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Angler's Notes from Southern Alps

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2009年 03月 16日

3月14日 徒労とまでは言いませんが・・・

3月14日 徒労とまでは言いませんが・・・_e0098148_17144843.jpg快晴・無風の午後。
先日も行った山間の湖から流れ出る川へ、今度こそちゃーんと川を探るべく、出かけました。思えば先日は、湖の魚影の濃さに道を阻まれ、川にたどり着く前にゲームオーバーとなったのでした。(詳しくは、2つ前の記事をご覧下さい)

2回目のこの日は新たなアクセスポイントも見つけて、湖のアウトレットに車を横付け。
さあ、川へ!と思ったものの、やっぱり湖の魚たちが気になって、まずは湖へ(笑)。

まあしかし、ご覧下さい。なんと美しい湖でしょうか。ちなみにここは、思いっきり世界自然遺産に指定される国立公園内です。無風でまっ平らになった湖面には周囲の氷河を抱いた山々が映し出され、ちょっと現実離れをした光景を見せてくれていました。少し車を走らせれば、こういう景色には事欠かないのが、クイーンズタウンという場所に住んでいることの醍醐味です。

3月14日 徒労とまでは言いませんが・・・_e0098148_17264360.jpg魚は、相変わらずたくさん。そして屈託のない、素直でウブな良い子たちです。(笑)
遠浅の水中にクルージングしている魚を見つけると、素早く魚の進行方向2~3mの所にフライをキャスト。たいていの場合は、何の疑いもなく寄ってきて、フライを「パコン!」と咥えてくれます。
で、フッキング後は、それほど大きくもないやつでさえ、バッキング近くまでラインを引きずり出して、元気に大暴れ。コンディションも抜群。みんな、いい体つきしてます。平均サイズは、45cmほどでしょうか。あ、ちなみに、ここは全部ブラウンです。
まあそんなこんなで、ものの1時間ほどで、6尾をキャッチするに至りました。


湖の魚とひとしきり遊んだ後は、いよいよその川へ。
まずは、下の湖までひたすら歩きます。そこから釣りあがってくる作戦。(二つの湖の間を流れる川です。)
これが、ものすご~~~く大変でした。
釣り人はほとんどこないので、踏み跡なんてありません。しかも半湿地帯の草原でした。
もう、ボッコボッコのグチョグチョ。めちゃくちゃ大変な道のりで、とにかく体力を消耗します。ピーカンの晴天も手伝って、もう汗だく。たかだか1時間少々の道のりでしたが、下の湖に到着した頃には、もうフラフラでした。

3月14日 徒労とまでは言いませんが・・・_e0098148_17341483.jpgで、川はこんな感じです。川幅はそれほど広くないものの、深く、流速があります。水面はたいていの場合フラットで、川底にはバイカモが揺れる、スプリング・クリークのような様相。釣りは、難しそうです。

魚はというと、期待したほど沢山はいないようでした。あるいは、晴天の日中だからだったのでしょうか?
そして、えらく神経質で、これがあの湖の素直な魚たちとそれほど離れていない所に住んでいる魚たちなのか、と不思議に思うほどの神経質さでした。
たいていの場合、魚を見つけ、キャスティングを始めたあたりでこちらの気配を察し、サッと身を隠してしまいます。フライを水面に落とすことに成功したとしても、フライを見て逃げる始末。
はっきり言って、手も足も出ませんでした。
結局、1バラシ、1すっぽ抜け、という結果に。魚は湖よりどれも大きくて、中には相当の大物もいたんですけどね。釣れなきゃ仕方がありません。
(あんなに大変な思いをして歩いたのに・・・・・。)

まあ、徒労とは言いません。
結果的には、難しい川です。魚もそれほど多くはありません。
しかし、可能性は見出せた気がします。時期にはきっとそれなりにいい釣りができるはず。しかも、一発大物狙いの川でしょう。
それがわかっただけでも、まずは収穫としておこうと思います。
いつかここのトロフィー・ブラウン、お見せします。

by nzsanpei | 2009-03-16 17:49 | 釣り日誌 | Comments(0)


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