン。でも逃げられます。

さて、気を取り直して同じポイントに数投するものの、今度はしばらく反応なし。
「上流側へ」という私の指示に従って、上流の流れが少し緩い所を引いてくると、ストライク!
強い引きに四苦八苦しながらもバンクに引き寄せたのは、50cm台中盤の良型レインボー。
とまあ、こんな感じで瞬く間に3尾を手にしたのでした。

この時期はブラウンの産卵遡上期。
ブラウンたちは1カ所に集まる傾向にあります。
そしてそのブラウンたちの卵を狙って、レインボーがその周りで待機するのです。だからこんな連続ストライクが、この時期は起こり得る、というわけ。
とにかく、午前中ひとときの連続ヒットを楽しまれたのでした。

さて、場所移動。
次は上流側の大場所へ。
浅瀬がぐっと深くなる落ち込みのポイントです。
「水底の地形がこんな感じになっていて、だから流れがこうなって、それでだいたい魚はこの辺で待っているはずなので、それに沿ってルアーがスイングする感じで流せば、下からドカン・・・・」なんて説明する私に、「はあはあ、なるほど。それでは…」とキャストすると、本当に絵に描いたように一発でレインボーがヒット!!
ジャバン!とジャンプを何度かして、強い引きをしばらく楽しんだところで残念ながらのフックアウト。
気を取り直して次の魚を狙いましたが、ここではそれっきり。

さらに場所移動。
今度は瀬のポイント。
何度がアタリがあるものの、なかなかフッキングに至らないまま時間は刻々と過ぎて行きました。
「最後にもう1匹…。」と頑張って、本当に時間切れ間近になりました。
スイングするルアーの先で大きな魚がドルフィンライズするのを発見!きっとルアーを追ったのでしょう。
その魚を狙ってキャスティングすること数投目。ついにその時が訪れました!!
「ガン!」と衝撃がロッドに伝わって、強烈なファイトがスタート!
強い流れに乗ってガンガン走る魚の動きに必死で着いて行って、やっとのことでネットイン!
良型のブラウンの口角にはがっちりとフックが刺さっていました。ひったくるようなバイトだったことがうかがえます。どうりで強烈なアタリだったわけだ。
ということで、狙い撃ちして手にした良型に、最高の気分。
そしてその気分のまま、釣りは終了!と相成ったのでした。

当初の期待に反してなかなか面白い釣りになった1日。
天気も良くて、ガイドの私としてもとても気分の良いシーズンの締めくくりとなりました。


さて、釣りはもう少し続きます。
今月末までにやっておきたい釣りが盛りだくさん。
川も、海も、はたまた発電用水路のモンスターも。
頑張るぞ~!笑








# by nzsanpei | 2019-05-06 10:49 | 釣り日誌 | Comments(0)
2019年 04月 24日

4月24日 マタウラ川上流域

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低層を埋め尽くした朝雲でしっとり寒い午前中。
このまま午後まで雲が残れば、きっとメイフライのハッチには良いはず。

ということで、恐らく今シーズン最後となるマタウラ川上流域に足を運びました。
天候:曇り
気温:10℃⇒16℃
水温:11℃

11:30に川に到着。
車を停めて、まずは下流へ。
マタウラ上流域はほとんど釣り上がりが原則なのですが、例外的に数か所釣り下りが可能な(許される)場所があります。
時々みかける浅瀬の魚にフライを投じてみたりもしますが、この時点では無反応。
自分も魚も、狙いは午後1時か2時から始まるメイフライのハッチ。なので足早に下流へ。

12時、釣り開始。
ハッチが出るまでは、比較的やる気がありそうな魚を狙ってニンフ、ドライと投げてみるものの無反応。
そして12:30。
ちらほら現れるメイフライ。
と同時に、本日最初のライズ!待ってました!!

フライは、#18のマタウラ・イマージャー。
まずは浅瀬をクルージングしつつエサを探す魚を見つけて、回遊コースの先にフライを投入。
・・・・・・・。
・・・・・・!
一発!!
47~48cmの元気なブラウン。
そしてフライを外すときに、今シーズン何度目になるかもう全然わからないけど、魚に指をかじられて出血。笑

次は浅瀬に定位してライズをしていた良型。
一投目、・・・・無反応。。
二投目、・・・・・無反応。。。
もうダメかな?と思いつつ、三投目、・・・・・・!!
出ました、出ました。
でも、バンクがないので少々強引に手元に寄せたところでラインブレイク。涙

さて、そろそろ1時。
普段は2時くらいから始まるので、こりゃ今日は良い日だぞ。

今度は深いプールのバブルラインの中に浮上してライズを繰り広げていたやつ。
動き回っていてなかなかドリフトと魚のポジションのタイミングがとれなかったものの、頑張ること5~6投目にやっとフライを見つけてくれました。
ガブッ!とフライに喰いついて・・・・、なんと、すっぽ抜け。涙

その次は、すっぽ抜けの現場のほんの数メートル上流。
やはりバブルラインの中でライズをしていました。
今度も同じように数回頑張って、そしてガブッ!
そして今度はしっかりフッキング。
数度のジャンプを繰り広げて、ようやくネットに収めたのは60cm弱の見事なブラウン。

さて、1:15。
次は・・・、と思ったものの、なんとタイムアップ!!!!
実は朝に急用が入って、3時までにはクイーンズタウンに戻らなければいけないのでした。
せっかく良いライズの日に巡り会えたのに!涙涙涙涙
しかもシーズンラストのホームグラウンドなのに!
・・・・・、でもまあ5月も釣りはできるし、仕方がないから帰りましょう。
ということで、帰路に。
これにて、今シーズンのマタウラ上流域の釣りはおしまい。
最後に秋のマタウラらしい良いハッチ&ライズの釣りに、短時間と言えど巡り会えたので、良しとしましょう。
でも悔しいから、用事を済ませた後に憂さ晴らしにキノコ狩り。しっかり取って、しっかり美味しく食べましたとさ。満足、満足。笑

さて、シーズンも残すところあと1か月。
もう少し頑張ります。
そして6月は日本遠征(と言う名の、帰省)。今年はどこへ行こうかな?








# by nzsanpei | 2019-04-24 19:10 | 釣り日誌 | Comments(0)
2019年 04月 18日

4月18日 マタウラ川上流域

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秋です。
メイフライの季節です。
しかし、今シーズンのハッチは非常に散発。日により全く出ない日があったり、ポツポツ出たり、わーっ!と出たり。笑
最近やっと気温が下がって来ましたが、これまでが暖かすぎたのでしょうね。

ということで、今日も午後から様子を見に行きましたが、今日は全く出ない日。
こちらも、魚たちも準備して待ち構えているんですけどね。
ということで、今日の釣果はなし。

あとシーズンも残りわずか。
もう少し頑張ります。








# by nzsanpei | 2019-04-18 18:05 | 釣り日誌 | Comments(0)
2019年 03月 22日

3月21日 Oreti River

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水面が光ってホワイトアウト。
何も見えん。
お手上げです。

薄曇りの木曜日は、難関のOreti Riverへ行って来ました。
「明るい曇り」が、サイトフィッシングの最大の難敵の一つ。そんな日です。
魚が見えてなんぼ、の川なので、これだけ水面が光っているとほぼお手上げ状態。
ブラインドで叩いていって魚が出てくるようなことはなかなかないので、この時点で川を変えようかどうか悩んだ次第。

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でもまあ、そんな状況下でも見える魚の1匹や2匹はいるはずなので、せっかく来たから釣り開始。
見える魚は本当に少なかったし、見えても見えた時にはすでに近寄り過ぎていたり…。
途中で何度も引き返そうと考えましたが、それでも頑張ってみたらちゃーんと魚は釣れました。笑

2匹。
どちらもドライ。
1匹は瀬の中にいてそれほど動き回ってはいなかったのですが、フライがレーンを通ると、一発で「パクリ!」。

もう1匹は深瀬のど真ん中で一度だけライズをしたのを発見。
すかさずフライを投入したら、あっさりと。

どちらも60cm前後のコンディション最高のほれぼれするような魚体でした。

他には、フライを見に来た奴が3尾ほど。
出たけどフッキングしなかった奴が1尾。
何とか釣りになって、ホッとしました。

さて、夏風味ドライフライの釣りはいつまで続くかな?









# by nzsanpei | 2019-03-22 10:52 | 釣り日誌 | Comments(0)
2019年 03月 20日

3月15日 サウスランドの山の中

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12月から続いていたガイド漬けの毎日がようやく一段落。
やっと自分のロッドを手にして河原に立つことができたのは、先週の金曜日のことでした。
行先は、サウスランド地方を流れる川の上流部。魚はそれほど多くはなくてそこそこ神経質。見つけるのもけっこう難しい川なのですが、きっとまだ夏向きドライフライに反応してくれるだろうことを期待して向かったわけです。釣れたら、みんな60cmがらみ。

天候:快晴
気温:21℃
水温:13℃⇒17℃

アクセスに到着して準備をしていると、カメラを忘れてきたことが判明。
さらにネットリリーサーの片側を、ガイドの時にはリュックに取り付けているのですが、それもリュックごと忘れてきたことが判明。
それで何とか代用できそうなものを探して取り付け方をあれやこれやと試していると、お次はリリーサーのネット側が破損!
「久しぶり」って、こういうものだよなあ。なんて思いつつ、なんとか釣りを開始したのでした。
やれやれ。

見える魚を探しつつ、同時に魚のいそうな深瀬やプールをブラインドで探って行きます。
フライを見に来る魚は何匹がいるのですが、バイトにまでは至らず。やはり夏の間のプレッシャーから、アクセス付近の魚たちはそれなりに神経質でした。あと、フライを投げる前に魚を見つけられないことも原因ですね。1投目をフィーディング・レーンに確実に投入できないわけですから。
でも、見つけられれば話は別です。

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やがてやって来たプールのヒラキ。
かすかに尻尾が揺れ動くのが見えました。
フライは#12のテレストリアル。
キャスティングをしっかり1投で決めると、ゆっくり近づいてきて「ガバッ!」と。
「ビューン!!」と魚が走って、水底で高速ターンを決めるとラインが底石にからみついて、糸がプツン!涙
この川の魚はコンディションが良くてファイトが素晴らしいので、フッキング後もスリル満点です。
一番上の写真の魚を見れば、コンディションの良さがお分かり頂けるかな?

お次は、大きなプールにつながる深瀬のポイント。
対岸側の岩盤底に揺れ動く影を発見です。
けっこう流速のある流心を跨いだ向こう側のゆっくり流れるところ。
魚のやや上流に立ち、上流側に大きくスラックを入れつつフライを魚の70~80cm上流のレーンへ投入。
メンディングでドラッグをぎりぎりかわして魚にフライが近づくと、サッと近づいてきてフライを咥えてくれました。フライは#14のテレストリアル。
下流のプールまで一気に下って、深いプールの底~対岸のえぐれに向かって魚は突進!
そうはさせるか、と必死に魚にプレッシャーをかけて対岸側から引っ張り出して、やがてヒラキの浅瀬に無事横たえることができたその魚は、61cmのとても立派なブラウンでした。
3か月半ぶりの1匹です!

携帯電話で写真を撮って、魚をリリースして、フライとラインを整えて、さっき魚が釣れた場所の少し上流に目をやると、魚が翻ったのが一瞬目に留まりました。
こちらも一発!
今度は59cmの、これまたパンパンボディの立派なオスのブラウンでした。

この2尾ですっかり満足しつつも、さらに上流に魚を探しながら進みます。
見える魚が少ないので、どんどん進みます。こういう時は、よく歩きます。
やがて差し掛かった落ち込みのポイント。流心脇の深みのあるところに、大きな影が見えました。

一投目。
フライはレーンをとらえますが、ゆっくり浮上してきてフライをじっくり観察して、魚はまた元のポジションへ。
フライを#16のビートルにチェンジして、二投目。
今度もゆーっくり浮上してきて、今度は吸い込むようにフライを持って行ってくれました。
これが一番上の写真の魚で、63cm。
ほれぼれするような魚体です。もちろんファイトも素晴らしかったのは、想像に難くありませんね。

その後は、すっぽ抜けが一度。見に来ただけが一度で、釣りは終了。
これで十分満足して、上々の気分で川から上ったのでした。


帰り道。
道路を車に向かって歩きます。1時間半くらいはかかるかなあ?なんて考えていたら、背後から農家のトラック。
道路脇に寄って、あいさつ代わりに手を挙げてやり過ごそうと思ったら、トラックが停車。中からおじさんが手招きで「来い、来い!」と呼んでいます。
助手席のドアを開けて挨拶したら、「乗って行け!」だって!
ニュージーランドの田舎には、こんなに気さくでいい人がまだまだたくさんいます。
7~8分で自分の車に到着して、おじさんに感謝感激の意を伝えてお別れしたら、なんだかほっこりした気分になりました。
魚が釣れて、そんないい人にも出会えた、晴天の素晴らしい1日でした。










# by nzsanpei | 2019-03-20 08:24 | 釣り日誌 | Comments(0)
2019年 03月 14日

夏の釣りももうすぐ終わり

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3月も中旬になり、季節は夏から秋へ移行中です。
朝夕の気温が下がってきて、メイフライのハッチが気になる頃になりました。

さて、やっと一息つけるくらいに時間が出来てきたので、久しぶりのブログ更新。
2月中旬~3月中旬のガイディングを振り返ってみようと思います。

【今シーズン2度目のSさん釣行】
12月に引き続き、今シーズン2度目の釣行となったSさん。
天候が今一つでも、体調が今一つでも、何だかんだと毎日あちらこちらに出かけて、延べで11日間ロッドを振り続ける毎日となりました。

釣行序盤は、マッケンジー方面へ遠征。
到着したその日からニジマス釣りにも出かけていたのですが、クライマックスは2日目のスプリング・クリークだったと思います。
快晴の1日は序盤こそ魚の少なさと反応の渋さに手こずりましたが、それ以降は60cmがらみの大型ブラウンをドライでしっかり手にしていくことになりました。
しかし最も思い出に残ったのは、釣れなかった1尾。
バンク際でライズする特大サイズを発見し、一度はこの日当たっていた夏向けテレストリアルのドライフライを投じたのですが、バイトに至るどころか、パタリとライズも止んで、魚を警戒させて万事休すとなったのでした。しかししばらくすると、再び出てきてライズが再開。
今度はメイフライ系の繊細なドライで慎重にアプローチ。すると…、大きな頭が水面にガバッ!と出てきて、見事にストライク!!
事前の想定通り水中の倒木や障害物に突っ込まれないように距離を詰め、うまくそれらを交わしながらファイトをしていたのですが、突然魚が下流に走ったかと思うとこちらが対応しきれない素早さで藻の中へ突進!必死に藻からラインを外そうと試みたのですが、あえなくフックアウトとなったのでした。
その後、川底にへばりつくその魚を間近で確認できたのですが、少なくとも70cmはありそうな超大型。忘れられない1尾になったのです。

その後はテ・アナウに移動です。
Sさんは有名河川で難関の「Oreti River」の釣りに完全に魅せられた数多くの釣り人の一人。
Oreti中毒なのです。なので、釣りは一にも二にもOreti River。
曇りだろうと、強風だろうと、関係ないのです!
結果から言うと、この川を訪れた5日間、毎日コンスタントに大型ブラウンをキャッチすることができました。手にした魚の数は、トータルで20尾に迫る釣果です。Sさんの腕と経験があってこその釣果で、地元の人でもこの川でこれほど安定した結果を出せる人は多くはありません。チャレンジしたことがある方ならわかるはず。
特に2日目はこの川に付き物の強風。風で波立った水面から水しぶきが顔に飛ばされてくるくらいの風だったのですが、その中で7尾をキャッチしたのです。
ちなみにこの川は何度も言いますが難関です。ファースト・キャストでフィーディング・レーンをとらえることができなければ、釣れる確率は半分以下になってしまうのです。だから強風下での7尾は段違いの凄さと言えます。

例えば3日目のある1尾。対岸バンク際の緩い流れに魚を見つけ、まずは作戦を練ります。
風は上流側からの強めの風でした。もちろん手前には流れの早い流心があり、魚にはせいぜい10mくらいまでしか近づけません。もちろん、ナチュラル・ドリフトが必須。
風と流心の流速を計算して、魚のやや上流に立ち、上流側に大きくリーチを入れて魚の1m上流にフライを「ソフトに」着水させる。さらに即座に上流側にメンディングを、「フライを動かさないように」入れ、その後ラインが流心に引っ張られるのに合わせて、手元側のラインを下流側にメンディングすることでドラグ回避。そうするとギリギリ1mのナチュラル・ドリフトが確保できるはず。これが事前の作戦。
そうして本番。慎重に距離を測り、糸の長さを決め、放ったファースト・キャストは、まさに事前にイメージした通りに着水し、その後の作業も完璧にクリア。すると魚が何の疑いもなくゆっくりと水面に頭を持ち上げてフライを呑み込んだのでした。
完璧な1尾。こういったことが必要とされるからこそ、この川での1尾は飛び切り価値があるものになるのです。だからこの川の釣りは面白い。というわけ。

そんな感じでSさんは釣り続け、帰国直前までたっぷり楽しみました。ちなみに帰国日釣れた魚の平均サイズは64cmと少し。どれも素晴らしい体躯のスーパー・ブラウンです。帰りの飛行機の中でも、きっと何度も思い出していたに違いありません。笑


【ニュージーランド初体験のSさん】
こちらは別のSさん。ニュージーランドでの釣りは初めてです。
2日間のご案内となりました。それぞれの日で良型をキャッチできましたし、数釣りもできましたが、一番思い出残ったのは、2日目の釣れなかった特大ブラウンだったことでしょう。
Sさんの「大きなブラウンをドライで」というご希望に応えるべく向かったのは、サウスランドの山奥を流れる小さな川でした。
大きな岩盤脇のプールの巻き返しで、時折深みから浮上してきて「ガバッ!」とライズする特大サイズを発見。慎重にアプローチして立ち位置を決め、フライを投入!するとそれまでと同じように「ガバッ!」と水中から大きな頭を突き出して、フライを呑み込んだのです!アドレナリンが爆発!!
がっちりフッキングして、ラインをリールに収め、リールファイト開始。重いのなんのって、深い所に突っ込んだまま浮いてきません。何とかプレッシャーを与えて魚を弱らせようと四苦八苦しているうちに、痛恨のフックアウト!少なく見積もっても65cm。もしかすると70オーバーという魚でした。
一連のシーンが何度もSさんの脳裏に蘇ってくる、衝撃的な出会いでした。


【Iさん釣行】
こちらもニュージーランド初体験のIさん。全部で4日間の釣りになりましたが、低温傾向に変化した天候の動きに入ったことで、なかなか難しい毎日となりました。それでも毎日良型をキャッチ。
初日はマタウラ川上流部で、魚の活性が午後の短時間上昇したタイミングで、53~54cmの良型をドライで連続キャッチ。
2日目は風と低水温を避けてオタゴ地方の小河川へ行き、いきなり良型レインボーをニンフでキャッチ。その後も小~中型をたくさん。
3日目は拠点をテ・アナウに移して、まずは小川へ。ゆっくりと流れる小さな川で、ほとんど止水に近いような状況の中で静かなライズを繰り返す魚たちを相手に、こちらも集中力を高めて挑みました。
魚の回遊コースを読み、フライを水面に置き、魚が近づいてきたところを見計らって少しだけ誘いを入れると、魚がサーッと近づいてきて「ポコン!」と音をたててフライを呑み込みました。そんな釣り方で1尾目。
2尾目は緩い流れの中で移動しつつライズを繰り返していました。水面に覆いかぶさった木の枝の下でライズしたところに素早くフライを投入すると、ゆっくり近づいてきてフライを吸い込んでくれました。これが2匹目。
そんな感じで釣り進むうちに、天気予報の通りに空が暗くなって、結構な激しい雨が落ちてきたのです。そんな中2尾の良型に出会い、そのどちらにもフライを食べさせることに成功したのですが、何とどちらもすっぽ抜け!これは相当に悔しかったようで、「できればリベンジ!」と意気込んだのですが、その雨はなかなか止まずに翌日は増水。リベンジを果たすことはできませんでした。
そして最終日。周辺の全ての川は前日の雨で増水状態。ということで、小さな山上湖へ。
ゆっくりじっくり魚を探しながら湖畔を進み、ドライフライ、イトトンボのヤゴ、ミッジのピューパなど、色々なフライ、色々な釣り方で50cmクラスのニジマスをキャッチ。これで釣行終了となったのでした。


とまあこんな感じで、1か月の釣りを駆け足で振り返ってみました。
どのお客さんもボウズという日がなく、風が強い日が多いながらも釣りとしてはなかなか好調、かつ魚たちのコンディションが上々で、楽しい夏終盤の釣りだったと感じています。
始めてこちらで釣りをされる方々は、風の中でのキャスティングや、それまでに経験した釣りとの違いにけっこう戸惑うわけで、なかなか技術的にも追いついていけなかったりもするわけですが、それでもしっかり結果を出せていたので、それだけ良い調子だったということでしょう。夏終盤は低活性の日が時折あったり、あるいは魚が極度に神経質になっていたりもして、難しいことが少なくないですからね。

さて、夏の釣りは下火になりつつももう少しは続くでしょう、同時にメイフライのハッチ&ライズの釣りもそろそろ開始。
やっと自分の時間が取れそうな状況になってきたので、そろそろ久しぶりにロッドを振ることができるかな?と考え始めた今日この頃です。
年が明ける前から、しばらく自分の釣りはできていませんからね!













# by nzsanpei | 2019-03-14 08:27 | 釣り日誌 | Comments(0)
2019年 02月 11日

夏真っ盛り。釣れてます。

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多忙につきこのブログの更新も間隔が開いてしまいますが、夏の釣りは進行中です。
年末年始に厳しい時期はあったものの、今シーズンは概ね好調。実に良い感じでシーズンは進行しています。

2月初旬は、リピーターのNさん、Tさんの1週間の釣りからスタート。
毎日25℃前後の夏らしい気温で、日程中は雨に一滴も降られることなく釣りができたことが何よりでした。風は少々強かったものの、そこは許容範囲。
ボウズの日がお二人ともないどころか、毎日けっこう充実した面白い釣りが展開されました。

初日はテ・アナウの小河川へ。
いきなりセミのフライでTさんが良型レインボーをフックアップしたところから釣りはスタート。残念ながらそのレインボーには逃げられてしまいましたが、その後もドライフライオンリーで釣りは進み、ブラウン、レインボーを取り混ぜて上々の釣果となりました。


2日目は午前中は強風。
風を避けられる、サウスランドの小河川へ。
ここでNさんが執念深くニンフで仕留めた60オーバーのブラウンは、銀ピカのシーラン・タイプ。砲弾型のいかにも海から上って来ました、という感じの魚体がなかなかに印象的でした。

そして午後は場所を変えて、これまたサウスランドの某河川。
川に降りたいきなりの場所にあるプールで、何と合計5尾がフライにアタックしてくるくらいの好反応。そのうちキャッチは1尾だけと、バラシに泣かされていたお二人ではありましたが、最終的にはこの川でも合計4尾の良型を手にして大満足。

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3日目は難関のOreti River上流域では、これまでNさんが3回挑戦して2匹でした。
そして今回は、二人合わせて6匹。フッキングだけなら10匹以上。
この川としては、かなり良い結果と言えます。
最大はTさんの67cm。
今釣行の最大魚となりました。
これもドライで。


4日目はテ・アナウからクイーンズタウンに拠点を変えて、日本の渓流のような川へ。
ここでもバラシに泣かされるTさんでしたが、それでも大小交えてけっこうな釣果。ドライフライに良いテンポで魚が飛び出します。でもTさんにとっては、大きい魚にはほとんど逃げられて、フライストレーションのたまる釣りになったかもしれません。
Nさんはと言うと、好調そのもの。ポンポンとキャッチを重ねてご満悦です。
でもポイント移動後の最後の一尾が痛かった。瀬に入っていた大型を見事にドライに出したものの、超パワフルなファイトに四苦八苦。最後は対岸のバンク下のボサに突っ込まれて、ラインブレイク!魚が一枚上手でした。Nさんにとっては、今釣行で最も悔しくて、最も思い出深い1尾になりました。


5日目はやはり強風の予報。雨も場所によっては降っているらしい、怪しい天候の日でした。
天気を避けて、セントラル・オタゴの小河川へ向かったのが、大正解。
まずは川に降りた場所でTさんが良型をドライでキャッチ!
その後もいい調子でブラウンとレインボーが混ざりながら釣れてくれたのでした。
ニンフィングが良く効いた、唯一の日でした。

とまあ、こんな感じで前半終了。

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お次はNさんご夫妻の3日間。
ルアーです。
日本でも毎週末は釣りに行くというお二人で、ご主人はかなりの腕前。
奥様は経験年数は少ないまでも、経験密度が濃いので、やはり上級者の一歩手前くらいの実力。
こちらは魚の居場所を示すだけで、ほとんど口出しは必要ないお二人でした。

夏の晴天続き。ルアーには厳しい状況が予想されましたが、杞憂に終わりました。

1日目。
まずはダム湖のとあるポイントへ。
岸際をクルージングしている魚を狙い撃ちするサイトフィッシングから釣りはスタート。
ルアーに喰いついてくる魚は5匹に1匹くらいの確率ですが、ルアーを追う魚の姿が丸見えの釣りはエキサイティングです。
奥様の2尾目が印象的でした。
ルアーに猛然とアタックしてくるように見えて、なかなかバイトに持ち込めないままかなりの至近距離までやってきた大型。「ポーズを長めに!」の私の声に応えて奥様がアクションを入れると、ほんの2~3m手前でついにストライク!「バッシャーン!」と水しぶきが飛んで、派手なファイトが始まったのでした。

午後は大河川の瀬に移動。
大型こそ出なかったものの、小~中型が適度に遊んでくれました。
ここではご主人の経験が生きました。早い瀬の中でもできるだけじっくりルアーを見せるテクニックが生きて、テンポ良く魚を手にすることができました。

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2日目はスプリング・クリークのようなとある小河川。
ミノーイングがとにかく楽しい、魚の多い川です。
藻が茂る流れの中をミノーで攻めると、けっこうな数の魚たちがルアーに反応してくるのです。
バイトに持ち込むのはなかなか大変なのですが、そこは数がカバー。
ここでの軍配は奥様。
大型2本を揃えて、なかなか大きい魚に出会えないご主人に差をつけます。

午後、余った時間で湖のインレットへ。
ここではサーモン(陸封タイプのキング・サーモン)の群れにうまいこと当たって、爆釣モードに突入!
ほんの2時間ほどで、10匹くらいはキャッチしたでしょうか。
とにかく、「湖の釣りってこんなに釣れたっけ?」というくらいの爆釣ぶりで、最後にはルアーを色々と試しちゃうくらいの余裕の釣りとなったのでした。


3日目は最終日。
「最後はニジマスを釣りましょう!」ということで、サウスランドの川へ。
まずはいきなり、奥様が良型をキャッチ!
ニジマスの強烈な引きは、やはりルアーマンには楽しいようです。

ご主人はバラシに泣きます。
良型をフッキングするところまでは行くのですが、バラシの連続。
小~中型は手にできるのですが、なかなか納得いくサイズに出会えません。
やがてバラシ病は奥様にも感染!
このまま終わるのか?と思われた、最後の瀬で、鬱憤解消となりました。
まずは奥様が痛いバラシの後で、ついにフッキングした良型は、ファイトが特に強烈!
物凄いパワーでロッドを絞り込み、なかなか寄ってこようとはしませんでした。しまいには「腕が痛い~。」と奥様。
でも頑張って、ついにネットに収めた50cm台半ばのピカピカのレインボーは、今釣行でも特に印象深い一尾になりました。
そして、ここで奥様納竿!終わりよければ全て良し!

ご主人はやっぱり良型はバラシ。涙
でもまあまあ納得のサイズをその後数匹釣って、今釣行は終了です。

ということで、たくさんの魚に巡り会えた3日間は、ポイントもバラエティ豊かで実に楽しいものになりました。


とまあ、こんな感じの2月初旬でした。
今シーズンはどのエリアも水量が豊富なだけあって、魚のコンディションが上々で数も出ます。
2月後半の釣りも益々楽しみになってきました!
4月中旬はまだ空きがあります。ご予約お待ちしております!









# by nzsanpei | 2019-02-11 17:52 | 釣り日誌 | Comments(0)