2006年 11月 23日
河原に立つと、一面がまるでルピナスの花の絨毯。甘い香りが周囲に立ち込めて、なんだかよくある天国のイメージに近いような・・・。こんな所で釣りができる自分は、本当に幸せ者だと思います。 ただ、手放しでこの風景を喜ぶわけにもいかないのです。このルピナスは、人の手によってニュージーランドに持ち込まれた立派な外来種。河原一面を覆い尽くすほどの繁殖力の強さで、ニュージーランドの本来の生態系を壊していく「ペスト」でもあるのです。魚で言えば、日本のブラックバスのように扱われている存在で、実際国立公園内などでは駆除の対象になっています。厳しく外来の動植物の侵入を拒んでいるこの国ですら、このような問題はあちらこちらにあるのです。ディディモだけではありません。(ディディモについては過去の記事をご参照ください) とは言え、すっかりこの季節の風物詩になったこのルピナスの風景。よくないもの、と切って捨てることはなかなか出来なくなりました。きれいですよ、実際。どこかのルピナス畑ではありません、念のため。川筋一面に自生しています。 釣り? ほんの1時間くらいロッドを振ってみました。雨と雪解けの影響で川は真っ白に濁っていましたが、50cmくらいのレインボーとブラウンがそれぞれ1尾ずつ、ルピナスの河原を元気に飛び跳ねてくれました。
by nzsanpei
| 2006-11-23 18:35
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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