2015年 04月 24日
寒波以後、各地の増水はなかなか収まらないのですが、それでもしだいに落ち着きを取り戻してきました。 日曜日、月曜日は「ルアーでブラウンを釣りたい」というご希望のMさん&Tさんカップルをご案内。 まだまだ増水が強く残る中、粘り強く頑張りました。 マタウラ下流域は透明度は恐らく30cmもないくらいのカフェオレ色。 それでも魚は釣れてしまいます。 しかし、2日間の最も印象的な出来事は、2回。 初めは初日。 濁りの影響の少ない小さな川へ行ったのですが、Tさんのロッドに大物レインボーがヒット! そこから壮絶なファイトを繰り広げます。 数度のジャンプをかわし、幾度とない猛烈ダッシュをかわし、さあそろそろランディング!というところで、最後の疾走。 そのとたんにラインが宙に舞ったのです。涙 見ると、ルアーのフックが折れてしまっているではありませんか! それほど強いラインを使っているわけでもないので、普通はフックが折れるということはありません。たぶんおかしな角度にひねりが入って、テコの原理が働いたか何かで折れたのだとは思います。 それにしても、折れるなんてなかなか聞きませんよ。 いやあ、なかなか凄いバトルでした。 次は2日目の午後。 マタウラ川上流域です。 下流部のカフェオレ色よりは、若干濁りが薄いかな、という程度の状態です。 ちなみに流水量は、平水の約5倍! そこでなんと、いきなりのボコボコライズがスタート! もうまるで、お祭り状態です。 目の前のプールで10匹くらいの大きいマスたちが、あっちでボコボコ、こっちでボコボコ。 こうなると、ルアーは完全に無視されます。 魚はいっぱいいて、やる気も十分なのに、ルアーは無視。 そこで! 全くの予定外ですが、フライロッドを取り出した私。 大急ぎでレクチャー&練習5分。 ちなみにお二人、フライロッドはほぼ手にしたことがありません。 まずMさん。 数メートル先のライズにめがけて、1投、2投・・・、「食った!」 そして見事にランディングしたのが、この立派なブラウンです。 57cm。 人生初のフライフィッシングで、いきなりこの魚。 すっばらしいです! 次はTさん。 やっぱりレクチャー&練習5分。 1投、2投・・・、「食った!」 が、そこからどうして良いかわからずに、逃げられてしまいます。 さらに次のライズ。 1投、2投・・・、「食った!」 連続ヒットで、こちらは合わせも決まり、無事にランディング。 これまた人生初のフライフィッシングで、ライズをゲット! 写真? 魚が「すこし小さめ」で、Tさん苦笑いなので、Tさんの名誉のために割愛!笑 と言う感じで、忘れられない思い出を胸に、お二人ご帰国されました。 次はフライロッドで?お越しください! で、その後。 やはりまだまだ増水は続いているものの、水の透明度はだいぶ回復してきた木曜日の午後、ライズを狙いに行ってきました。 結果は、素晴らしいです。 上のお二人の時ほどの集中ライズには出会わなかったものの、メイフライのハッチが始まったらあちこちでライズはあります。 フィーディング・レーンは狭いので、しっかり狙い通りのキャスティングが必要ですが、それさえできれば何も問題なし。 45~58cmの、とにかくコンディションの良い、暴れまくるブラウンを、数時間で15匹ほども釣ってきました。 そしてこの時期、イブニングも面白いので、暗くなるまで待ってさらに数匹。 ということで、マタウラ川は上流~下流まで、ただ今絶好調です!
by nzsanpei
| 2015-04-24 10:07
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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