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Angler's Notes from Southern Alps

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2010年 01月 08日

年末年始は釣り三昧3日目~12月30日秘密のレインボーの川

年末年始は釣り三昧3日目~12月30日秘密のレインボーの川 _e0098148_914470.jpg

少し間があきましたが、Sさん釣行の3日目の様子のレポートです。
この3日目からは、天候にずいぶん悩まされることになりました。

この日は夏とは思えない低温&風で、朝の気温は10℃にも満たなく、釣り場までの広大なバックカントリーの真っ只中の道を走っている間にも、次々に雨雲(というか、雪雲)が通り過ぎていく状態。おまけに強風。しまいにはあられまでバチバチと車のウィンドウを叩き出し始めたのです。
吐く息は白く、釣り開始当初は吹き付ける冷たい雨・風・あられに耐えながら(時には車内に緊急避難しながら)の釣りとなりました。しかし、魚はいます!

この川はレインボー主体の小さな川。場所はちょっと言えませんが、そう簡単に行ける所にはありません。
車を停めたすぐ脇のプールにも、けっこうな数の魚の影が見え隠れしている、そんな状態でした。
ドライへの反応が厳しいことは用意に判断できたので、まずはニンフで。魚はかなり早い流れの所にいたので、けっこう重たいニンフをしっかり沈める釣りです。
まずは1尾バラシ。(今回は、本当にバラシとすっぽ抜けに悩まされました。「確率5割は超えたいですね。」とはSさんのコメント。)
そして1尾をしっかりキャッチした所から釣りはスタート。幸先の良いスタートではありましたが、その間も2回ほど車内に避難を繰り返したのです。

いよいよ空も明るくなってきたぞ、ということで、車を離れて下流へ釣り下ることに相成ったわけですが、程なくしてこの日一番面白かったプールにやってきました。
年末年始は釣り三昧3日目~12月30日秘密のレインボーの川 _e0098148_9185660.jpgゆっくり流れる透明な川底のあちらこちらに動き回る影。10尾以上のレインボーがゆっくりとエサをとったり、追いかけっこしたりしていたのです。やる気満々に見える魚も少なくないようなので、フライをドライにチェンジして挑戦。もう、一部始終が丸見えで、ドキドキの連続でした。

すーっ・・・とフライに近寄ってきて、ジッ!とガン見して引き返していくやつ。
フライの周りで「どうしよっかなー。食べよかなー」とでも言うようにフラフラして、やっぱりやめて引き返していくやつ。やはりドライに積極的にアタックしてくるという日ではなかったので、もう何ともじれったい状況が続きます。
やがてあの手この手で流したフライを「パコンッ!」と音を立てて咥えたやつもいましたが、最初の2回はことごとくすっぽ抜け・・・・。期待感が相当高まっているだけに、これは凹みます。くやしいバラシもありました。

しかしこういう時に限って、全然期待していない時に魚はフライを食べてくれるもの。
もうドライは厳しいということで、大きなインジケーター用エルクヘア・カディスの下にニンフをぶら下げるタンデムに作戦変更したのですが、いきなりその大きなドライフライの方に魚が食いついた時には、驚きました。
インジケーター代わりにドライフライをつけるのは、こういうことがあった時にもちゃんと魚をキャッチできるようにする意味合いもあるのですが、それにしてもそれまでさんざん試行錯誤を繰り返した後ですからね。まったく魚の気持ちとは理解し難いものです。

年末年始は釣り三昧3日目~12月30日秘密のレインボーの川 _e0098148_9344767.jpg釣れる魚は50cm~55cmのコンディション抜群のレインボーですから、フッキングした後は走る、走る。石が大きい河原を、必死に魚を追いかけて、やっとランディングに成功した時には喜びもひとしおなわけです。

その後もドライとニンフで数尾追加。少し離れた所を流れてきたニセモノに、横っ飛びでかじりつくレインボーらしい素直な魚も、もちろんいました。
最後は再び、車の横のプールで1尾キャッチして1日をしめくくりました。

大変な天気の中とは言え、終えてみたらなかなか楽しい1日になった3日目。
これで釣行の前半の日程を終了し、拠点をテ・アナウから国際的リゾートタウンのクイーンズタウンに移すこととなります。

つづく

by nzsanpei | 2010-01-08 09:50 | 釣り日誌 | Comments(0)


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