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Angler's Notes from Southern Alps

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2015年 01月 04日

明けましておめでとうございます&Sさん釣行1日目

明けましておめでとうございます&Sさん釣行1日目_e0098148_7115331.jpg

皆様、遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
何だかんだとあまりに忙しくて、このブログもなかなかUPできずにおりますが、そこは大目に見てよろしくお付き合いください。

さて、年末年始が終わりました。
ここ数年は悪天候に悩まされてきた年末年始でしたが、今年は比較的穏やかな毎日でした。
12月中旬まで続いた異常低温のため、季節の進行は例年よりも恐らく2週間くらい遅れていて、なかなかに暑い日も少なくはないのですが、まだまだ魚たちが陸生昆虫にターゲットを絞るほどの状況には、まだなっていないようです。そして川は低水位の高水温に。
その日によって、魚たちのやる気の度合いに大きな差があります。

年末年始は、恒例のSさんの釣行です。
5日間にわたって、あちらこちらの川を釣り歩きました。
今回から、そのSさんの釣行レポートです。

Sさんですが、毎年日本の釣りシーズンが終わると、この年末年始のニュージーランド釣行に的を絞って準備をされて来られます。今年で5シーズン目かな?すっかり恒例になりました。
もちろん、すでに次の年末年始の釣行も決まっています。
すっかりこの地域(南島南西部)の釣りの特徴をつかみ、技術的にも、用意してくるフライにも、何の心配も感じない釣りキチです。フライパターンの研究に関しては、ガイドの私の上を行っているくらいです。
これまでも、タフな条件の中でもきっちりと成果を出してきたことが、それを物語ります。なかなかこれくらい気合の入った、かつレベルの高い釣り人には出会えませんね。

〔1日目 テ・アナウ方面の小川〕
日本からの国際線移動~国内線移動と、約24時間の空の移動を終え、さらに車で2時間走ってテ・アナウの宿に15時頃に到着。
そしてその直後から、釣りは始まるのです!

例年向かうのは、テ・アナウからほど近い小川です。
天候:快晴
気温:26℃
水温:24℃!!

明けましておめでとうございます&Sさん釣行1日目_e0098148_734392.jpgこの水温。
マス達にはかなり過酷な温度と言えます。
水生昆虫のハッチもまずありません。
この状況で魚たちにスイッチが入ることは、まずありえないか、相当に難しい。

盛んに捕食を行っている様な魚の姿はほぼ見られず、フライを投げても無視、または警戒して逃げる始末。
1週間ほどの安定した天候に、ちょうどクリスマスの休暇シーズンが重なっていた経緯もあり、プレッシャーも相当だったのでしょう。なかなか魚に口を使わせるのは難しい状況。

そんな中でも、ある流れ込みの深みにニンフを流すと、反応が!
インジケーターに反応が出て合わせるものの、何の手ごたえもなく一度はフライが宙に舞いました。
「あれ?」と言う感じでもう一度。
今度もインジケーターに反応が出て合わせると、しっかりとした魚の感触。
強烈なファイトを繰り広げたその魚は、50cm台半ばのレインボー。
こうして無事に、今シーズン最初の魚を手にすることができました。

その後も日が傾くまで頑張りましたが、他の魚からの反応は得られず。
まずは肩慣らし終了ということで、1日目の釣りは終了です。
翌日から、いよいよ本格的な釣りがスタートです。

つづく

by nzsanpei | 2015-01-04 07:38 | 釣り日誌 | Comments(0)


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