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Angler's Notes from Southern Alps

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2011年 11月 07日

11月7日 難関Oreti River にやっと行けた

11月7日 難関Oreti River にやっと行けた_e0098148_1755113.jpg


まったく今年の天気は不安定極まりない!
3日前には、地元の我々も驚いていたのですが、1日中雪が降ったのです。11月は晩春~初夏。なのに雪とは、まったくもって呆れてしまいます。
で、当然その前後は荒れた天候続き。
そして今日はというと、最高気温が20℃を突破!
陽射しも手伝って暑いのです。洗濯物も、屋外ですぐ乾きます。
その荒れた天候に加えて、色々とバタバタしていて忙しいものだから、今シーズンはなかなか川に足を向けることができずに、イライラ、イライラ・・・・・。

ということで本日は、晴れたし暖かくなったので、デスクワークは後回しにしてようやく今年初の「Oreti River」へ行ってきました。特大ブラウンで有名な難関ですが、最近は数年前から導入された"ビートシステム"(⇒川を区間に分けて、各区間にその日最初に入った釣り人が優先的に釣りができるようにするシステム。同時にプレッシャーの軽減につながる。)のおかげで、ずいぶんと釣りやすくなりました。

川に到着したのは午後1時。
晴れのち曇り。
気温20℃。
水温10.5℃
これだけなら、とても理想的な条件です。
が、これに「雪代増水」と、この川では当たり前の「強風」が加われば、とても、たいへん、素晴らしく、ワンダフルに、難しい条件になります。笑
ま、いいんですけどね。他にあまり釣り人がいなくなるので。

11月7日 難関Oreti River にやっと行けた_e0098148_1892382.jpgロッドは5番。重たいニンフを使うことも考えると、強風の時は本当は6番でもいいのでしょうが、私は5番。これが好きなんです。
ティペットは4X。私はこれより太いティペットは使いません。5Xだって、70オーバーはちゃんと釣れます。
そりゃ、たまには切られますけど。

ライズもなく、魚たちも底にへばりついているようなので、釣りはほとんどニンフィングになりました。
水に透明感はあるものの、増水していて強い流れなので、タングステン・ビーズのついたニンフを使います。
インジケーターはできるだけ小さく。
強風の時は、インジケーターが風にあおられて狙った所からずいぶん遠くまで飛ばされてしまうので、特に軽めのニンフを使うときなどは、インジケーターをはずしてしまうこともあります。アタリはどう取る?
魚の動きを見て取ります。だから見えてなきゃだめですね。でも濁りの入った水で、それは難しいです。
ということで、強風+増水は、難易度をものすごく上げてくれるのです。あーうれしい・・・。

正味3時間半の釣りで、キャッチできた魚は2尾。このコンディションでは、上々の結果です。

1尾目(上)は、60cmジャストの太いやつ。
瀬の岸寄りの少し流れが緩くなったところでした。
#16のHare&Copperを鼻っ面にもっていったら、少し味見をしてみたくなったようです。
釣り上げてみたら、ほんとうに鼻先にチョン!とフライが引っかかっていました。
あぶない、あぶない。
ということで、今シーズンのOretiの1尾目です。

11月7日 難関Oreti River にやっと行けた_e0098148_1826562.jpg

2尾目はさらにサイズアップして、64cm。
今度は深瀬の中のドロップオフ(急に深くなるところ)の底にへばりつきつつも、エサを追っていました。
フライは、#10のHare's Ear。重たーいフライです。
対岸側から、速い流れを間に挟んだポジションからのアプローチになったので、苦労しました。
で、フッキングしてからはもっと苦労しました。
強いのなんの。
急流に乗ってギュギュギュギュ~~~ン!と走り始めたら、もう止まらない。
こちらもエッチラオッチラ追いかけて、しまいには走って追いかけて、寄せては走られ、寄せては走られを4~5回繰り返したところで、やっとランディング。気がつけば川を100mくらい下っていました。
どうですか?いいブラウンでしょ?

ということで、2匹でもすっかり満足した私です。
難しかっただけに、余計達成感がありましたね。
思えばこれがクイーンズタウン周辺の釣りの一つの醍醐味です。沢山釣れることはあまりないかもしれないけれど、ゲーム性が高くて、1匹の価値がとにかく高い。簡単に釣れる10匹よりも、満足感が高いのです。
玄人好み?と言えばそれはその通りなのかもしれませんが、玄人じゃなくてもちゃんと釣れますからご安心を。

さて今後。
まずは天候が安定してくれることを願いましょう。
そろそろレインボーの顔も見たくなってきました。

by nzsanpei | 2011-11-07 18:55 | 釣り日誌 | Comments(2)
Commented by かぶと虫 at 2011-11-07 22:28 x
両方ともいい面構え&胸鰭でかくて強そうですね!マタウラが濁流の時にオレッティにも行ったのですが、やっぱり濁流で釣りが出来ませんでした。相変わらず良い釣りしてて羨ましいです!
Commented by nzsanpei at 2011-11-08 06:28
>かぶと虫さん
ええもう、めっちゃ強いです。遊泳力が抜群で、時には「レインボーなんじゃない?」というようなダッシュ&ジャンプを見せてくれますから、ドキドキものですよ。難しさを乗り越えるだけの価値がある川ですね。


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