2009年 07月 23日
真冬のオフシーズンだというのに「せっかくのニュージーランドなので、釣りを」とご依頼頂いたIさんをご案内して、湖に注ぎ込む川の河口へ行ってきました。 午後から、ルアーで半日の釣りです。 この日は前夜から雨が降り、当日も午前中は雨。 それが釣りに出発する頃には止んでくれたのが、幸いでした。 気温は少しだけ高めで、10℃だったと思います。 あと風が若干あったので、さざ波が立つ湖面は曇り空と一緒に、魚を見つけることを随分と難しくしてくれました。 さて、釣りですが、魚は随分といました。 実際帰り際、風が止んでからは水中も良く見えるようになったのですが、あっちにもこっちにも魚の影が見える状態。中には随分大きい影も見えて、ターゲットには事欠かない状況だったと思います。 そして魚たちの活性は、そりゃ真冬ですからそれほど高くはないものの、そこそこルアーにもアタックしてくれて、まずまずと言える状態。 「こりゃ、問題なく釣れるでしょう」とタカをくくっていた私でした。 しばし湖の岸際のかけ上がりを攻めた後は、本命ポイントの川の河口部へ。 少し濁りのある水が流れ込む川の河口はなかなか良い状態で、いい感じだったと思います。 しかしIさん、この日はツキに見放されていた感じです。 流れ込みをスイングさせてルアーを引いてきて、足元のかけ上がりに沿って戻ってくるルアーをピックアップしようとした瞬間、いきなり大口をあけた大きな鱒が『がばちょ!』とルアーをひったくる!! がく~ん!とロッドに衝撃が走って、リールが「ジーッ!」と音を立てる! そりゃ、もう、こっちもビックリですよ。 心臓バクバクものです。 そして次の瞬間、・・・・・・、「あ、外れた!」。 そんな興奮と落胆が、その後数度繰り返されることになろうとは、さすがに思いませんでした。 ストライクは全て、ロッドティップの真下というほどの、本当の足元。 毎回、毎回、濁った水の中からいきなり大きな魚が現れて、ルアーをひったくっていって、そのたびに心臓は「どき~っ!」とさせられて、そして毎回その数秒後には、がっかりしている。 一番頑張って、20秒間くらいだったでしょうか。 他にも二度のバラシがあって、結局ノーフィッシュで終わりを迎えてしまったのでした。 魚の感触もドキドキ感もたっぷり味わったのですが、なんとも残念。 ある意味、とっても楽しかったのですが。。。。とっても悔しかったのも事実です。 リベンジ、必要でしょうね。Iさん、きっとまたお越しいただけることと思います。 それにしても、魚の多さはなかなかだった今回。 タイミング次第では、きっと楽しい釣りが出来る状態になってきたと思います。 (例年、冬が進行するほど冬の釣りは状態が良くなるので) そろそろ穏やかな日を狙って、真冬のサイトフィッシングをしにまた行こうかと思った次第です。
by nzsanpei
| 2009-07-23 18:28
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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