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Angler's Notes from Southern Alps

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2013年 10月 30日

10月29日 Oreti River上流域

10月29日 Oreti River上流域_e0098148_717243.jpg

不安定な天候続き。
雨、風。数日前には雪まで降りました。
おかげさまで、クイーンズタウンの湖は警戒水位を超え、あと30cm上昇すると街中が一部冠水します。

当然のことながら、周辺の川はどこも大増水で、場所によっては牧草地が冠水するほどの状態になっています。雨が止めば強風が吹き、「釣りはしばらくおあずけ。」と、一部の中毒者を除いては誰もが思うはず。

火曜日。
雪が降るほどの低温になると、山の高いところはほぼ全て雪。
ということは、雨ではないので河川の上流部の水位は、雪が解けるまではあがりません。その結果、少しずつ水位が低下してきていました。とは言え、まだ上の写真のような状態。
水位が高く、濁りも強いです。
しかしそれに加えて強風も吹くという最悪の?コンディションになると、釣り場は空きます。

超人気のOreti川上流部もご覧のとおり。
10月29日 Oreti River上流域_e0098148_7241663.jpg駐車場には他に釣り人の車はなし。
こんなこと、こういう状態の時でもなければあり得ません。
私もしばらくぶりに、こんなに誰もいないOreti川の姿を見ました。
まあ、こんな状態なので当たり前といえば当たり前ですが、中毒者だけが得られる小さな優越感。笑

天候:晴れ、曇り、時々雨、強風(要するに、ぐちゃぐちゃ。笑)
気温:13℃
水温:10℃

ちなみに水量は、平水時の4~5倍ありました。
相当な増水状態から引いてきているタイミングで、普段は草原という場所にも水が流れた跡が。
こういう時魚たちはどうしているかというと、別に水が引くのをじっと待っているわけではなく、ちゃんと流れてくるエサを見つけて食べています。いや、もしかすると流下するエサになるものの量は、平水時よりも多いのかも。

狙いは、流れの緩い浅いところ。
普段は魚のいないところや、水のないところになります。
増水によってできたバックウォーターも狙いどころ。
ブラウンはレインボーと比べると流れの遅いところを好むので、そういう場所に増水時は避難するのです。

そういう浅くて比較的流れのゆっくりした所を丁寧に覗いていくと、たま~に見える動く影!
場所によっては、どうってことない分流の水溜りのような場所に何尾も入っているのです。

10月29日 Oreti River上流域_e0098148_735577.jpgご覧ください!
プロポーション抜群の銀ピカの65cm。
コンディションの良さだけでも相当のファイトをすることはお分かり頂けるでしょうが、それが増水中の強い流れに乗って走るので、取り込むまでがまた大仕事。
この写真の魚には、150mくらい走らされました。

こういう魚が、釣り方を間違えなければ増水中でもちゃんと釣れるのです。
そうそう、釣り方はニンフィングが中心。大き目な目立つやつが中心です。たまに黒いウーリーなんかを引いて、岸際のエグレに隠れるやつを狙ってみたりもします。「ドバッ!」と出たりもします。笑

この日は、これと同サイズがもう1匹。
50cmくらいの、この川にしては「小さい」やつも1匹。
バラシが1回。

上出来ですよね。
1匹釣っただけでも価値ある魚たちですし、何せこの条件下でのお話ですから。


ということで、今後は天気予報が外れなければ、もう少しこの天候は続くはず。
しばらくはこんな釣りになる機会が増えそうです。
でも・・・・、最近こういうタフな条件の日が好きになってきたような・・・・。
中毒通り越している?というウワサもちらほら・・・。笑


そうそう。11月に入ります。
いよいよ10月から開かなかったその他のほとんどの河川もオープンです。
レインボーがどっさり釣れる川にも、いよいよ足を運ぼうかな、という感じ。
もちろんご希望とあらば、ご案内しますよ。
11月~12月はベストシーズンの一つ。
ご予約お待ちしています!

by nzsanpei | 2013-10-30 07:48 | 釣り日誌 | Comments(0)


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