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Angler's Notes from Southern Alps

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2006年 11月 23日

11月22日その2 ルピナスの花咲く川辺で

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晴天の湖からの帰り道、この時期一面のルピナスに河原が覆い尽くされる川を訪ねました。
河原に立つと、一面がまるでルピナスの花の絨毯。甘い香りが周囲に立ち込めて、なんだかよくある天国のイメージに近いような・・・。こんな所で釣りができる自分は、本当に幸せ者だと思います。

ただ、手放しでこの風景を喜ぶわけにもいかないのです。このルピナスは、人の手によってニュージーランドに持ち込まれた立派な外来種。河原一面を覆い尽くすほどの繁殖力の強さで、ニュージーランドの本来の生態系を壊していく「ペスト」でもあるのです。魚で言えば、日本のブラックバスのように扱われている存在で、実際国立公園内などでは駆除の対象になっています。厳しく外来の動植物の侵入を拒んでいるこの国ですら、このような問題はあちらこちらにあるのです。ディディモだけではありません。(ディディモについては過去の記事をご参照ください)

とは言え、すっかりこの季節の風物詩になったこのルピナスの風景。よくないもの、と切って捨てることはなかなか出来なくなりました。きれいですよ、実際。どこかのルピナス畑ではありません、念のため。川筋一面に自生しています。

釣り?
ほんの1時間くらいロッドを振ってみました。雨と雪解けの影響で川は真っ白に濁っていましたが、50cmくらいのレインボーとブラウンがそれぞれ1尾ずつ、ルピナスの河原を元気に飛び跳ねてくれました。

by nzsanpei | 2006-11-23 18:35 | 釣り日誌 | Comments(0)


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