2007年 07月 28日
尻別川への釣行の際に、一つだけ残念だったことがコレ。 ちょっとピントが合っていなくてすいません。 これは、コウモリです。 北海道にも、ちゃんとコウモリがいるんです。 でも、このコウモリ。かわいそうな、釣り人の犠牲者です。 多分誰かが、川に張り出した枝に、誤ってラインを引っ掛けたんでしょう。 回収不可能で、仕方がなくラインをカット。 結果、フライが枝からふわふわとぶら下がることに・・・・。 コウモリには、フライが空飛ぶ虫に見えたに違いありません。 後は魚釣りと同じ。 美味しいご馳走にありついたと思ったら、フライだったわけです。 口に刺さったハリは、もがいてももがいても抜けることはなく、やがて力尽きてこんな姿に・・・・。 これと同じ光景は、以前にもやはり尻別川の上流部で見かけたことがありましたが、また出くわすことになるとは、思っても見ませんでした。 釣り人が悪い、と言っているわけではありません。 仕方なくラインをカットしなければいけなかったのだと思いますし、回収はきっと危険な状態だったのでしょう。 後からやって来た釣り人が見かけたときには、すでにこの状態だったのかもしれません。 でも一つだけいえる事実は、釣り人の手によって貴重な野生動物が死んでしまうことがある、ということです。 日本でも、ニュージーランドでも、その他の外国でもそれは同じこと。 釣り糸が絡みつき、身動きが取れなくなった鳥の姿は、誰でも写真やテレビの映像でくらいは見かけたことがあるはず。 一人一人が自然環境に与えるインパクトをしっかりと認識して行動しなければ、今ニュージーランドが頭を悩ませている「ディディモ」の問題のように、生態系を揺るがすような「惨事」を招くことにもなりかねないのです。 釣り人の皆さん、お互いに頑張りましょう。 ごみを拾う、釣り糸を回収する、マナーを守る・・・・etc. 1尾の魚、1羽の鳥、1匹のコウモリの命は、そんな基本的なことで守ることが出来るのかもしれません。 自然に歓迎される釣り人に、なりたいものです。
by nzsanpei
| 2007-07-28 09:54
| 釣りあれこれ
|
Comments(0)
|
アバウト
ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
カテゴリ
ウェブサイト
ゆめらんどNZ.com
ニュージーランドでぜひ釣りをしてみたい、と思ったあなた!個人旅行をしてみたいあなたも!色々なわがままが叶う、完全オーダーメード制、現地のプロのツアー会社です。お問い合わせはどうぞお気軽に! 以前の記事
2021年 04月 2021年 02月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 07月 2020年 05月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 more... 最新のコメント
最新のトラックバック
検索
フォロー中のブログ
外部リンク
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||