2009年 02月 02日
1月最後の日は、ニュージーランドに3週間も滞在、というKさんをご案内して、テ・アナウ方面へ約半日の釣りにでかけました。 実はKさんは、2週間前にも1日ご案内差し上げたのですが、その日は散々だったんです。 良型をフッキングしたと思ったら、ラインブレイク。 その後も魚の姿はたくさんあるものの、すっぽ抜けが続いたり、やけに神経質な魚たちに手を焼いたりで、結局ノーフィッシュに終わってしまったのでした。 運も味方しなかった、ということなのかもしれませんが、お上手な方だけに、ガイドとしてはとても悔やまれる結果だったんです。 だから31日の釣りは、リベンジです! 釣り場に到着して、準備が整ったのが正午。 気温は20℃ほどで、あいにくのドヨ~ンとした曇り空から時折雨が落ちるお天気。天気予報はバリバリの晴れだったというのに、まったく・・・・。 先に川に入っていたアメリカ人のおじさんと川の割り当ての相談をして、まずは上流のその割り当て区間までおじさんの邪魔をしないように歩いた所から、釣り開始です。 ターゲットは、レインボー。 この日の釣りは、ドライ・オンリー。しかも比較的大きなドライばかり。 それをサイトで狙っていくのですが、何せ曇り空で、水中を見通すには最悪のコンディション。予想よりも少し効率の悪い釣りを強いられたのは、仕方のない所でしょうか。ま、仕方がありません。 魚は通常よりやや反応が鈍いものの(多分、時折振る雨のせい)、水量のまとまった所にはコンスタントに姿があり、絶え間なく楽しませてくれました。 しかしKさん、お上手です。 写真の1尾は、早い流れ込みの流芯の向こう側の巻き返しから引っ張り出しました。 魚のいそうな所の(魚は見えていなかったので)1mくらい上流に、上流側にリーチを入れながらポトンとフライを落とし、魚の目の前あたりでぎりぎりドラッグが掛かり始めたかな?という時に「バシャン!」。その後のやりとりも、特に慌てるでもなく2度、3度繰り返すジャンプもやり過ごして、難なくランディング。53cmありました。 この日一番印象深かったシーンは、大きなプールの頭でのこと。 数尾いる魚たちを狙ってキャストを続けるものの、流れが複雑でとにかく難しい。 あきらめずに、ラインに十分スラックを作って上流側から送り込むように流れに入れ、魚の近くでツツツーッ・・・とフライを引っぱった瞬間に、いきなり大きな頭がグワッ!と出てきてフライをくわえたんです。まさに目の前。Kさんの足元から2mくらいの至近距離でした。 残念ながらフッキングに成功しませんでしたが、「自分に向かって口をひろげて、ガバッ!」は、そりゃなかなかショッキングなシーンでした。 ということで、リベンジの半日でしたが、何とかご満足頂けたようです。ホッ・・・。 しかし、最近自分の釣りには全然行けません。 デスクワークに追われる毎日で、フラストレーションが溜まる日々。 ハァ~~~~、いつになったら脱出できることやら。
by nzsanpei
| 2009-02-02 09:25
| 釣り日誌
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ニュージーランドは南島、クイーンズタウン在住のフィッシング・ガイドの気ままな釣り日誌。NZのフライフィッシングって、こんな感じです!?コメントお待ちしています! by nzsanpei カレンダー
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