2007年 05月 23日
生み出した時間と、天気がやっと一致した火曜日の午後、やっとの思い出家を這い出て、12月に今シーズン最大の72cmをゲットした、クイーンズタウンの近くのあの小川へ行ってきました。 無風、薄曇りの悪くはない条件。 川を覗き込むと、産卵を終えて役目を果たしたサーモン(湖沼型)の死骸があちこちに見え、時にはボロボロになってもまだ泳ぎ続ける個体もそこかしこに。 季節は確実に巡っていて、生き物たちはちゃんと命の循環を続けていることに、何だか少し満足しながら、枯れ野原を進んでいったのです。 魚は実に多くて、一見釣りやすそうに見えてもそうは行かないのがこの時期のこの川の釣り。 とにかく釣り人が多い川。夏の間釣り人たちに厳しい教育を受けてきた鱒たちをまんまとハリにかけるのは、なかなか大変なのです。 メイフライがハッチしていても、ライズはゼロ。それどころか、水面を流下してくるメイフライのイミテーションを見つけるや否や逃げ出す始末で、一筋縄ではいかない状況でした。 そうして、やっとのことで釣り上げたのが、この45cmくらいのかわいいブラウン。しっかりと沈めたビーズヘッドのニンフを咥えてくれました。 まずは一安心。 「いったい、どんなフライがいいんだろう?この川のパターンには合っているはずなんだけど・・・。」と頭を悩ませていると、ひらめきました! そう、タマゴちゃんたちです! 川には産卵を終えたサーモンがたくさん。ということは、卵もたくさんです。これまでこの川でタマゴ(グロ・バグ)が効いたためしはなかったのでつい軽視していましたが、試す価値は十分。 ということで、ペアリングを意識したブラウンたちにさっそくタマゴをキャストすると、これが見事に的中でした。 まずは57cmの鼻曲がりのブラウンが。 そしてお次は左のコンディション抜群のブラウンが見事にタマゴを咥えてくれたのです。 ちなみに左のコレ、サイズは62cm! これですっかり満足したら、いつの間にか時間は午後5時。あたりは薄暗くなってきていました。 今シーズンの釣りは、これで終わりかなあ・・・?なんて考えながら、すっかり寒くなった河原をとぼとぼ歩いて帰ってきた、楽しい午後のひと時でした。 しかし今シーズンの釣りは・・・、と、振り返るのは少し早いか。
by nzsanpei
| 2007-05-23 14:37
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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